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【準備】<br /> 去年のカナダは良かった。今年も自然を楽しみたい。自然により近くで接するためキャンプをしよう。場所は・・・アラスカなんてどうだろう。ザ・ラスト・フロンティアと呼ばれているのでまだまだ自然が残っているだろう。様々な野生動物にも会える気がする。クルーズだと海の動物にも会えそうだ。また日本人があまり行ってないというのもいい点だ。<br /><br /> それかアメリカ本土で国立公園巡りというのも魅力的だ。ヨセミテ、セコイア、グランドキャニオンなどを廻るのもおもしろいだろう。しかし一度行ったことがあるからなぁ。まあそのときはキャンプなどせずただ見ただけだったが。キャンプをしてトレイルを歩けばまた違った印象を持つだろう。<br /><br /> できればアラスカの方がいいと付け加えた上で、この二案をヨメさんに示すと、基本的にアラスカでOKだがセコイアの大きな木を見てみたいという。ならばアラスカとセコイアの2本立てで行こうということにまとまる。ついでにロサンゼルスに行くのならテーマパークも行きたいというのでディズニーランドかユニバーサル・スタジオを選んでもらう。前者は東京にもあるということで後者に決定。日数はアラスカ7日、ロサンゼルス5日。時間を有効に使うためアラスカからロスに飛ぶときは、機中泊ということにする。宿泊費も浮くことだし。<br /><br /> $500のクーポンがあるので(オーバーブッキングであぶれた見返り)NWに直接予約する。まずはNWでシアトルまで飛んで、そこからアラスカ航空でアンカレジへ。そしてアラスカ航空でアンカレジからロス。帰りはNWでロスから関空へ。NWはPEX料金で162,500円。アラスカ航空は片道だけだと$300ドル以上するのだが、不思議なことに航空券二枚買うと一枚あたり$169になる制度があるらしい。それを利用して税込み$347.3。結局エア代はクーポンを利用して149,130円となった。<br /><br /> 次に手配したのがレンタカー。シーズンには予約をしていないと借りれないこともあるようなので2ヶ月以上も前に動く。昨年カナダに行ったとき、キャンピングカーで回っている人を多く見かけたので今年はキャンピングカーだ。そこでネットでキャンピングカーのレンタルを調べてみたのだが、高い。安くても一日あたり保険込みで$120。一週間借りれば$840。これはいくらなんでも高すぎる。仕方がないので普通車を借りることにする。<br /><br /> アラスカの方はハーツ、バジェット、ナショナルと調べたが、一番安いのがナショナル。しかも日本レンタカーと提携しているので、そこを通せばもう少し安くなるようだ。それでインターミディエット一週間レンタルで$180。(しかし保険が高く(LDW $14.99x7, SLI $8.95x7, PAIは未加入)、結局は$366.13。)<br /><br /> ロサンゼルスの方は出発の1週間前に予約。こちらはダラーが圧倒的に安い。しかもネット予約では1クラスアップグレードのキャンペーンもしている。インターミディエットの値段でフルサイズの車が借りられるようだ。早速ネットで予約する。住所やカード番号も入れることなくすんなり予約が完了してしまった。シンプルでいいけどちょっと不安だ。こちらは一日あたりなんと$22。(保険・ガソリン込みのトータルでは実質4日で$215.84。こちらも保険が高い。しかし日本の旅行代理店を通すよりもずいぶん安く済んだことになる。)<br /><br /> そしてキャンプ場の予約。アラスカのデナリ国立公園のキャンプ場は予約する必要があると「歩き方」には書いてある。ホームページからFAX用紙を取り出して、必要事項を記入する。第一希望は一番奥のワンダーレイク。それで送信すると、翌日23日までいっぱいとの返事。仕方なく次は自家用車で行ける一番奥のキャンプ場サベィジ・リバーを希望する。これも翌日無理との返事。そこで次は入り口のライリー・クリーク。ここはサイト数も100あるので大丈夫だろう。翌日OKの返事。それにしても手間がかかった。ネットで予約状況が確認できたうえで予約もできればいいのに。<br /><br /> あとはアラスカ初日の宿だ。いくらなんでも初日からキャンプはきついだろう。しかしホテルは高い。モーテルやB&Bも数が少ない上、比較的高い。その中で$50のモーテルとB&Bを一つずつ見つけることができた。ヨメさんにどちらがいいか尋ねたところ、即座にB&Bとの答え。早速メールで申し込む。このときすでに出発まで一週間を切っている。ぎりぎりなので空きがないかとも思っていたが、翌日にはOKの返事。これで一安心。他の宿は何とかなるだろう。どうせほとんどキャンプする予定だし。<br /><br /> 他に準備するものはキャンプ用品だ。テントは比較的コンパクトなので持っていくとして、寝袋はかさばるので向こうで購入しよう。ロールマットもかさばるので向こうで買うことにする。日本のように安いのがあるだろう。アラスカからロスに飛ぶとき荷物になるので捨ててもいいくらいだ。ストーブもカートリッジを向こうで入手できないかもしれないので現地調達だ。ランプもそうなるか。ただ電池式ライトを二つ持っていくのでなしでもいいぐらいだろう。クーラーボックスもかさばるので向こうで。要するにテント以外はすべて現地調達ということになる。買い物に時間がかかるかな。<br /><br /> 食器ぐらいは持っていこうと用意するが、鍋が大きくかさばる。コンパクトにまとまるものをアウトドア用品店に買いに行くが、料理大臣であるよめさんのお気に召すものがない。大きさがいまいちらしい。結局その日は買うのをやめる。数日後、ヨメさんがいいものがあったと言って買ってきたものを見せてくれた。普通の柄つきの鍋が二つとコンパクトなまな板。。。どういいんだ?聞くと100円ショップでゲットしたそうだ。それは安くあげたなぁ。向こうで捨てて帰ることもできるし。<br /><br /> スーツケース2個に荷物を積めるが、1個はほとんどからになった。まあ向こうでいろいろ買うからいいんだけど。荷物の大半が着替えとトレッキングシューズ。冬物を持っていくので場所をとる。スーツケースは出発の2日前に宅急便で関空に送る。これであとは手荷物だけだ。これは出発当日でも何とかなるか。<br /><br />【1日目】<br />(前日に神戸で遊んで梅田のビジネスホテル泊)<br /> 朝はゆっくり起きる。昨日コンビニで買った朝食を取り、10時半頃チェックアウト。GARE大阪に行くが、まだ開いていない。11時オープンは遅いんでないかい。しばらく待って入る。よめさんのリュックがみずぼらしかったので新しいのを買うことにする。数店まわった後、ティンバーランドで購入。昼食は地下のマツモトキヨシの向かいにあるカレー屋でなすとトマトのカレーを食べる。量は少ないが、味は良い。そしてJRで関空へ。<br /><br /> 2時過ぎ関空着。まずはあらかじめ送っておいたスーツケースを受け取る。そして自分たちの便の時刻を確認すると出発が10分早まっている。昨年も同じ便で早まったか遅くなったかしたなぁ。チェックイン、出国審査を済ませ時間をつぶす。<br /><br /> そして飛行機内へ。DC10は小さい。またこの機は年季が入っているようでぼろい。悲しくなってくる。そしていよいよ出発。<br /><br /> 機内では食べるか、寝てるか、映画を見ているかだった。食事はまあまあ。映画は「ハリケーン」と「マイ・ドッグ・スキップ」。前者は二つ星半、後者は一つ星半。いまいちだった。寝るのはかなりきつかった。席は狭いし、体を伸ばすことはできないし、エンジン音がやかましいわでとてもぐっすりとは寝れなかった。眠いままシアトル着。<br /><br /> アンカレジ行きに乗り換えるためターミナルを移動する。しばらく時間があるので雑誌を購入する。チェックインを済ませ、時間つぶし。いよいよ搭乗だが、ゲートの案内板が故障しているため違う便が出ている。紛らわしい。アナウンスを聞いてようやくわかった。<br /><br /> 飛行機は737。片側3列。ほぼ満席である。離陸後しばらくして昼食。機内食ばかり食べてる気がする。食後またうとうとする。アナウンスで目が覚める。氷河の上を飛んでいるらしい。外を見ると氷河のフィヨルドが見える。そのうち緑の混じった褐色の大地が見えてきたが木は見あたらない。高度を下げ、川か湾の近くを飛ぶが、茶色に濁っている。そしてアンカレジ空港着。<br /><br /> 荷物を取り、予約してあったレンタカーのカウンターへ。手続きを済ませ、キーをもらい駐車場に向かう。そこにあった車は昨年カナダで借りた車と同じポンティアックのグランダムだった。だがこちらは4ドアなので使い勝手はいいだろう。<br /><br /> 車に乗りさっそくアンカレジ市内のB&Bに向かう。交通量は多くもなく少なくもなく走りにくいこともない。しかしウィンカーを出すときは気を付けておかないとワイパーを動かしてしまう。これだけは慣れない。簡素な地図とB&Bから送られてきた指示を頼りになんとか着く。市街地を横断しなければならなかったのだがあっと言う間に着いてしまった。なんと小さな街なんだ。<br /><br /> ポストに封筒が2通貼ってある。一つにはうちらの名前が書いてある。その中に部屋への入り方、バスルームの使い方、冷蔵庫に朝食があること、翌日のキーの返し方などの指示がある。どうもここはB&Bといっても全然ホストの顔を見ることがないようだ。こんなB&Bもあるんだな。<br /><br /> 荷物を持って部屋に入る。一番安い部屋なので半地下の小さな部屋である。向かいにバスルームがあり、それはこの部屋専用のようだ。テレビはある。もちろん電話はない。冷蔵庫にはパンとジュース、果物があり、これが朝食である。B&Bなので温かい朝食を期待していたのに。少し休んでから買い出しに出かける。<br /><br /> まずはキャンプ用品である。テントだけ持ってきているので、そのほかのものは現地調達になる。R.E.I.という店がいいと「地球の歩き方」にあったので、そこに行ってみる。メインの寝袋を見るが高い。安物で済ませようと思っていたのだが、良いものしか置いていない。しかもマミー型のみ。できれば連結できる封筒型の方が布団ぽくってゆっくり寝られていいのだが。<br /><br /> ロールマットも高い。日本のように500円くらいであると思っていたのだが、安いもので$15。ただ外観は高級そうではある。ストーブ、ランタンも見るが特に安いと言うわけではない。日本と同じくらいである。カートリッジ式のものが手に入りにくいと「歩き方」には書いてあったが、日本でもよく売っている水色のやつがある。これだと日本でも使えるのでこれに対応するストーブを買うことになるだろう。しかしここでは何も買わずに店を出る。もっと安いところがあるはずだ。<br /><br /> 近くに二軒さほど大きくはないアウトドア用品の店があったので行ってみるが、これらも寝袋は高い。しかもマミー型のみ。封筒型はメジャーではないのか。<br /><br /> 次に行ったのが、Sports Authority。郊外型の大規模店舗が並ぶ一角にある。ここは広い。しかも安い。品揃えもある。特にコールマンのものが充実している。先ほどの店より数段いいじゃないか。寝袋も十数種類あり、$20弱の安いものから$100越える高いものまで、また種類もマミー型、封筒型とある。これだけあると逆にどれにするか迷ってしまう。<br /><br /> 実際アラスカの夜はどれくらい冷えるのだろうか。各寝袋には何度まで対応と謳っているが、華氏なのでわかりにくい。数少ない両方表示してあるものを見ると、華氏40度が摂氏4度、華氏30度が摂氏マイナス2度とある。それ以下を表示してある寝袋が結構あるということはやはり寒いということだろうか。店員に尋ねると、華氏30度まで対応のマミー型を勧められた。価格は$70弱。ちょっと予算オーバー。それで結局はコールマンの華氏40度まで対応の封筒型$40を2個購入。<br /><br /> ストーブもコールマンのものがほとんどでガソリンとプロパン対応ものもが多い。カートリッジ式のものは例の水色のものがひとつだけあるが、これは R.E.I.の方が安い。ロールマットも安いものは売り切れで高いものしかない。明日もう一度R.E.I.行こう。<br /><br /> 支払いをカードで済ませようとすると、当然サインを求められる。この店のおもしろいところはレジ横の液晶ディスプレイ上にタッチペンでサインを書くという点だ。レジの人に「おもしろいね。」と言うと、「私も最初は戸惑っていたのよ。」という答え。かなり珍しいシステムのようだ。(実際、この後何度もカードを使用したが、同様のシステムを導入しているところはなかった。)<br /><br /> 店を出るともう9時前。腹が減った。近くにタコベルの看板が見えるのでそこで済ませることにする。店に入り、注文してカードで払おうとしたら使えないと言われる。全然キャッシュを持っていなかったので断りを入れて店を出る。ファーストフードでも大抵は使えるのだが。<br /><br /> まあ確かに全然現金を持っていないのも不便なので銀行を探す。するといい具合に近くにあったのでそこのATMでおろす。さすがにまた同じタコベルには行きづらいので少し車を走らせる。そうするとこれまたうまい具合にファーストフードの集まっているところに出る。リベンジでまたタコベルに入る。<br /><br /> セットを頼み、現金で支払う。この店舗はカードも使えたようだが。久しぶりにタコを味わう。おいしい。日本でも店舗を展開すれば売れると思うのになぁ。<br /><br /> この時点で時間は9時半。さすがにもう夕方のようだがまだまだ明るい。一体日の入りは何時なんだ。<br /><br /> 店を出ると寒い。先ほど雨が降ったせいもあるのだろうが、むちゃくちゃ寒い。Tシャツにシャツだけでは耐えれない。まあすぐ車に乗るからいいけど。<br /><br /> 暗くならないうちにB&Bに戻る。10時着。疲れた。日本時間だともう朝になるからなぁ。明日からの準備となる荷物の整理をすると日誌を書く元気もなくベッドに横になる。<br />

初めての海外キャンプ in アラスカ 【準備~1日目】

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2000/08/14 - 2000/08/26

430位(同エリア497件中)

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arch

archさん

【準備】
 去年のカナダは良かった。今年も自然を楽しみたい。自然により近くで接するためキャンプをしよう。場所は・・・アラスカなんてどうだろう。ザ・ラスト・フロンティアと呼ばれているのでまだまだ自然が残っているだろう。様々な野生動物にも会える気がする。クルーズだと海の動物にも会えそうだ。また日本人があまり行ってないというのもいい点だ。

 それかアメリカ本土で国立公園巡りというのも魅力的だ。ヨセミテ、セコイア、グランドキャニオンなどを廻るのもおもしろいだろう。しかし一度行ったことがあるからなぁ。まあそのときはキャンプなどせずただ見ただけだったが。キャンプをしてトレイルを歩けばまた違った印象を持つだろう。

 できればアラスカの方がいいと付け加えた上で、この二案をヨメさんに示すと、基本的にアラスカでOKだがセコイアの大きな木を見てみたいという。ならばアラスカとセコイアの2本立てで行こうということにまとまる。ついでにロサンゼルスに行くのならテーマパークも行きたいというのでディズニーランドかユニバーサル・スタジオを選んでもらう。前者は東京にもあるということで後者に決定。日数はアラスカ7日、ロサンゼルス5日。時間を有効に使うためアラスカからロスに飛ぶときは、機中泊ということにする。宿泊費も浮くことだし。

 $500のクーポンがあるので(オーバーブッキングであぶれた見返り)NWに直接予約する。まずはNWでシアトルまで飛んで、そこからアラスカ航空でアンカレジへ。そしてアラスカ航空でアンカレジからロス。帰りはNWでロスから関空へ。NWはPEX料金で162,500円。アラスカ航空は片道だけだと$300ドル以上するのだが、不思議なことに航空券二枚買うと一枚あたり$169になる制度があるらしい。それを利用して税込み$347.3。結局エア代はクーポンを利用して149,130円となった。

 次に手配したのがレンタカー。シーズンには予約をしていないと借りれないこともあるようなので2ヶ月以上も前に動く。昨年カナダに行ったとき、キャンピングカーで回っている人を多く見かけたので今年はキャンピングカーだ。そこでネットでキャンピングカーのレンタルを調べてみたのだが、高い。安くても一日あたり保険込みで$120。一週間借りれば$840。これはいくらなんでも高すぎる。仕方がないので普通車を借りることにする。

 アラスカの方はハーツ、バジェット、ナショナルと調べたが、一番安いのがナショナル。しかも日本レンタカーと提携しているので、そこを通せばもう少し安くなるようだ。それでインターミディエット一週間レンタルで$180。(しかし保険が高く(LDW $14.99x7, SLI $8.95x7, PAIは未加入)、結局は$366.13。)

 ロサンゼルスの方は出発の1週間前に予約。こちらはダラーが圧倒的に安い。しかもネット予約では1クラスアップグレードのキャンペーンもしている。インターミディエットの値段でフルサイズの車が借りられるようだ。早速ネットで予約する。住所やカード番号も入れることなくすんなり予約が完了してしまった。シンプルでいいけどちょっと不安だ。こちらは一日あたりなんと$22。(保険・ガソリン込みのトータルでは実質4日で$215.84。こちらも保険が高い。しかし日本の旅行代理店を通すよりもずいぶん安く済んだことになる。)

 そしてキャンプ場の予約。アラスカのデナリ国立公園のキャンプ場は予約する必要があると「歩き方」には書いてある。ホームページからFAX用紙を取り出して、必要事項を記入する。第一希望は一番奥のワンダーレイク。それで送信すると、翌日23日までいっぱいとの返事。仕方なく次は自家用車で行ける一番奥のキャンプ場サベィジ・リバーを希望する。これも翌日無理との返事。そこで次は入り口のライリー・クリーク。ここはサイト数も100あるので大丈夫だろう。翌日OKの返事。それにしても手間がかかった。ネットで予約状況が確認できたうえで予約もできればいいのに。

 あとはアラスカ初日の宿だ。いくらなんでも初日からキャンプはきついだろう。しかしホテルは高い。モーテルやB&Bも数が少ない上、比較的高い。その中で$50のモーテルとB&Bを一つずつ見つけることができた。ヨメさんにどちらがいいか尋ねたところ、即座にB&Bとの答え。早速メールで申し込む。このときすでに出発まで一週間を切っている。ぎりぎりなので空きがないかとも思っていたが、翌日にはOKの返事。これで一安心。他の宿は何とかなるだろう。どうせほとんどキャンプする予定だし。

 他に準備するものはキャンプ用品だ。テントは比較的コンパクトなので持っていくとして、寝袋はかさばるので向こうで購入しよう。ロールマットもかさばるので向こうで買うことにする。日本のように安いのがあるだろう。アラスカからロスに飛ぶとき荷物になるので捨ててもいいくらいだ。ストーブもカートリッジを向こうで入手できないかもしれないので現地調達だ。ランプもそうなるか。ただ電池式ライトを二つ持っていくのでなしでもいいぐらいだろう。クーラーボックスもかさばるので向こうで。要するにテント以外はすべて現地調達ということになる。買い物に時間がかかるかな。

 食器ぐらいは持っていこうと用意するが、鍋が大きくかさばる。コンパクトにまとまるものをアウトドア用品店に買いに行くが、料理大臣であるよめさんのお気に召すものがない。大きさがいまいちらしい。結局その日は買うのをやめる。数日後、ヨメさんがいいものがあったと言って買ってきたものを見せてくれた。普通の柄つきの鍋が二つとコンパクトなまな板。。。どういいんだ?聞くと100円ショップでゲットしたそうだ。それは安くあげたなぁ。向こうで捨てて帰ることもできるし。

 スーツケース2個に荷物を積めるが、1個はほとんどからになった。まあ向こうでいろいろ買うからいいんだけど。荷物の大半が着替えとトレッキングシューズ。冬物を持っていくので場所をとる。スーツケースは出発の2日前に宅急便で関空に送る。これであとは手荷物だけだ。これは出発当日でも何とかなるか。

【1日目】
(前日に神戸で遊んで梅田のビジネスホテル泊)
 朝はゆっくり起きる。昨日コンビニで買った朝食を取り、10時半頃チェックアウト。GARE大阪に行くが、まだ開いていない。11時オープンは遅いんでないかい。しばらく待って入る。よめさんのリュックがみずぼらしかったので新しいのを買うことにする。数店まわった後、ティンバーランドで購入。昼食は地下のマツモトキヨシの向かいにあるカレー屋でなすとトマトのカレーを食べる。量は少ないが、味は良い。そしてJRで関空へ。

 2時過ぎ関空着。まずはあらかじめ送っておいたスーツケースを受け取る。そして自分たちの便の時刻を確認すると出発が10分早まっている。昨年も同じ便で早まったか遅くなったかしたなぁ。チェックイン、出国審査を済ませ時間をつぶす。

 そして飛行機内へ。DC10は小さい。またこの機は年季が入っているようでぼろい。悲しくなってくる。そしていよいよ出発。

 機内では食べるか、寝てるか、映画を見ているかだった。食事はまあまあ。映画は「ハリケーン」と「マイ・ドッグ・スキップ」。前者は二つ星半、後者は一つ星半。いまいちだった。寝るのはかなりきつかった。席は狭いし、体を伸ばすことはできないし、エンジン音がやかましいわでとてもぐっすりとは寝れなかった。眠いままシアトル着。

 アンカレジ行きに乗り換えるためターミナルを移動する。しばらく時間があるので雑誌を購入する。チェックインを済ませ、時間つぶし。いよいよ搭乗だが、ゲートの案内板が故障しているため違う便が出ている。紛らわしい。アナウンスを聞いてようやくわかった。

 飛行機は737。片側3列。ほぼ満席である。離陸後しばらくして昼食。機内食ばかり食べてる気がする。食後またうとうとする。アナウンスで目が覚める。氷河の上を飛んでいるらしい。外を見ると氷河のフィヨルドが見える。そのうち緑の混じった褐色の大地が見えてきたが木は見あたらない。高度を下げ、川か湾の近くを飛ぶが、茶色に濁っている。そしてアンカレジ空港着。

 荷物を取り、予約してあったレンタカーのカウンターへ。手続きを済ませ、キーをもらい駐車場に向かう。そこにあった車は昨年カナダで借りた車と同じポンティアックのグランダムだった。だがこちらは4ドアなので使い勝手はいいだろう。

 車に乗りさっそくアンカレジ市内のB&Bに向かう。交通量は多くもなく少なくもなく走りにくいこともない。しかしウィンカーを出すときは気を付けておかないとワイパーを動かしてしまう。これだけは慣れない。簡素な地図とB&Bから送られてきた指示を頼りになんとか着く。市街地を横断しなければならなかったのだがあっと言う間に着いてしまった。なんと小さな街なんだ。

 ポストに封筒が2通貼ってある。一つにはうちらの名前が書いてある。その中に部屋への入り方、バスルームの使い方、冷蔵庫に朝食があること、翌日のキーの返し方などの指示がある。どうもここはB&Bといっても全然ホストの顔を見ることがないようだ。こんなB&Bもあるんだな。

 荷物を持って部屋に入る。一番安い部屋なので半地下の小さな部屋である。向かいにバスルームがあり、それはこの部屋専用のようだ。テレビはある。もちろん電話はない。冷蔵庫にはパンとジュース、果物があり、これが朝食である。B&Bなので温かい朝食を期待していたのに。少し休んでから買い出しに出かける。

 まずはキャンプ用品である。テントだけ持ってきているので、そのほかのものは現地調達になる。R.E.I.という店がいいと「地球の歩き方」にあったので、そこに行ってみる。メインの寝袋を見るが高い。安物で済ませようと思っていたのだが、良いものしか置いていない。しかもマミー型のみ。できれば連結できる封筒型の方が布団ぽくってゆっくり寝られていいのだが。

 ロールマットも高い。日本のように500円くらいであると思っていたのだが、安いもので$15。ただ外観は高級そうではある。ストーブ、ランタンも見るが特に安いと言うわけではない。日本と同じくらいである。カートリッジ式のものが手に入りにくいと「歩き方」には書いてあったが、日本でもよく売っている水色のやつがある。これだと日本でも使えるのでこれに対応するストーブを買うことになるだろう。しかしここでは何も買わずに店を出る。もっと安いところがあるはずだ。

 近くに二軒さほど大きくはないアウトドア用品の店があったので行ってみるが、これらも寝袋は高い。しかもマミー型のみ。封筒型はメジャーではないのか。

 次に行ったのが、Sports Authority。郊外型の大規模店舗が並ぶ一角にある。ここは広い。しかも安い。品揃えもある。特にコールマンのものが充実している。先ほどの店より数段いいじゃないか。寝袋も十数種類あり、$20弱の安いものから$100越える高いものまで、また種類もマミー型、封筒型とある。これだけあると逆にどれにするか迷ってしまう。

 実際アラスカの夜はどれくらい冷えるのだろうか。各寝袋には何度まで対応と謳っているが、華氏なのでわかりにくい。数少ない両方表示してあるものを見ると、華氏40度が摂氏4度、華氏30度が摂氏マイナス2度とある。それ以下を表示してある寝袋が結構あるということはやはり寒いということだろうか。店員に尋ねると、華氏30度まで対応のマミー型を勧められた。価格は$70弱。ちょっと予算オーバー。それで結局はコールマンの華氏40度まで対応の封筒型$40を2個購入。

 ストーブもコールマンのものがほとんどでガソリンとプロパン対応ものもが多い。カートリッジ式のものは例の水色のものがひとつだけあるが、これは R.E.I.の方が安い。ロールマットも安いものは売り切れで高いものしかない。明日もう一度R.E.I.行こう。

 支払いをカードで済ませようとすると、当然サインを求められる。この店のおもしろいところはレジ横の液晶ディスプレイ上にタッチペンでサインを書くという点だ。レジの人に「おもしろいね。」と言うと、「私も最初は戸惑っていたのよ。」という答え。かなり珍しいシステムのようだ。(実際、この後何度もカードを使用したが、同様のシステムを導入しているところはなかった。)

 店を出るともう9時前。腹が減った。近くにタコベルの看板が見えるのでそこで済ませることにする。店に入り、注文してカードで払おうとしたら使えないと言われる。全然キャッシュを持っていなかったので断りを入れて店を出る。ファーストフードでも大抵は使えるのだが。

 まあ確かに全然現金を持っていないのも不便なので銀行を探す。するといい具合に近くにあったのでそこのATMでおろす。さすがにまた同じタコベルには行きづらいので少し車を走らせる。そうするとこれまたうまい具合にファーストフードの集まっているところに出る。リベンジでまたタコベルに入る。

 セットを頼み、現金で支払う。この店舗はカードも使えたようだが。久しぶりにタコを味わう。おいしい。日本でも店舗を展開すれば売れると思うのになぁ。

 この時点で時間は9時半。さすがにもう夕方のようだがまだまだ明るい。一体日の入りは何時なんだ。

 店を出ると寒い。先ほど雨が降ったせいもあるのだろうが、むちゃくちゃ寒い。Tシャツにシャツだけでは耐えれない。まあすぐ車に乗るからいいけど。

 暗くならないうちにB&Bに戻る。10時着。疲れた。日本時間だともう朝になるからなぁ。明日からの準備となる荷物の整理をすると日誌を書く元気もなくベッドに横になる。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
レンタカー
航空会社

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