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<br /><br />笛吹川の源流は東沢と西沢があり、どちらも素晴しい渓谷美です。<br />沢の入り口には、奥秩父を愛した英文学者であり登山家の田部重冶の「笛吹川を遡る」の一文が刻まれた文学碑があります。 <br /><br />『見よ! 笛吹川の渓谷は狭り合って見上ぐるかぎり上流の方へ峭壁をなし、その間に湛へる永の紺碧の色は、汲めども尽きぬ深い色をもって上へ上へと続いている。流れはいつまでかくの如き峭壁にさしはさまれているだろうか。』 <br /><br />この見事に簡潔で魅力的な文章によって綴られた紀行文に、幾多の人が東沢へと誘われたことでしょう。私もその一人です^^; <br />この一文が表現しているのは東沢で、大正時代に書かれた「山と渓谷」の中の一編ですが、現在は入山禁止の看板にロープで立ち入りを禁じている東沢は、一般の登山者が入ることもなく、いまもその当時と変わらぬ景観を維持できていると思います。 <br />何年か前、東沢を遡り、やっとのことで甲武信ヶ岳に達し、笛吹川源頭の水をがぶ飲みしたときの水の美味しさが忘れられませんが、同様にいくつもの滝、滑、釜を持ち、岩の間を迸る水の清冽な流れと、それを被う緑は、田部重冶が書き記した渓谷美そのままでした。 <br />もう一度東沢に入ってみたいと思いますが、体力と技術なき身には無理な ことです。  <br /><br />さて、もう一方の西沢ですが、 <br />こちらは誰でも歩くことができる渓谷で、いささか観光地化したきらいがあり、東沢とはスケールの違う渓谷美ですが、それでも十分渓谷歩きが楽し めます。        <br /><br />ここでは以前スズメバチの大群に襲撃され、頭を刺されて大変だった思い出があり、それからというものずいぶん長いこと行っていませんでした。秋の紅葉時は人気のスポットということもあって、平日でもかなりの人出で、9時に着いたときすでに駐車場はほぼ満車、渓谷沿いも人が多く、 撮影ポイントは順番待ちの状態です。  <br /><br />昨年の休日に訪れたという友人は、あまりの人の多さに閉口したとのこと、せっかくの渓谷美もこれでは台無しですね。

笛吹川源流/西沢渓谷

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2006/10/25 - 2006/10/25

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4

17

そよ風

そよ風さん



笛吹川の源流は東沢と西沢があり、どちらも素晴しい渓谷美です。
沢の入り口には、奥秩父を愛した英文学者であり登山家の田部重冶の「笛吹川を遡る」の一文が刻まれた文学碑があります。

『見よ! 笛吹川の渓谷は狭り合って見上ぐるかぎり上流の方へ峭壁をなし、その間に湛へる永の紺碧の色は、汲めども尽きぬ深い色をもって上へ上へと続いている。流れはいつまでかくの如き峭壁にさしはさまれているだろうか。』

この見事に簡潔で魅力的な文章によって綴られた紀行文に、幾多の人が東沢へと誘われたことでしょう。私もその一人です^^;
この一文が表現しているのは東沢で、大正時代に書かれた「山と渓谷」の中の一編ですが、現在は入山禁止の看板にロープで立ち入りを禁じている東沢は、一般の登山者が入ることもなく、いまもその当時と変わらぬ景観を維持できていると思います。
何年か前、東沢を遡り、やっとのことで甲武信ヶ岳に達し、笛吹川源頭の水をがぶ飲みしたときの水の美味しさが忘れられませんが、同様にいくつもの滝、滑、釜を持ち、岩の間を迸る水の清冽な流れと、それを被う緑は、田部重冶が書き記した渓谷美そのままでした。
もう一度東沢に入ってみたいと思いますが、体力と技術なき身には無理な ことです。  

さて、もう一方の西沢ですが、
こちらは誰でも歩くことができる渓谷で、いささか観光地化したきらいがあり、東沢とはスケールの違う渓谷美ですが、それでも十分渓谷歩きが楽し めます。       

ここでは以前スズメバチの大群に襲撃され、頭を刺されて大変だった思い出があり、それからというものずいぶん長いこと行っていませんでした。秋の紅葉時は人気のスポットということもあって、平日でもかなりの人出で、9時に着いたときすでに駐車場はほぼ満車、渓谷沿いも人が多く、 撮影ポイントは順番待ちの状態です。 

昨年の休日に訪れたという友人は、あまりの人の多さに閉口したとのこと、せっかくの渓谷美もこれでは台無しですね。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車
  • 渓谷駐車場の上には雁坂道が通っています。<br />奥に見える山は鶏冠山。<br />

    渓谷駐車場の上には雁坂道が通っています。
    奥に見える山は鶏冠山。

  • ゲートの下りた渓谷入り口と東沢への入渓禁止の看板。

    ゲートの下りた渓谷入り口と東沢への入渓禁止の看板。

  • 紅葉はちょうど見頃を迎えていました。

    紅葉はちょうど見頃を迎えていました。

  • この吊橋を渡ると渓谷沿い歩きがはじまります。

    この吊橋を渡ると渓谷沿い歩きがはじまります。

  • 最初に見る滝は大久保の滝。<br />滝が落ちる岩肌は綺麗に紅葉しています。

    最初に見る滝は大久保の滝。
    滝が落ちる岩肌は綺麗に紅葉しています。

  • コバルトブルーの水と色づいた木々の葉が渓谷美をいっそう盛り上げます。

    コバルトブルーの水と色づいた木々の葉が渓谷美をいっそう盛り上げます。

  • 絶壁を彩る紅葉。<br />崖の下に遊歩道が見えます。

    絶壁を彩る紅葉。
    崖の下に遊歩道が見えます。

  • 華やかなに渓谷を埋める木々の紅葉、見事な色彩です。

    華やかなに渓谷を埋める木々の紅葉、見事な色彩です。

  • 母胎淵

    母胎淵

  • 思わず目を引く真っ赤な葉

    思わず目を引く真っ赤な葉

  • 倒木に生えたキノコ

    倒木に生えたキノコ

  • 竜神の滝

    竜神の滝

  • 深まりゆく秋の美しさです

    深まりゆく秋の美しさです

  • 西沢渓谷のハイライト、七ツ釜五段の滝

    西沢渓谷のハイライト、七ツ釜五段の滝

  • 一枚の写真にはおさまりきれません^^;

    一枚の写真にはおさまりきれません^^;

  • 昔、切り出した木を運んだトロッコの軌道が残る登山道。

    昔、切り出した木を運んだトロッコの軌道が残る登山道。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • JOECOOLさん 2008/04/11 11:12:27
    七ツ釜五段の滝!
    そよ風さん、こんにちは!
    はじめまして、滝マニアのJOECOOLと申します。

    七ツ釜五段の滝!!
    西沢渓谷の素晴らしい紅葉の風景と一緒に楽しませていただきました。
    滝ファンなら一度は訪れたい滝の一つなのですが、私はまだ行っていません。関東・東北方面には行くチャンスが少なくて...。

    横谷峡の乙女の滝も懐かしく拝見させていただきました。

    それと、そよ風さんが管理されている『森を歩こう♪』コミュにも参加させていただきました。
    どうぞよろしくお願い致します。

    by JOECOOL

    そよ風

    そよ風さん からの返信 2008/04/12 23:56:05
    RE: 七ツ釜五段の滝!
    JOECOOLさん、はじめまして!
    コメントそして投票と、コミュへのご参加、ありがとうございます!!!

    滝めぐりをなさっているのですね!
    日本には神秘的で美しい滝がたくさんあるので、
    私も機会があれば、いろんな滝を見にいきたいなぁと思っています。

    西沢渓谷は観光地としても有名なので、
    平日でも人が多く混雑するのがちょっとですが、
    七ツ釜五段の滝はやはり素晴らしいですね。
    また、ずっと渓谷に沿って歩いていける気持ちよさと、
    森林浴がてら歩ける山道の両方が楽しめるのもいいです。

    沢登りをなさるのなら、東沢がおすすめです。
    こちらは一般の人は入ってこないので、
    どっぷり自然に浸ることができ、乙女の滝・両門の滝など
    いろんな滝を楽しめますよ。


  • 旅猫さん 2007/03/02 11:01:34
    秋も良いですね。
    西沢渓谷へ行ったのは、新緑の頃。
    有毒な鉱物を含んでいるという水の色が印象に残っています。
    次々と現れる滝や淵に心が洗われます。
    そよ風さんの写真を見て、秋にも訪れてみたくなりました。

    そよ風

    そよ風さん からの返信 2007/03/02 12:15:00
    RE: 秋も良いですね。
    旅猫さん、秋の西沢渓谷はすごい人ですから、
    行かれるときは平日をお勧めします。
    紅葉、どちらかというと黄葉ですね、
    山と渓谷美をあますことなく堪能できるところです。
    渓谷沿いを歩いて山側から戻るコースを一周すると
    けっこうアップダウンもあって
    それなり歩いた気分になるショートコース、
    一人しみじみ歩いてとても楽しかったです。

そよ風さんのトラベラーページ

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