天国、天竺？桃源郷は近くて遠い！？

2006/12/20 - 2006/12/21

翌日にはシントラへ出かけた。僕は既にポルトガルに行った事があり、一番感銘を受けたのがシントラの街並みだった。たしかその時は9月頃だったように思うが、花が咲き乱れこの世の『天国』というのもあながち大げさな表現ではないなと思った記憶がある。
ホテルから、シントラ行きの列車が発着するローマ駅まで僅か２分。リスボンカードはシントラまでいけるので便利だ。天国まで一直線か？が、今回は冬だ。花が咲き乱れている訳ではない。小１一時間でシントラへ到着。駅構内にも鮮やかなアズレージョ。さすがに観光都市だ。がここからは、歩いて街を進もうと決めていた。

前日に悩んだのだが、今回リュックにつめておいた装備はシューズだけだった。やはり、２日も登攀に当てるのは家族旅行を逸脱しているだろうとの自己判断。まあ、偶然サイトに遭遇したら、ボルダーをちょこっとやるくらいのつもりだった。少し歩くと、コーン型のタワーが目を引く。これがシントラの観光名所のひとつの離宮だ。とりあえず、そこまで進む。有名な湧き水が出る場所へ差し掛かり、
「この水を飲むと元気が出るよ」と家族におしえる。それを信じた子供は暫くの間だけ頑張って歩いてくれた。離宮は休館日となっていたので、そうそうに次の観光場所ムーア人の城及びペナ城を目指した。進路をトレッキングコースに取った為、標高差５００ｍ２時間弱の道程を肩車で進まねばならなくなった。我が子は既に１６ｋｇをマーク、これはもう天国どころの話ではない。早くも地獄の一丁目か？
そして、やっぱりゲレンデには遭遇しないのだった（涙）いいやい、『地獄』で特訓！の方が格好いいから（笑）

エリア シントラ(ポルトガル)

アズレージョもあいまって絶妙な色合いのペナ城

この標高差は結構いい運動。下に見える離宮。

駅の中も見事なアズレージョ。

結局登ったのは城の塀だけか･･･