エジプト観光?　ナーセル湖の人たち

2006/12/06 - 2006/12/06

ナーセル湖の人たち


　ナイル川の氾濫を防ぎ、農業の生産向上を目指して1902年にアスワンダムが完成。その後の人口の増加で、水不足が深刻になり、1960年にソ連の協力よって、幅3.6キロ、高さ110ｍ、全長500キロにも及ぶ世界最大規模の「アスワンハイダム」を建設、ナーセル湖ができました。巨大なダムは農業用水と安定した電力を供給し、川の氾濫がなくなった功績は大きいが、45もの村と10万人の移住、そして、かずかずの遺跡は水底に沈みました。

　500キロといえば、東京から大阪までの距離です、いかに広大なダムか想像していただけると思います。ダムの完成により、ダム水面からの蒸発による気候の変化。また、下流では、洪水がもたらしてくれた肥沃な土がダムにせき止められた結果、土地がヤセ、収穫が減る。他にも、地中に塩分が溜まり、生育に被害が出ています。良い事ばかりではなさそうです。
　
　ダムは軍事機密にぞくし、写真撮影は制限されています。それというのも万が一、テロなどでダムが破壊されてしまったら、下流は全滅、首都カイロも３ｍの水の中に浸かってしまうそうです。「アスワンハイダム」は軍事的にも重要な拠点です。レーダーやミサイルが配備され、厳重な警備で守られていま。

エリア アスワン(エジプト)

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船
• 航空会社: エジプト航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ナーセル湖、巨大な人造湖

魚釣り

魚網の手入れ

岸辺の廃船

魚釣り

子供たち

羊も草が少なくて痩せています

売店

立ち話

石積みの平屋がほとんど

中庭の家庭菜園、野菜を育てています

おじさん

白サギは害虫を食べてくれるので、大事にされています

塀の内側のベンチ

男の着物、ガラベイヤ

働く少年