イタリア縦断の旅 ?コモ湖

2006/09/27 - 2006/10/07

北イタリアからスイスにかけての湖水地方の中で、最も美しい湖と言われるコモ湖に、ミラノから各駅停車に乗って約１時間かけてやってきました。
ローマ時代からシーザーや他の皇帝達のための避暑地として有名で、近年はヨーロッパの貴族や著名な芸術家が競って湖畔に高級別荘を建てました。現在はハリウッドスターの別荘も多いそうです。
コモ湖はイタリアで３番目に広い湖で、最深は４２０ｍでヨーロッパで１番深いのだそうです。
今までの観光疲れ解消にの〜んびりゆっくりと過ごしました。

エリア コモ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ミラノ・ノルド駅から各駅停車に乗ってのんびりと約１時間、コモ湖にやってきました。

ミラノ・ノルド駅⇔コモ・ノルド・ラーゴ駅間の往復各駅電車の料金は、窓口で買ってもなんと７ユーロ。安くてビックリ！

緑豊かな山々に囲まれた美しい湖です。

日が照ると湖面が青色に輝きます。

遠くに噴水が見えます。

湖をとり囲むように山の斜面の家や別荘があります。

よく見ると、噴水が虹色に輝いています！

噴水に向かって湖畔を歩くことにしました。

向こう岸に立派な別荘『オルモ邸』があります。かつては、ミラノを支配したヴィスコンティ家の別荘だそうです。現在はコモ市が管理しています。

黄色の建物が『オルモ邸』です。

手前に見えるのが遊覧船です。この日は少し寒く、風邪気味だったので、遊覧船には乗りませんでした。

『ヴァルティアーノ神殿』の裏側が見えます。

神殿の隣にはモニュメントがあり、イタリアとスイスの国旗が掲げられています。ここからスイスの国境までほんの少しの距離です。

本当は写真の『ブルナーテ山』に「ケーブルカー」で登って、コモ湖＆市街を見下ろし、遠く雪をいだいたアルプスの山並みを眺める予定でしたが、ブルナーテ山の上には”雷雲”が…。西側は晴天なのに、東側のブルナーテ山方面は雷雲で真っ黒！おまけにゴロゴロ〜ゴロゴロ〜と雷の音が聞こえます！近くに避雷針はなさそうですし、感電して死にたくないのでケーブルカーはあきらめました…。このケーブルカーは「フニクラーレ」という名前です。あの有名な歌"フニクリッフニクラ〜♪"が由来なのでしょうか？

湖畔を散策すること約２０分。
噴水のところまでたどり着きました。噴水を見ていると癒されます〜。

ところで、噴水のところまでは散策道がありますが、噴水の先は道がありません。
どうしよう…。

噴水近くのこのモニュメントのある公園で、丘へ登る階段を発見！さっそく登ります。

一番上まで登りました。「アルプスのテラス」と呼ばれるケーブルカー頂上の展望台からの眺めにはかないませんが、爽快な気分です。

アルプスの山並みを少しでもいいから見たい！とアルプスの方へトコトコ歩いて行きましたが、ここまでで足が限界です。晴れていたらアルプスの山並みが見えたのでしょうか？

市街のほうに戻ってきました。

電池を発明したアレッサンドロ・ヴォルタの没後１００年を記念して建てられた『ヴォルティアーノ神殿』です。１９２７年に建てられた新古典主義の建物です。現在は博物館として利用されています。

ヴォルティアーノ神殿の近くには、『ヴォルティアーノ公園』があります。

美しい湖と噴水を眺めながら、ベンチに座ってのんびりできます。

のどかな風景。みなさん思い思いにリラックスして過ごしています。

ドゥオモ広場にやってきました。

１４〜１８世紀にかけて建てられたルネッサンス様式の建物です。ルネッサンス様式とは、ローマの建築様式を復興し、古典的で調和の取れた明快な様式だそうです。

湖方面から見たドゥオモのクーポラです。

手前の建物は旧市庁舎です。

ドォウモの中に入りました。
今まで見てきた大聖堂より小さく、シンプルですが美しくおごそかな感じがします。

祭壇です。
後ろの窓のステンドガラスが美しいです。

ドォウモ正面にあるバラ窓です。
薄暗いドォウモの中で大輪の花のように輝いています。

ステンドグラスも大変美しいです。ミラノのドゥオモのステンドグラスに似ている気がします。


旅行記を最後まで見ていただいてありがとうございました。
次は、今回の旅の最終地、ミラノへ行きます。