2002/05/13 - 2002/05/15
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さとう1970さん
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私は2002年の2月から3月にかけて、イーツアーという旅行会社の「お友達紹介キャンペーン」に参加しました。35名の皆さんを紹介し3位に入賞することができました。その賞品としてニューヨークまでの無料航空券を貰ったので、今回はそれを利用しての旅行です。御協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。ニューヨークからはちょっと足を延ばし、ナイアガラの滝やカナダのトロントを回る旅程にしました。
【2002年5月13日(月)】バンクーバー乗継は結構めんどう
今回貰った航空券はエアカナダ指定のニューヨーク往復だったので、バンクーバーかトロントのどちらかで必ず乗継しなければなりません。私は往復ともバンクーバー経由にしました。まずエアカナダAC4便、成田発バンクーバー行に乗ります。284人乗りのエアバスA340ですが、エコノミーは満席です。近くにカナダの大学に留学するという学生の団体がいて、まるで修学旅行のような騒ぎで落ち着きませんでした。バンクーバーに近くなってから結構揺れました。所要時間は8時間ほどです。
初めてのバンクーバー空港ですが、アメリカへの乗継方法が結構ややこやしくてちょっと戸惑いました。更に一つ一つの検査がアメリカ国内より平均的に厳しいように思えるので、ここを通過するのがめんどうな人で、あえてエアカナダを使う理由が無いのであれば、アメリカ国内へ直行する便を使うようおすすめします。
乗継便のAC320便バンクーバー発ニューヨークJFK行は、ぐっと機材が小さくなって112人乗りのA319です。搭乗率は4割ほどに見えます。ニューヨークまでアメリカ大陸を横断するのに、これからまた5時間かかります。飛行ルートはほぼアメリカ・カナダ国境に沿って行くような感じでした。ロッキー山脈越えのあたりは雲が多く景色を見ることが出来ませんでしたが、アメリカ中西部の平地部分はよく見えました。ミネソタ以降は再び曇ってしまいました。
ニューヨーク付近は雲が低くたれこめ、着陸寸前まで視界ゼロの状態でスリリングでした。降下中はかなり揺れもあり、無事に着陸した時は拍手と歓声が上がるほどでした。
到着したのはジョンFケネディ空港のターミナル7。ユナイテッド航空が主に使っているターミナルです。バンクーバーで既にアメリカに入国したことになっているので、ニューヨーク到着の際は国内線と同じ扱いです。何のチェックもなく外に出られます。到着ロビーに出たところで、怪しげな男たちが「Show me your passport.」とか言いながら近寄ってきます。明らかに空港職員ではありません。日本語で「ホテルどこですかー?」とか言ってくるやつもいます。おそらく白タクの客引きでしょう。「No.」と冷たく言い放って通過します。ケネディ空港にはまだこんなやつらがいますので、みなさん気をつけましょう。
ターミナル前のフリーシャトル乗り場でしばらく待つと、シェラトンJFKのシャトルがやってきたので手を挙げて乗車。ホテルに向かいます。後からわかったことですが、このホテルのシャトルはJFKの全てのターミナルを順番に回っている訳ではないようです。それに夜11時以降はリクエストが無いと運行しないようなので、確実に乗りたい人は空港についたら電話で連絡しましょう。私はたまたま連絡無しで乗ることができました。
【2002年5月14日(火)】アメリカ・カナダ国境突破
昨日の飛行機の中ではぜんぜん寝なかったので、ホテルでは熟睡することができました。今日はまず9:35にJFKを出発する飛行機に乗ってバッファローへ行きます。空港で朝食も食べたいので早めに出かけることにし、7:20にホテルを出るシャトルに乗って出発しました。
ところがシャトルが動き出してから、小銭入れが無いことに気がつきました。どうやら部屋に忘れてきたようです。小銭入れの中には数ドルしか入ってないし、シェラトンJFKには帰りにもう一度泊まる予定になっています。これが日本であれば、帰りまで預かっておいてくれと電話して終わりなのですが、英語の電話で意図を伝える自信は全くありません。これは困りましたが、幸い朝のJFKは渋滞も無くホテルから10分ほどしかかかりませんでした。空港に着いたらドライバーに忘れ物をした事をなんとか説明し、そのままシャトルに乗って引き返すことにしました。
ホテルに戻るとフロントでキーを再発行してもらい、すぐに部屋で小銭入れを発見。再びロビーに降りたら、次の7:40のシャトルが私を待っていてくれました。ホテル近くの道路の真ん中に大きなリスがたたずんでいてひやひやしますが、シャトルが近づくと逃げていきました。空港に着いた時にはみんなドライバーに1ドルのチップを渡していますが、私は2回シャトルに乗ってしまったので、回収してきた小銭入れの中から2ドルを取り出しドライバーに渡したのでした。
今日はJFKのターミナル6です。古いガイドブックを見るとトランスワールド航空のターミナルになっていますが、アメリカン航空に吸収されてしまったので今はもうありません。その代わりに新興の格安航空会社ジェットブルーが専用ターミナルとして使っています。航空券は無いので、インターネットで予約した際にプリントした紙を見せて搭乗手続をします。貰った搭乗券はぺらぺらのレシートみたいな感じの紙でした。
荷物検査ですが、ここではパソコンを取り出すこともなく、X線検査を一発通過です。JFKでさえこんな感じなのに、昨日のバンクーバーの厳しさは一体何だったのでしょう?まだ時間に余裕があるので、カフェテリアでゆっくり朝食です。これも後から学習したのですが、空港あたりで売っているフランスパンのサンドイッチはすごく高いです。この時は7ドル近くしました。それならホットドッグやハンバーガーにしたほうが安上がりです。サンドイッチは量が多いので、全部食べたら苦しくなってしまいました。
ジェットブルー4便JFK発バッファロー行に乗ります。ジェットブルーの機材は全てA320です。160人乗りくらいでしょうか。ボーディングブリッジの途中にヘッドホンが置いてあり各自取っていきます。このヘッドホンは持って帰ってよいそうです。座席はきちんと指定されており自由席ではありません。シートは革張りで、座席一つ一つに液晶モニターがついています。そして放映されているのはビデオではなく、衛星放送のディレクTVを生で受信しており、24ch以上から選んで見ることができます。私はESPNで昨夜のスポーツの結果を見ていました。飲み物のサービスもあります。日本のように数種類に限定していることもありません。私はコーラを頼んだのですが缶ごとくれました。おやつもポテトチップスやクッキーなど数種類の中からチョイスできます。紫色のポテトチップスが珍しいです。ジェットブルーは格安航空会社と呼ばれていますが、サービスはぜんぜん大手に引けを取らないことがわかりました。バッファローまでは1時間ほどのフライトですが、私が買った時の料金は諸税込で$52.50です。料金は売れ行きによって変動します。ジェットブルーは西海岸への長距離路線も飛ばしていますので、ニューヨークがらみの国内線を使う機会があったらぜひ試してみて下さい。長距離でも機内食は出してないそうなので、乗る時はハンバーガーでも買って乗りましょう。
ニューヨーク付近は雲が多いものの、陽が差していて明るい朝でした。雲の切れ間からマンハッタンが見えて壮観でした。バッファローに近づくと残念ながら雨が降っていました。
飛行機がバッファロー空港のブリッジに着いたのは10:45頃でした。用意してきたバッファローの市バスNFTAの時刻表で10:51にバスがあることがわかりましたが、間に合わないだろうとあきらめていました。それを逃すと次のバスは1時間後です。ところがバッファロー空港はこぢんまりした空港で、途中我慢できなくてトイレに寄ったりしたのですが、外に出たらまだバスが停まっていました。これはラッキーとすぐに乗り込みます。空港からダウンタウンまでは24系統のバスで$1.45です。あとトランスファー(乗換券)を貰います。バッファローの場合はトランスファーを貰う時は無料で、次のバスに乗る時にトランスファーとともに$0.25を追加で払います。このへんのシステムは街によって違うので、下調べしておかないと戸惑います。
バッファローという街はアメリカの中でも治安が悪いと聞いていますが、バスが走るGenesee St.あたりの風景は、やはり良くない感じがします。住宅街ですが窓には軒並み鉄格子がはめられていて、空き家が多く、昼間からラリっているような奴も見受けられます。しかし30分ほど走ってダウンタウンに入ると、それほど荒れた状況ではなくなりました。用意してきた地図をよく見て、バスディーポに一番近いS. Division St.のバス停で降ります。ダウンタウンもそんなに賑やかではありませんでしたが、昼間バスの乗換をする程度なら問題無いように思えます。
バッファローのバスディーポはグレイハウンドなどの長距離バスが発着する他、市バスNFTAの乗換ポイントにもなっています。バスの案内所もあるし、警察も常駐しているので、ここの中なら夜でもとりあえずは安心できるのではないでしょうか。ナイアガラフォールズへ向かう市バスの40系統もここを発着するので、しばらくバスを待ちます。ベンチに座っていると何やら黒人の若者が声を掛けてきました。特に危害を加えられるようではなかったので、「英語がわからない作戦」でやり過ごしました。すると他の乗客にも慣れ慣れしく声を掛けていて、みんなから嫌な顔をされていました。
12:16発の40系統がやってきました。さっきのバスで貰ったトランスファーと$0.25を払い乗り込もうとすると、ドライバーが「ナイアガラフォールズまでならあと$0.60だよ」と言います。市バスのパンフレットには「ダウンタウンから離れる方向のバスの場合、距離ゾーンに応じて追加される料金は降りる時に払う」と書いてあったので、初乗り分だけをまず払ったのです。でもこの路線の場合、実際は乗る時に全部払う習慣のようです。
ナイアガラフォールズまでは1時間弱かかりますが、その間バスの中でとても寒かったです。バスがぼろいのか風がぴゅーぴゅー入り込んできます。ナイアガラフォールズの街でも地図をよく見て、国境の橋に一番近いバス停で降りました。
アメリカとカナダの国境の川にはレインボーブリッジという橋がかかっています。もちろん車が主なのですが、徒歩でも橋を渡れるようになっています。ちょっと迷いながら歩行者通路を見つけだすと、建物の陰に寂しいアメリカ出口がありました。アメリカは空港でもそうですが出国のチェックは一切ありません。回転式のゲートを勝手に通過して橋を渡り始めます。
橋からナイアガラの滝が見えてきました。橋の真ん中に国境線を示すプレートがあります。そこを歩いて通過しました。徒歩で国境を通過したのは初めてなのでちょっと嬉しいです。
橋を渡り終えると、カナダ側のイミグレーションがあります。先に橋の途中で私を追い抜いていった2人組が審査を受けていたので、その間に税関申告書を書こうとしていたら、入国管理官のお姉さんに「What are you doing?」と言われました。カナダに入国する時は必ず書かなきゃだめだと思っていたのですが、ここでは必要ないようです。パスポートを出して入国審査を受けますが、お姉さんは最初、私がカナダ側から一時的にアメリカへ行ってきたと思ったらしく「カナダの入国スタンプはどこにあるの?」と聞いてきます。そこで、昨日アメリカに来てカナダは初めてである事、4日間滞在してまたアメリカへ戻る事をただたどしく説明し、無事カナダの入国スタンプを貰えました。アメリカの滞在許可であるI-94Wの緑のカードは回収されずそのままでした。ちなみにこの場合は橋の通行料も、カナダの入国税もかかりませんでした。
カナダに入国した後は川沿いに20分ほど歩きナイアガラの滝のそばまで行きます。対岸には岩が崩れたような感じのアメリカ滝が見えます。カナダ滝は一層の迫力で、近づくと水煙に当たるほどなのですが、あいにく今日は小雨模様で近づかなくても雨粒に当たるので区別がつきません。それにとても寒くて凍えるほどです。カッパを着ていても服がびちょびちょなってしまうという噂の「霧の乙女号」ですが、こんな日に乗って濡れると風邪をひいてしまうに違いありません。上から様子を眺めるだけで満足して乗りませんでした。
カナダ滝のすぐ脇にあるテーブルロック・コンプレックスにはいろいろな設備が整っており、クレジットカードでカナダドルを$100キャッシングしました。成田で$40だけ両替してきたのですが、さすがにこれだけでは足りそうにありません。滝からホテル街の間には大きな崖があるのですが、そこにはインクライン・レイルウェイというケーブルカーみたいな乗り物があるので$1払って乗ります。するとわざわざ小さなコインを混ぜてお釣りをくれました。観光客向けのサービスなのでしょう。
ちょっと歩いてこの日泊まるフォーポインツ・ナイアガラフォールズへ行きます。実はアメリカ側にも同名のホテルがあり、ちょっとややこやしいです。私が泊まるのはオンタリオ州のほうのフォーポインツです。ナイアガラはまだシーズンにはちょっと早いらしくホテルは安めです。日本円にすると6000円位なのですが、ジャグジーがついている部屋に通されました。それもバスルームではなく部屋のど真ん中にあるのでびっくりです。
夕食を食べようと外へ出てみたら、周りにあるモーテルなんかもっと安くて2000〜3000円と看板が出ています。外を歩くとあまりの寒さに我慢ができなくなり、お土産屋さんでバーゲンになっていたフリースを1枚買いました。安物だけどなかなか暖かくて良かったのですが、Mサイズを買ったらどうやら女性用のMだったらしく、後からゆっくり見てみるとかなりぴちぴちでした。韓国レストランに入り、てりやきビーフを食べて帰ってきました。
【2002年5月15日(水)】トロントへ
今日は昨日とは一変して、すごく良い天気になりました。8:30頃にホテルを出て坂を下り、もう一度ナイアガラの滝を見に行きます。昨日見た時もすごかったのですが、天気が良い中で見るとまた格別です。朝早いので「ピープルムーバー」という周遊バスはまだ動いていません。今日はバスに乗ってトロントへ行くのですが、バスディーポまでは川沿いを歩いて行くことにします。
川沿いの遊歩道はきれいに整備されています。空気も爽やかでとても気持ちがいいです。アメリカ滝の正面あたりではリスがちょろちょろしていました。昨日渡ってきたレインボーブリッジの下をくぐります。ジョギングをしている人とすれ違ったり、散歩している人に挨拶されたりします。レインボーブリッジからバスディーポまでの間は住宅街で、ベッド&ブレックファスト(民宿)の看板を掲げた家もありますが、まだシーズンには早いのか「満室」の表示のまま営業していないような感じです。
小1時間ほど歩いて、カナダ側ナイアガラフォールズのダウンタウンに着きました。このあたりにはバスディーポの他に、VIA鉄道の駅もあります。バスディーポの窓口に着いてトロントまでの切符を買います。CA$24.40でした。切符を買ったら「9:30に2番乗り場だよ」と言われました。アメリカの長距離バスと言えばグレイハウンドが有名で、私もグレイハウンドの時刻表を持っていて10:00にバスがあるのを知っていたのですが、このあたりではもう1社トレントウェイという会社も長距離バスを運行しています。ちょうど9:30にトレントウェイのほうのバスが来るようです。
ほどなくバスがやってきました。後から調べたらこのバスは近くのウェランドという街が始発で、ナイアガラフォールズに寄ってトロントへ行く便でした。ドライバーに切符を渡し乗り込みます。全行程で2時間ちょっとのバスですがドライバーは2人いるようです。乗車率は4割といったところでしょうか。びっくりしたのは踏切を渡る時、完全に停止してドアを開け、音で列車が近づいていないことを確認しています。日本などと比べれば列車も少ないでしょうが、踏切の警報機も無いか、あっても貧弱なものなのでこういう決まりになっているのでしょう。
バスはQEWというハイウェイに入りました。クイーンエリザベスウェイの略のようです。いよいよカナダらしくなってきました。料金所が無いので無料の高速道路だと思われます。大きな運河を橋で越えました。水位を調整する堰が見えます。ナイアガラの滝を避けてオンタリオ湖とエリー湖を結んでいる運河でしょう。社会科の時間に習ったような気がしてきました。途中セントカサリンズで一度高速を降りて、街のバスディーポに寄ります。乗り降りともかなりの人数でした。バスは右手にオンタリオ湖を眺めながら、ハイウェイを気持ちよく走ります。初めはぶどう畑が多かったのですが、トロントに近づくに従って大きな会社の建物が目立つようになりました。どの会社も建物は近代的で、敷地内はすごくきれいに整備しています。それは無機質な感じがするほどで、あまり汚い景色は目に入ってきません。これもカナダらしい一面なのかもしれません。
【別の旅行記(トロント)へ続く】
- 同行者
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- エアカナダ
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