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 今朝のラジオ番組で、「何!?リッチー・ブラックモアを知らないっ!!(つばが飛んでいるのが見えそうだった。)」というのを耳にはさんで、ああそういう人たちが増えたのね、世代的に・・・と淋しくなったのでした。そう、70、80年代をハードロック(ヘビメタなんて呼ばないの、その頃は)にまみれていた私も今や、ジャズ一辺倒になりつつある。(ちょっと淋しい。)<br /> ミネアポリスの長い冬を過ごす一つの方法は、ライブミュージック三昧。ローリングストーン誌が「ミネアポリス・サウンド」と位置づけるだけあって、もうポップ&ロックだけじゃなくて、バラエティあふれる音楽が息づいている街。ミネソタ州北部のヒビンという町で生まれ、ミネソタ大学街で弾き語りからキャリアをスタートさせたボブ・ディランや、伝説的なクラブ「ファースト・アベニュー」でロック映画のカルト作品「パープルレイン」を撮ったプリンスだけじゃなく、グラミー賞受賞でゴスペル界ではもうスター的存在のサウンド・オブ・ブラックネス、今やニュージェネレーション・ジャズを代表するバッドプラスなど、ミネアポリス/セントポールからは多くのミュージシャンが生まれている。<br /> そんな環境だから地元ミュージシャンもくせ者が多く、ライブハウスも面白い。そこら中に「プリンスのバックバンド」、「ブルーノート出演」、「ティト・プエンテとツアーに行った」、「定期的にブロードウェイのショーの演奏をやってる」なんてのがごろごろ。スタジオミュージシャンにいたっては数えきれない。<br /> ピーターソン・ファミリーって地元ジャズファンにはお馴染みの家族全員ジャズ奏者、ジャズ歌手っていう一家があるんですけど、その一人、ジェイソンはサクソフォンと渋いブルージーなボーカルをやってて、いつも会うと「やぁ、こないださ、**のツアーで東京と名古屋いったぜ、日本はいいよな」とか言っている。(因にピーターソン・ファミリーの御大は90才を越えるピアニストのお祖母さんです。)ウェアハウス・ディストリクトに行くと「ババルー」という南米系の料理を出すレストランがあり、そこのバーではほぼ毎日ライブがあるけれど、火曜日のジョトというバンドはプリンスなんかのバックバンドにも時々参加する連中が、キューバとかの音楽を演奏している。ジャムセッション風にすっかりだらりと肩の力を抜いている感じがよいです。<br /> ミネアポリスの一番の穴場は数年前にセントポールから店を移した「ダコタ・ジャズクラブ&レストラン」。なんというかディープなジャズファンでなくとも入りやすい雰囲気。「ジャズのことはあんまり知らないけど」という人にはおあつらえ向きのクラブです。もうちょいディープなのはセントポールにある「アーティスト・クウォーター」。演奏中の私語はつつしめ的ムード。セントポール市の禁煙法が発令されるまでは、もう洞窟のような暗さに、紫煙が霧のようでした。観客はほとんど皆黒一色の服装で。ここで「スムーズジャズ」とか「フュージョン」なんて口にしようものなら、生きて帰れません。御大ルー・タバキンなどもよく出ます。<br /> ボーカル中心のジャズを堪能したいなら河向こうのノースイーストというご近所にある「タイムズ・バー」。レギュラーのシンガー、ミュージシャンがスタンダードやショーチューンを聞かせてくれる。特に「ガールズ」という地元のベテラン女性シンガーが集まってやるプログラムはお勧め。大ベテレンの黒人女性シンガー、デビー・ダンカンも見逃せない。ジャンゴ・ラインハルト系の音楽、スウィングダンスの日もあるので好きな人は要チェック。<br /> この3カ所以外にもレストランやコーヒーショップ、ミュージアム、修復した古い<br />シアターなど、とにかくいたるところでジャズやラテン系音楽をやっている。毎晩どこかでライブを楽しめる。おまけにドアチャージは無料から5ドル〜10ドル。「ダコタ」でオスカー・ピーターソンを聴きに行っても50ドル〜60ドルくらい。(3年前のオーケストラホールのコンサートでは25ドルだった!)とにかくお手頃。<br /> 先日友達との待ち合わせで久しぶりに高級イタリアンレストランとしてセレブにも人気で、昔映画撮影中だったキアヌー・リーブスも浮浪者のような格好でほぼ毎日通ったという「デ・アミーコ&クチーナ」のお高くとまったバーに座っていたら、そのバーの隅っこでピアノとベースの渋い「オータム・イン・ニューヨーク」が演奏されていた。友達が来るまでの30分(いつも遅れるヤツ)、ワイン一杯9ドルでいいジャズを楽しめたのが嬉しい。(ダグ、遅れてくれてありがとう!)

とにかく、ジャズが好き!

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2007/01/11 - 2007/01/11

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Huskyjazz

Huskyjazzさん

 今朝のラジオ番組で、「何!?リッチー・ブラックモアを知らないっ!!(つばが飛んでいるのが見えそうだった。)」というのを耳にはさんで、ああそういう人たちが増えたのね、世代的に・・・と淋しくなったのでした。そう、70、80年代をハードロック(ヘビメタなんて呼ばないの、その頃は)にまみれていた私も今や、ジャズ一辺倒になりつつある。(ちょっと淋しい。)
 ミネアポリスの長い冬を過ごす一つの方法は、ライブミュージック三昧。ローリングストーン誌が「ミネアポリス・サウンド」と位置づけるだけあって、もうポップ&ロックだけじゃなくて、バラエティあふれる音楽が息づいている街。ミネソタ州北部のヒビンという町で生まれ、ミネソタ大学街で弾き語りからキャリアをスタートさせたボブ・ディランや、伝説的なクラブ「ファースト・アベニュー」でロック映画のカルト作品「パープルレイン」を撮ったプリンスだけじゃなく、グラミー賞受賞でゴスペル界ではもうスター的存在のサウンド・オブ・ブラックネス、今やニュージェネレーション・ジャズを代表するバッドプラスなど、ミネアポリス/セントポールからは多くのミュージシャンが生まれている。
 そんな環境だから地元ミュージシャンもくせ者が多く、ライブハウスも面白い。そこら中に「プリンスのバックバンド」、「ブルーノート出演」、「ティト・プエンテとツアーに行った」、「定期的にブロードウェイのショーの演奏をやってる」なんてのがごろごろ。スタジオミュージシャンにいたっては数えきれない。
 ピーターソン・ファミリーって地元ジャズファンにはお馴染みの家族全員ジャズ奏者、ジャズ歌手っていう一家があるんですけど、その一人、ジェイソンはサクソフォンと渋いブルージーなボーカルをやってて、いつも会うと「やぁ、こないださ、**のツアーで東京と名古屋いったぜ、日本はいいよな」とか言っている。(因にピーターソン・ファミリーの御大は90才を越えるピアニストのお祖母さんです。)ウェアハウス・ディストリクトに行くと「ババルー」という南米系の料理を出すレストランがあり、そこのバーではほぼ毎日ライブがあるけれど、火曜日のジョトというバンドはプリンスなんかのバックバンドにも時々参加する連中が、キューバとかの音楽を演奏している。ジャムセッション風にすっかりだらりと肩の力を抜いている感じがよいです。
 ミネアポリスの一番の穴場は数年前にセントポールから店を移した「ダコタ・ジャズクラブ&レストラン」。なんというかディープなジャズファンでなくとも入りやすい雰囲気。「ジャズのことはあんまり知らないけど」という人にはおあつらえ向きのクラブです。もうちょいディープなのはセントポールにある「アーティスト・クウォーター」。演奏中の私語はつつしめ的ムード。セントポール市の禁煙法が発令されるまでは、もう洞窟のような暗さに、紫煙が霧のようでした。観客はほとんど皆黒一色の服装で。ここで「スムーズジャズ」とか「フュージョン」なんて口にしようものなら、生きて帰れません。御大ルー・タバキンなどもよく出ます。
 ボーカル中心のジャズを堪能したいなら河向こうのノースイーストというご近所にある「タイムズ・バー」。レギュラーのシンガー、ミュージシャンがスタンダードやショーチューンを聞かせてくれる。特に「ガールズ」という地元のベテラン女性シンガーが集まってやるプログラムはお勧め。大ベテレンの黒人女性シンガー、デビー・ダンカンも見逃せない。ジャンゴ・ラインハルト系の音楽、スウィングダンスの日もあるので好きな人は要チェック。
 この3カ所以外にもレストランやコーヒーショップ、ミュージアム、修復した古い
シアターなど、とにかくいたるところでジャズやラテン系音楽をやっている。毎晩どこかでライブを楽しめる。おまけにドアチャージは無料から5ドル〜10ドル。「ダコタ」でオスカー・ピーターソンを聴きに行っても50ドル〜60ドルくらい。(3年前のオーケストラホールのコンサートでは25ドルだった!)とにかくお手頃。
 先日友達との待ち合わせで久しぶりに高級イタリアンレストランとしてセレブにも人気で、昔映画撮影中だったキアヌー・リーブスも浮浪者のような格好でほぼ毎日通ったという「デ・アミーコ&クチーナ」のお高くとまったバーに座っていたら、そのバーの隅っこでピアノとベースの渋い「オータム・イン・ニューヨーク」が演奏されていた。友達が来るまでの30分(いつも遅れるヤツ)、ワイン一杯9ドルでいいジャズを楽しめたのが嬉しい。(ダグ、遅れてくれてありがとう!)

  •  ババルー<br />キューバの歌手オメラ・プトンドの写真のコラージュがお洒落。

    ババルー
    キューバの歌手オメラ・プトンドの写真のコラージュがお洒落。

  • 伝説のライブハウス「ファーストアベニュー」の壁面。過去に出演したバンドの名前が星形の中に。U2もビッグになる前はここに出演していた。

    伝説のライブハウス「ファーストアベニュー」の壁面。過去に出演したバンドの名前が星形の中に。U2もビッグになる前はここに出演していた。

  • タイムズ。ここ、食事もできます。日曜日には地元スィングダンス同好会の若者たちがすごくうまいダンスを見せてくれます。

    タイムズ。ここ、食事もできます。日曜日には地元スィングダンス同好会の若者たちがすごくうまいダンスを見せてくれます。

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