2005/10 - 2005/10
33位(同エリア37件中)
漣さん
見るものがないと評判(?)のベラルーシ。その中で最大の見所といってもいいミール城。ミンスクでガイドとドライバーを頼み、一路この国随一の観光地へと向いました。
ベラルーシのビザはヴィリニュスの駅に併設の旅行会社で取得し、深夜列車での入国。国境で叩き起こされ、パスポートチェック。強制加入の保険も、日本で入っていた保険の証明書を見せたら入らずにOK。外貨申告もしないままでしたが、出国時にも何も言われず。有名であった腐敗警官にも全く会いませんでした。
ガイドはユビレイナヤホテルの隣にある旅行会社で。他の観光地と合わせた1日観光で170ドル位。英語ガイドさんとワゴンを貸切でのものでした。どうも高いと思った・・・。
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
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2〜3時間ほど車に揺られ、ようやく辿り着いたミールは未だ観光地として整備されていない素朴な町。平坦な車窓からの景色にそろそろ飽き始めていた頃、目の前に飛び込んできたものは平原の中に颯爽と聳える煉瓦の城。
現在のポーランド・リトアニア地域で中世、権勢を振るっていたシュラフタと呼ばれる大貴族の一人、ラジヴィル家。彼らによって呼び寄せられた数々の建築家によるゴシック・ルネサンス・バロック様式の競演を見せるミール城は、この地域一体が辿った歴史を象徴する重要な建築物です。 -
ミール城の正面入り口に堂々と構える世界遺産の碑。いかにベラルーシがこの物件の世界遺産登録を誇っているかを窺い知ることが出来ます。
2000年に登録された本物件は以下の基準で登録されています。
()ミール城は見事に混成しこの地域の歴史の印象的な記念碑を生み出した、ゴシック・ルネサンス・バロックといった連続する文化的影響をその意匠・平面に反映する中欧の城館の優れた例である。
()ミール城が建つ地域は長きに渡る政治的・文化的な対面・合成の歴史を有しており、そのことは城の建造物の様式・外観に鮮明に表されている。
※ユネスコのHPにあるものを和訳したものです。 私訳で恐縮ですが・・・。 -
城の脇の駐車場に車を止め外へ出ると、遠足の小学生やヨーロッパ各地からの観光客でごった返している。あれ、ひょっとして結構観光地?
ガイドさんに促されるままチケットを貰い正面向って右側の塔の中へ。訪れた時点で公開されている唯一の場所のようです。 -
小さな塔に百人程が、狭い階段を縫うようにして上り下りを繰り返す。
塔の中は博物館となっていますが、所蔵品は殆ど流出してしまっている為、見所と言える見所も無し。
あれ、ひょっとしてこれで御終い?
-
外に出ると、雨が降り始めていた。しばしの休憩の為、一度町の中心へ。と言っても城から5分位の所。
城の外観の写真を撮る為、休憩の間、再度城への道を歩いていく。霧雨の中、ぼんやりと陽炎のように浮かぶ茶色の城。
ベラルーシ一の観光地の名は伊達ではなかった。端正なゴシック・ルネサンスでありながらバロックの人間臭さも持ち合わせた、その存在感。
いいですよ、見れる場所が一箇所でも。構わないですよ、所蔵品がレプリカばっかでも。
15分程の休憩の後、南へ30km程車を進め、次なる観光地、ラジヴィル家の本拠地へと向う。
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