ちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらら～♪　その３

2006/11/03 - 2006/11/06

　沖縄便で使ったものの、年末で失効するマイルがまだばかにならない数字で残っている。ちょっともったいない気もするけれど、那覇－石垣便で使ってしまおう。

エリア 沖縄

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 JALグループ 徒歩 バイク

　石垣１便を予約したので、朝６時にホテルを出てゆいレールの初電で空港へ向かう。来るときにはぎりぎりだったので撮れなかった「最西端の駅」の碑を１枚。垂直尾翼の中に埋まっているのはゆいレールの車輌と大根。

　泊まっていたホテルでは簡単な朝食サービスがあるのだが、朝７時からなのでありつくことができず、空港で朝ごはん。沖縄に来たら欠かせないファーストフード、Ａ＆Ｗが６時半から開いているので行ってみる。朝食メニューもあるが、やっぱり食べがいのあるいハンバーガーが捨てがたく、少々ヘビーな朝食。

　好天のフライト。那覇を飛び立ち、すぐいろんな島々が見えた。電子機器が使えないのが残念。使用ＯＫになった時点でぎりぎり座間味・阿嘉・慶留間が見えた。

　南の方の水納島。小学校の社会科資料集には、珊瑚礁の海としてこの島の写真が載っていたので、水納島といえばこちらだと思っていた。

　多良間島は真下。空港がよく見える。

　島の景色を楽しみながら石垣空港に到着したのはいいものの、未だに石垣から先の行程が決まっていない。小浜島か波照間島のどちらかくらいまでには絞ったが、どちらにも行きたい。運行休止になる前にＲＡＣの波照間便に乗っておきたいし、ニシ浜にも行きたいし泡盛「泡波」も買いたい。でも波照間は前に行ったことがあるので違うところにも行きたい。ターミナルに出てもまだ悩んでいる。
　晴れてはいるが、南の方には少し雲がある。ニシ浜に雲はあってほしくない。冬に南十字星を見に来ようと思い、小浜島に決めた。港方面に出るバスの出発直前に飛び乗って離島桟橋へ。
　もう供用開始されているかと思っていた新離島ターミナルはまだ工事中で、昔のままの桟橋。小浜行きの「ちゅらさん２」に乗船。

　船酔いの不安を抱えたまま出発。少しでも揺れが少ないようにと八重山観光フェリー便を選ぶ。同時に出発したはずの安栄観光の船は出発して５分もしないうちにあんなに前にいる。以前、安栄の波照間便に乗った時、船が「跳んだ」ことを思い出した。

「幻の島」が見えてきた。潮の満干で消えたり現れたりするそうで、シーズンには上陸ツアーもあるようだ。さすがに11月ともなるとどこもやってなくて、船から見るだけなのが残念。

　嘉弥真島。こちらも上陸ツアーがあるけど、11月はやっぱりやってない。

　25分で小浜港に到着。ほとんどの客はリゾートホテルの「はいむるぶし」や「アラマンダ」「ハピラパナ」の送迎バスに吸い込まれていった。ひきかえ、自分は宿も決まっていない。もちろん、リゾートに泊まるお金はない。というより、ひとりで泊まりたくない（→負け惜しみ）。
　細崎の小綺麗なペンション風民宿に泊まるか集落の民宿に泊まるか迷ったが、動きやすい集落の民宿に予約し、原付を借りて走り出した。
まずは「ちゅらさん展望台」へ。近くには行かれないと聞いていたけれど、和也の木はあんなに遠いんだなぁ…。

　和也の木の向こうには西表島が。

　きれいな海。珊瑚礁の海ってほんとに色が違うなと実感。ふだん北の方ばかり行っているのでよけいにそう思う。

　石垣島もよく見える。

　特に注意書きもなく置かれている「牛魂碑」。「ちゅらさん」が放送される前からあるようだけれど、意味がよくわからない。すぐ下には牛のいる牧場があるけど、わざわざここに設置する意味もあるのかな。謎だ。

　四等三角点。

　もっと高いところをめざし、標高9900cmの大岳(うふだき)に登ってみる。今は登山はあまりしてはいけない身だけれど、このくらいなら平気だろう。

　細崎方面。奥は西表島。

　嘉弥真島、幻の島、そして石垣島。

　松のような木々がわざわざ囲まれて生えている。なにか由緒があるのかと思って行ってみたが、特に何もなさそうだった。

　細崎に向かって爆走。多くの自転車、原付、「ちゅらさんロケ地ツアー」のバスとすれ違う。
　桟橋へ。ここは少女えりぃが「文也くん、結婚しようね〜」と泣きながら叫んだところである。
結婚しようね〜と叫びたい（笑）。

　ふつう港の中って水は汚いというイメージだが、港の中とは思えない海の色。

　海人公園の横にある砂浜。のんびりしたくなる。

　ちょっと海に入ってみる。　波打ち際から10ｍも来ていないのだが、クロナマコモドキがうじゃうじゃいた。

　マンタ。海を見てきみは何を思う。

　お昼になり、お腹が空いた。カフェ「パパイヤ」に入る。

　魅力的なメニューがいろいろあったが、「あつあつ石垣牛カレー」を注文。皿まで熱くなっていて、やけどしそうな熱さ。石垣牛はもちろん、カレーの味もなかなかで、満足。テラスもあり、海を見ながらランチといきたかったが、暑かったのでやめた。

　細崎の浜へ歩いてみる。美しいという以外に言葉が見つからない景色。ものすごく泳ぎたかったが、ほかに人もいたし、すぐそばには行こうか迷っていた民宿があり、人の姿が見えたので着替えるわけにいかず、あきらめて、ぼんやり眺めるだけにとどめる。こっちに泊まったら泳ぎ放題だったなぁ…。

　いったん集落に戻って原付を返し、今度は歩いて島をめぐる。小浜島のいちばんの名所になったかもしれない、「こはぐら荘」。2007年１月に「ちゅらさん４」が放送されるが、残念ながらロケはもう終わってしまっているとのこと。

　中には入れないので、塀から撮影させていただく。

　庭には出演者や制作スタッフが植えた木がある。これはえりぃこと国仲涼子さんが植えた木。

　さすが小浜島、ゴーヤーマンまで自動販売機で売られている。値段の表示がないというのは時価ということか？（笑）
　しかし「うりきれ」で、残念至極。

…逃亡するんだ。牛はきちんとつないで飼いましょう（？）

　きみは逃げないでね。青い海を見て、きれいな空気でのんびり育って、いい牛になるんだよ。

「ちゅさらん」のロケでよく使われたシュガーロード。道の横にはさとうきび畑。

　電柱もそのままあるし、ただの道といえばそうなんだけど…。

　海岸まで降り、トゥーマルビーチへ。ここもいい砂浜。

　海水浴をしている人たちも２組。もうたまらない。更衣できる場所もあったので、着替えて海に駆け出す。

　ばか丸出し写真（笑）。１時間ほど海に出たり入ったり、物思いをして時間を過ごす。何も考えずにいるというのは意外に難しかった。

　海水浴できたので満足して集落に戻る。えりぃが学んだと思われる小浜島小・中学校。天文台があるのはすてきだ。星がさぞきれいに見えるんだろうな。

　学校の横には手作りのバス停表示。

　バス停コレクション・その２。

　その３。

　その４。

　疲れたので喫茶「ヤシの木」で休憩、黒糖サンデーをいただく。ちょっと焦げたような味の黒糖シロップがアイスクリームによくあう。

　夕陽がけっこうよさそうなので、自転車を借りて再び大岳に向かった。しかし、向かっている間に雲が出てしまい、期待はずれだった。

　宿に戻ったらきれいな夕焼けにはなっていたけれど。

　明日から小浜島最大のお祭り「結願祭」が始まる。それに向け、三線の音、踊りの練習の歌声が響いてくる。島人はそちらに忙しく、民宿併設の食堂も今晩の営業はお休み。外に出て、開いていた居酒屋「あーじゅ」に入る。

　じーまみ豆腐の揚げ出しをつまみに泡盛「八重泉」をいただく。じーまみは東京にある沖縄料理屋で食べたものの方がおいしく感じたかな…。

　サービス期間中だったので「三枚肉そば」をいただく。今日ははやばやとお腹いっぱいになった。

　腹ごなしにちょっとお散歩。満月の夜だったので、小中学校のグラウンドでお月見。ちょっと雲がかかってしまったけれど。
　いろんな物思いをして、ちょっとヒントらしきものをつかんだ気がする。またがんばろう。

　島を後にする前に、某所にある自転車を見に行く。「ちゅらさん」の撮影でえりぃが乗った自転車だそうで、その後誰にもさわらせてないとのこと（笑）。

　港の売店で売っていた絵はがき。あまりのインパクトの強さについ買ってしまった。でも、こんな絵はがきはよほどのことでないと出せないな(笑)。

この旅行記へのコメント （2）

• るーこさん 2007/01/15 23:57:18

  こんばんわ！

  めもるさん、お久しぶりです。
  何も決めない旅・・・いいですね。憧れます。
  小心者の私には無理だと思うけど(^_^;)
  ところで11月の沖縄っていいんですね。海水浴も出来ちゃうんですね。
  私は７月と５月にしか行ったことがなくて、７月はいつも台風と隣り合わせ、５月は外は暑いけど水の中は冷たくって。
  う〜ん、１１月・・・検討してみよう！
  旅行記これからも楽しみにしていますね。
  また遊びに来ます☆

  めもるさん からの返信 2007/01/17 00:09:35

  ごぶさたです〜

  ご訪問と書き込み、ありがとうございます。
  
  　繁忙期だとさすがに何も決めないということは怖くてできませんけど、観光オフシーズンだからなんとかなるかなと思って、石垣から先はまったく決めずに行ってしまいました。ふだんはわりとすっぱり決断するんですが、今回は久々にどうしようか迷いました。
  　泳げるかどうかは正直に言うときちんと調べなかったんですが、元旦に小笠原で泳いだことがあるので(ちゃんと海開きイベントがあります)、緯度もほとんど変わらない場所であれば泳げるかもなと思って水着を持っていったのが当たりました。
  　時期ですが、１１月でも楽しめましたけど、ちょっと変わった場所に行くツアーなどは１０月で終わってしまう場合も多いようなので、時間が取れれば１０月末くらいが狙い目かもしれませんね。
  
  　るーこさんの沖縄旅行記、気長にお待ちしてます。
  また遊びにいらしてください。