2001/08/24 - 2001/09/01
110位(同エリア121件中)
かもこさん
パキスタンのラホールに夜に到着。ランディングまでの間、眼下に見えるのは漆黒の闇の中に宝石箱をひっくり返した様な色とりどりの光輝く夜景です。ラホールのこの夜景を見るのは2度目ですが、この夜景の素晴らしさは世界一!と思うほど美しいものです。
旅は、ラホールの近くのハラッパ遺跡からガンダーラ地方のペシャワールへ。そこからSLに乗ってカイバル峠へ。ペシャワールに戻り国内線でティリチミール山を望むチトラルへ。チトラルをベースに独特の生活風習を持つカラーシュ族の住む谷を訪ねます。その後ラホールへ戻り旧市街散策など楽しみました。
帰国して10日後アメリカの同時多発テロが発生しました。カイバル峠からアフガニスタンを眺めて「このままアフガニスタンに足を伸ばしたいなぁ」と思っていましたが、さらにさらに遠い夢になってしまいました。(写真はカイバル峠に向かうSLの車窓から見た村)<編集中>
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ラホール中心地から200キロほどのところにある、インダス文明の都市遺跡「ハラッパー」へ。
以前に行ったモヘンジョダロほど古代の生活の様子を感じることはできませんでした。とにかく干上がってしまうんじゃないかと思うほど暑かった! -
ペシャワールに飛んだ翌日、蒸気機関車に乗りアフガニスタンとの国境に近いランディコタール駅に向かいます。目指すはアフガニスタンとの国境のカイバル峠!!
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汽車がなかなか出発せず...窓の外には近所の子供たちがいつの間にか集まってきていました。
汽車が出発しなり理由は...線路の前方に軍の基地があり戦闘機が線路を横切るまで「待て」状態になっていたそうです。さすがパキスタン! -
パキスタンの子供たちは彫りがふかくてハンサムさんが多い〜。
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やっと出発した汽車はえっこらえっこら荒涼とした峠を登っていきます。
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この汽車で向かっているのはパシュトゥーン人が住みパシュトゥーンアレイという独自の特別自治のある地区。ここで何か起こってもパキスタンの軍も警察も手だしできないところ。私たちもカイバル峠まで行ったら日没までにこの地区を出なくてはなりませんでした。
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小さい頃に機関車に乗ったことのある私は「汽笛がなると前方にトンネルがある」というのは常識。汽笛が鳴ったらすぐに窓を閉めます。でも知らない人が多かったので車内はすすで真っ黒に。汽車を降りた時は全身すすだらけでした!
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途中停車したシャガハイ駅を出発する時の車窓からはたくさんの男性陣が..みんなボーッとして暇そうに見えますがライフル銃を持って警備している人もいます。
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アフガニスタンとの国境のカイバル峠です。峠には3本の道があってムガール朝の頃の道、アレキサンダー大王が進軍した道、そして現在使われているのが英国が造った道だそうです。
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9.11のテロの2週間ほど前だったのでもちろん国境は封鎖されてなく、玉ねぎなどの野菜をたっくさん積んだトラックが行きかってました。
峠には警備兵が多く、この時ほどライフル銃を間近にまたたくさん見たのは初めてでした。 -
カイバル峠からはバスでペシャワールに戻ります。途中の街中です。
ウルドゥー語の看板かと思うのですが...。 -
肉屋の前の気さくにポーズをとってくれたお兄さんたち。
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4日目、ペシャワールから飛行機で人口12万人のチトラルへ。朝早く到着すると高地のためかとっても寒い! それなのに空港からホテルに向かうまではホロ無しのジープで飛ばしてくれた...。
遠くに見えるのはヒンドゥークシュ山脈の最高峰のティリチミール山(7690m)です。チトラルのどこからでも望めました。 -
さっそくチトラルのメインストリートを散策。フェルトをのばして暖かそうな帽子を作っているおじさん。男性用の帽子なのですが記念に買いました。
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はたしてこれは何か??
お店の前であれこれ話していたらお店の人が身振り手振りで教えてくれました。子供に文字を教えるためのお勉強道具だそうです。文字を覚えるために(?)私も1枚購入。この中の1枚は我が家に♪ -
八百屋のお兄さん。握っているロープにターザンの様にぶら下がって野菜を飛び越えて店へ出入りします。おみごとです!
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ホテルのすぐ近くのナン屋さん。私たちのためにポーズをずっととってくれていたら、店主から怒られていました、ごめんなさい。
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チトラル川沿いにあったイスラム神学校などが入っている建物。
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イスラム教のお祈りの時間です。このチトラルには11世紀にアフガンからイスラム教が伝わったそうです。
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夕方、街の中心にあるグランドでポロ競技をやってました。警察官の人たちだそうです。
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勝ったのかなぁ〜? ご機嫌でポーズ。
(でもこの試合で馬から落ちて骨折していた人がいました) -
5日目、この旅行のメインとなるカフィリスタンのカラーシュ族の住むボンボレット谷とルンブール谷に向かいます。
4WDで、いつ岩が落ちてきてもおかしくない崖と、下まで50mはあるだろうと思われる谷にはさまれた狭い道を飛ばして行きました。命がけ...。 -
途中で一休み。
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この橋をわたると左がボンボレット谷、右がルンブール谷です。
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ボンボレット谷の子供たち。カラーシャの人口は3千人ほど。アレキサンダー大王遠征時の末裔といわれていますが、文字を持たない人たちだったので正確にはわからないそうです。
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女性の髪形や衣服は大変個性的なスタイルです。女性は不浄のものとして扱われる独特の風習や宗教感を持った人たちです。
日本人でこのカラーシシャ族に嫁いだ和田晶子さんの本を読んで衝撃を受け興味を持ったのですが、この日にご本人やご主人にも会うことができて感動しました。 -
村の民家です。屋根上などには干しトマトなどが並べられていました。
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お家の中をのぞかせてもらいました。こちらは台所。電気はきていると思いますが真昼でも真っ暗な部屋の中でした。
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こちらはベッドルームです。最小限の家財道具が印象的です。
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貝細工を施した髪飾りも他のエリアや国では見かけない独特のものでとてもおしゃれでした。
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カラーシャの人たちが織った物を見せてもらいました。このお兄さんからカラーシャの人が手すきの紙に書いた動物の絵を2枚買いました。
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チトラルへ戻ってホテルの回りを散策。
こちらはメガネ屋と入れ歯やさんの看板。 -
6日目、チトラルを出発してロワライ峠(3200m)を経由してペシャワールへ。ここはロワライ峠の手前で休憩したところ。チャイで一服しました。
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こんな坂道をのぼってロワライ峠に到着です。
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ロワライ峠の看板。
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峠の休憩所で憩う人たち。
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ペシャワールの町に近づきつつありあます。トラック野郎もびっくりのパキならではの賑やかなトラック。親子で乗っていたようです。
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賑やかなペシャワールの旧市街にもどってきました♪人が多い!!
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こちらはアイシャドウ売りのおじさんです。木彫りの瓶に青い粉が入っていました。珍しいのでもちろんご購入!
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揚げパン屋の人たち。真夏の30度を超す中で仕事に精出していました。
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青いベールを試着させてもらいました。ポリエステルでできているのでしょう、かぶった瞬間に汗をどっとかいてしまいました。下にきているパンジャビスーツは自前のもの、パキスタンを旅するにはこのスタイルに限る!
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8日目は朝からラホールを朝から観光。このバドシャヒモスクは2度目の訪問。モスクないのタイルの美しさは相変わらずです。
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モスクの修復中。職人さんは昼寝中。この暑さの中では休憩は必要です!
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バドシャヒモスクです。砂岩色がとてもきれいです。
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シャリマール庭園です。この噴水は普段は水が出ていないのですが添乗員さんが少しでいいからと係員に頼んで水を出してもらいました。
その瞬間公園全体が涼しい風に包まれました。
暑かったパキスタンをこの夜に発ちました。
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