2007/01/13 - 2007/01/14
41位(同エリア59件中)
めもるさん
正月期間が明け、やっと安い切符が使えるようになった。前の週にやろうと思っていた湯治にでも出かけてみよう。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
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遠くに出るためには早発ちが鉄則。山形新幹線の一番列車に乗るために4:20起きをして東京駅へ。前回山形新幹線に乗ったのは10年近く前のはずで、その時は400系という車輌しかなかった。今回は秋田新幹線「こまち」と同じE3系という車輌だった。通常は後ろに「やまびこ」を連結している「つばさ」だけれど、一番列車は山形新幹線単体で身軽な姿。
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軽やかに大宮から福島までノンストップ。板谷峠を越えるあたりから本格的な雪になった。
9:49に大石田駅で下車。最上川舟運で栄えた街だが、古い街並みが残っているらしい中心地は駅から1kmくらい離れている。残念ながら見に行く時間がなく、銀山温泉行きのバスに乗り換え。運転手さんの後ろには花笠が。さすが本場・尾花沢。
バスはまったくアナウンスのないまま走っていく。途中で下車する人は降りる場所の近くになったらボタンを押し、運転士さんが次の停留所に停めるという感じ。ほとんどの人は銀山温泉まで行くようなので問題はないのだろうが、知らないで途中で降りる人がいたら大あわてするだろう。 -
銀世界の銀山温泉に到着。由ある感じの建物が狭い川を挟んでびっしりと立ち並んでいるのには圧倒される。
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温泉街のエリアそのものはそれほど広くはないけれど、四層五層にもなった、歴史を感じさせる建物が密集している分「大温泉地」という感じがする。渡ったら旅館で行き止まりになってしまう橋、つまり旅館専用の橋もいくつかあり、なかなかおもしろい。
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能登屋さんの立派な建物。街そのものが文化財のようだ。
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古山閣さんに掲げてある季節の壁絵。
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ぶらぶら歩くのも寒くなってきた。湯に浸かろう。1軒目は「しろがね湯」。
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管理人のおじさんに2階の男湯に案内してもらう。今日初めての客らしく貸し切り状態。コンクリート打ちっぱなしという話は聞いていたけれど、内装に障子紙なども使われていたりして、それほど冷たさは感じない。
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無加水、無加温、無塩素の掛け流し。温泉はこうでなくちゃ。
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雪明かりの差し込む浴室。きもち熱めのお湯がきもちよい。お湯が惜しげもなく掛け流しされていて、贅沢な気分。500円でボディソープもシャンプーも備え付けられていて、源泉掛け流しのお湯に入れるのはとてもお値打ち感がある。出たり入ったりしてけっこう長湯させてもらった。入浴している間に、管理人さんがストーブで靴を暖めてくれていたのはうれしい心遣いで、体も足下も気分もほかほかに暖まって外に出た。
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朝食をほとんど摂っていないのでお腹が空いた。とうふやさんがある。ん…?
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立ち食い…どうふ?
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気になったので買ってみた。ちょっと甘みを感じる豆腐で(注:砂糖の甘さではありません、念のため)、なかなかの味でした。
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外にある足湯は、この雪と寒さでとても入れる状況ではないけれど(お湯もかなりぬるい)、それでも「滑らないように気をつけて」という注意書き看板を出していた。外は寒くても心温まる温泉街という感じがする。
写真を撮っていたら、藤屋の外国出身の女将さん・藤ジニーさんがお着物姿で横を小走りで通り過ぎた。公共広告機構のテレビCMで目にする機会があったが、ご本人にお目にかかれるとは。 -
こちらが藤屋さん。周囲にとけ込むように工夫はしているだろうけど、やはりぴかぴかに新しいなという感がある。周囲から比べるとちょっと異質かな。「浮いている」まではいかないけれど。1階にはカフェがあるようで、そのあたりもやはりジニーさんの思いが反映されているのかもしれない。
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2軒目の入浴は「大湯」。昔ながらの湯船で湯治場の趣。浴室全体の硫酸?っぽいにおいがちょっときつく、さっと入って出る。
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戻りのバスに乗るまでもう少しお散歩。
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「滝見館」の奥にある滝。よほど水量が多いのか、真冬にもかかわらず豪快な水しぶきを上げている。
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すいかアイスの看板。夏なら間違いなく試すだろうけれど、ちょっと今は食べたくない。
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枝豆の餅であることはわかるけど、一瞬「ずんだん!?」と思ってしまう。
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豆腐だけではお腹が足りない。尾花沢牛のカレーとの選択で迷ったが、「伊豆の華」でそばの昼食。鴨せいろを注文(1000円)。そばそのものの香りが正直なところもう少しほしかったけれど、鴨のお出汁はおいしく、鴨肉もたっぷり。葱の甘さにもいい意味でちょっと驚いた。質は悪くないと思う。食前に出た漬け物も量たっぷりで、お腹いっぱいになってしまった。
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バスで大石田まで戻り、奥羽本線で20分乗って新庄へ。そこからまたバスで肘折温泉へ向かう。最近「邂逅の森」を読み、舞台のひとつとなった場所に行ってみたくなったのだ。
横なぐりの雪になり、車窓も見るべきものがなくなったのでこちらも爆睡。下り坂でスピードを落としバスが遅れる。温泉街に入ってからはものすごい細い道のクランクで通るのもたいへんそう。おまけに途中で降りる年配の夫婦客が延々質問するので余計にバスが遅れて、結局定刻より15分遅れで肘折温泉に到着し、滞在時間が40分くらいしかなくなった。設備が整っている「いでゆ館」に行くつもりでいたが、500mほど歩かなくてはならない。雪道で時間をロスしていられないので「いでゆ館」はきっぱりあきらめ、目の前にある「上の湯」でがまんする。
200円では石鹸やシャンプーの備え付けは望むべくもないが、お湯そのものは肌にやさしく感じ、文句なしによい。古びてはいるけれど大湯のような硫酸臭もなく、湯船も大きくて快適。 -
旅館も門前に雪灯籠を作ったりとほんとうに風情がある温泉街で、泊まらずに帰るのが惜しい。今度来ることがあったら是非宿泊したい。
往復2000円以上のバス代をかけて行って45分滞在はちょっともったいなくて、どうせなら瀬見温泉に行った方がバス代がかからなくてよかったのかもしれないけれど、行ってみて肘折温泉のよさを感じることができたから後悔はなかった。 -
バスで同じ道を新庄まで戻り、また列車に。ホームには芭蕉さんと曽良さん。そういえば「五月雨を 集めてはやし 最上川」だったね。
もひとつそういえば、昔むかしの「高校生クイズ」で行われた「俳句クイズ」。虫食いの俳句を当てるものなのだが、福島の相馬高校だったか「五月雨を 集めてはやし もがみが"よ"」と回答したのにえらい爆笑した記憶がある(もちろん、最後の文字は虫食いだった)。ほんと、どうでもいいことだけど。 -
風呂上がりにはビール(ちょっと時間はあいたけど)。月山地ビール・ピルスナー(525円)が駅コンビニに売っていたので試してみる。すっきりした後味で呑みやすい。欲を言えばもう少しコクがほしいな。
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山形新幹線で米沢まで戻る。牛さんがお出迎え。
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肘折や銀山に泊まらなかったのは、週末のひとり客はあまり歓迎されないだろうということもあったが、米沢で牛を食べるためでもあった。
自分の所属する山登り仲間集団は、高級和牛をこよなく愛する。その中でも米沢牛には格別の思い入れがあり、いわば自分たちの聖地。山形まで来て、寄らずにおめおめ帰れようか。
時間も遅いので、駅前の「ステーキ東洋館」へ。 -
特撰米沢牛ロースステーキを注文。実はこれ、今日泊まっているところの宿泊料より高い。いいんだ、年末年始遠出もぜいたくもしていないし。
しかしながら、「チャンピオンステーキ」にはさすがに手が出なかった。その名の通り、品評会でのチャンピオン牛を使ったステーキなのだが、そのお値段たるや、今日泊まっているところの宿泊費の2倍以上なのだから。
肉はすっと切れるほど柔らかく、たしかにおいしいのだけれど、ロースだとやはり脂がけっこうあり、胃や胸にかなりくるものがある。脂耐性の衰えを感じ、今後はヒレでいこうと心に決めた。
明日はさらに湯治…のはずだったが、職場から「イベントの人手が足りなくなったので、どうしても出てほしい」と言われてしまい、朝っぱらから帰途につかなくてはならなくなった。 -
翌朝、「つばさ104号」で帰途につく。本当はこの米坂線に乗ってマニアックな温泉を目指すはずだったんだけどな…。国鉄色のキハ52系に乗れなかったのも残念。
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朝ごはん。駅前に駅弁屋「新杵屋弁当部」のお店があるので、そちらまで出向いた。いろいろあって迷ったが、評価の高い「牛肉どまんなか(1000円)」にしてみた。有名すぎるので、ちょっと他のにしてみたかった気もしたけれど。
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山形米「どまんなか」の上には牛そぼろと煮込んだ牛肉。それなりに美味しいとは思うし、手軽に米沢牛を味わうにはいいかもしれない。朝ごはんとしては高いけれど。
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車窓がおかず。吾妻小富士。
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こちらは那須の山々。
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そして男体山。
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大宮到着直前、車窓に謎のロケットが現れた。いったいこいつはなんだろう。後で調べてみよう。
東京からは職場へ直行。仕事が終わった後で、土・日きっぷをフル活用するつもりだったが、仕事がかなりしんどくなり、結局疲れきって退勤後はまっすぐ帰宅してしまった。もとは取ったとはいえ、ちょっともったいない気がした。
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この旅行記へのコメント (8)
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- UKらぶさん 2007/01/21 00:09:34
- 雪雪雪!の湯治でしたね!
- めもるさんこんばんは。こちらでは初めまして。
銀山温泉は建物に情緒があっていいですね。
あんなところでゆっくり温泉につかりたい〜
私は白河の関を越えたことがありません。。
ところで、ロケットの正体はわかりましたか(笑)?
- めもるさん からの返信 2007/01/21 22:15:59
- RE: 雪雪雪!の湯治でしたね!
- UKらぶさん、ご訪問ありがとうございます。
銀山も肘折も、雰囲気がとてもよかったです。泊まれなかったのがほんとうに残念に感じました。
某所では入浴剤騒動などが一時期ありましたが、東北はほんとうの「温泉」が至るところにありますので、ぜひ白河越えをしてみてくださいね。
で、あやしいロケットなんですが、普通のビルのようです。その名もロケットビル。そしてその中には「ロケット幼稚園」という幼稚園があるようです。子どもが喜びそうですよね。
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- Noririnさん 2007/01/14 23:16:31
- 冬は温泉ですね♪
- めもるさん こんばんは。
「しろがね湯」の管理人さんの暖かい心遣い・・・・読んでいても伝わってきます♪
寒いけどやっぱり雪見風呂は良いですね。でも1日で結構たくさん回って、すっごい行動力!!湯治なのに疲れませんでした?
しめのステーキは美味しそうですね。私もこれを食べに行くだけで山形へ行ってしまいそうです(笑)
- めもるさん からの返信 2007/01/15 21:50:27
- ぽっかぽか
- こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。
今日のコミュ管理人業務量はすごいですねぇ〜。
しろがね湯の管理人さんの好意はほんとにうれしく感じました。ちょっとしたことなんだけれど、こういうことがものやお金ではかれない「もてなし」のきもちなんだなと思いました。
はしご湯はそんなに疲れなかったですけど、昨日の仕事は走り回って疲れました。せっかく湯治したのに、足がぱんぱんでした。お昼も食べられなかったし。
米沢牛は最高です(笑)。いままで松阪、神戸、近江、前沢、飛騨、白老など数々の和牛と食べ比べしましたが、未だにわれわれのグループの中では米沢牛の地位は揺らぎません。でも、肉に含まれる霜降り脂はけっこうあるので、食べる時は黒○龍茶も飲むのがいいかも?(自分は飲み忘れました…)。機会あればぜひ本場に行ってご賞味ください。お取り寄せの場合は「米澤紀伊国屋」のお肉をおすすめします。
今回は1泊1日のような感じになったので、ビールのレポがあまりできなかったのがちょっと残念でしたけど、またがんばります(?)。
- Noririnさん からの返信 2007/01/15 22:48:27
- RE: 良い気分で酔っています♪
- >今日のコミュ管理人業務量はすごいですねぇ〜。
ハイッ!!
物産展で初めて顔を合わせて話が弾んで♪
私の母位の年齢の方や、同年代と思われる方・・・・
ビ〜ル好きが集まると、こんなに楽しく話しが出来るんだぁと思いました。
おかげさまで楽しい時間を過ごし、週の始めからほろ酔い気分。
ハイテンションでこの気分をコミュにおすそ分けしました(?)
機会があったら東○百貨店へ寄ってみて下さいね!
- めもるさん からの返信 2007/01/15 23:04:56
- さすが管理人(笑)
- デパートの物産展でコミュニティができるというのもすごいですよね(笑)。私の知人で池袋近辺に住んでいて、北海道物産展があれば必ず行き、ビール好きな人がいるので、もしかしたら会っていたりして。
○武はこの間、□中屋に行くついでに寄りました。ベルギービールのグラスとかも売っているあたり、他のデパートとはひと味違いますね。
今年はやはりコミュオフ会か!?
- Noririnさん からの返信 2007/01/21 23:34:42
- 大動脈は???
- コミュにあった大動脈ネタがあるかなぁと覗きに来てしまいました・・・・
お店の情報下さ〜い(^0^)/
- めもるさん からの返信 2007/01/21 23:56:26
- え!?
- > コミュにあった大動脈ネタがあるかなぁと覗きに来てしまいました・・・・
旅行のことじゃないからねぇ〜(笑)。旅行記には書きませんですわ…。
続きはDMにて。
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