雨ばっかりの那須ドライブ旅行

2006/07/15 - 2006/07/16

海の日連休を使って、那須へドライブ＆静養することにしました。しかし今年の海の日は梅雨真っ盛り…ということで、ずっと雨に降られ天候に恵まれずその点では残念な旅行となりましたが、久々に近場でのんびり過ごしてリフレッシュできました。

エリア 那須(栃木)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

今回は私の旅行では極めて珍しいマイカー(ただし自分は持っていないので実家の)で出発。3連休の初日ということで混んでいることを見越して昼前にゆっくりと出発。
まずは外環を通り、川口から国道122号を北上する。さすがに昼なので外環はそれほど混んでいなかった。

ところが東北道で事故渋滞が発生し、国道122号もその影響で渋滞。うーん、私渋滞が大大大っ嫌いなんですけど…イライラ。

幸い浦和ICから東北道に入る頃には事故渋滞も解消。高速道の旅になる。ここまでところどころにわか雨に降られたが高速に入ると天気が回復し晴れてきた。絶好のドライブ日和になるかも。

東北道は宇都宮まで片側3車線なので快適なドライブ。段々風景も大きく広がってきて、空は夏空。ああ、最高（この時まではそう思ったけど…）。

まだ昼を食べていなかったので、佐野藤岡ICで途中下車して佐野ラーメンを食べることにした。
向かった店は駅近くの「赤見屋本店」。最近建替えしたようで綺麗な店になっていたが、昔ながらの青竹手打ち麺が食べられる店なのである。

チャーシューメン。独特な手打ち細麺とあっさりスープはまさに昔ながらの「中華そば」。なかなかおいしかった。満足満足。

ところで佐野はラーメンだけでなく実はイモフライも売り出し中らしい。ということで、赤見屋の近くにある「POTETO」という小さな店に立ち寄り、イモフライを買ってみた。さくさくあつあつのイモがとってもうまい。何個でも行けそうだったけど、時間は15時を回っていたので1つで自重…。

さて再び東北道に乗り那須へ向かって北上するが、矢板付近から土砂降りの大雨に。前が全然見えない！追い越し車線もめちゃくちゃスローペースになる。すごい怖かったけど、雨やまないかな…。
ただ幸いなことにすでに16時を回っていたので那須IC渋滞はとっくに解消していて、一路那須街道を通って宿泊先へ向かった。

今回の宿泊先はペンション「エル・ハレオ」。スペイン風の建物がお洒落な結構大き目のペンションであった。
さっそくチェックインし部屋に向かう。

今回の部屋は奮発して（というか直前予約でここしか空いてなかった）一番高いスウィートコテージである。
コテージは本館から離れた一軒家。とはいえ一軒家が密集していて景色がいいわけでもなく、またちょっと古さが見え隠れしていた気もするが、なんか別荘に来たような感じがしてちょっと嬉しい。

寝室は2階。まわりは静かで天窓からは那須の緑とすがすがしい日差し（曇っているけど…）が入ってくる。なかなか快適な一夜が過ごせそう。

18時から早速夕食。綺麗な食堂でいい感じだったが、まだ佐野ラーメンが消化されてません…無念。
しかも食事中に土砂降りの大雨になる始末…。

ここの名物スペイン料理で夕食。
自家製生ハム、スペイン風オムレツなどの前菜に、ステーキ、そして決め手のパエリア。
何故かどれもこれも少ししょっぱかったのが気になったけど、とってもおいしかった。
そして最後は結構種類豊富なケーキバイキングで締めくくり。
満足したが、雨は止まず…。部屋帰れないじゃん。

結局土砂降りの雨の中濡れながらコテージに戻るも、雨は止まないばかりか雷がゴロゴロ。そしてしまいには一時停電する始末…。
なんだかなあって感じであるが、リビングでテレビを見ながらのんびりまったりとした夜を過ごす。ま、こんな休日もいいものですねぇ。

ということで翌朝。幸い雨は止んだようである。
朝食は焼きたてパンが食べ放題。やわらかい沢山のパンに囲まれて最高な朝ごはんであった。
のんびり仕度をしてチェックアウト。ペンションに泊まるのは久しぶりだったけど、なかなか良いところで良かったです。

今日は那須をあちこち巡って帰るつもりである。
まずはすぐ近くにある南が丘牧場へ行ってみる。ここは無料ということで朝早くから盛況であった。

やはり牧場といえばミルクでしょ…ということで、牛乳とソフトクリームを購入。とっても濃厚でおいしかったのだが、なんと雨がぽつぽつと…。
うーん、今日も雨ですか。。。

ということでやむなく牧場を後にし次の目的地へ向かう。
当方の願いもむなしく雨は強くなるばかり。
そして朝早いというのに那須はあちこち渋滞であった。みんな大変ですねぇ。

雨はますます強くなりスコールに…。
あの〜、ここは東南アジアじゃなくて那須じゃなかったでしたっけ。。

そんな雨にもめげずに到着したのは「那須どうぶつ王国」
幸い着いたら雨は小降りになったけど、標高が高いからか今度は霧が出てまいりました…。うーむ。

ちょうどアニマルオンステージの時間だったので小動物のショーを堪能する。家族連れを中心に満員御礼。いやあ、那須ってこんなに人が集まる場所だったんだなあ。
出演の鳥もブタもみんな賢くて面白い。っていうか我が家のチワワよりも賢いんじゃないかと…。

ショーを堪能して外に出たら、霧はますます激しくなりまして…。

で、濃霧の中、ワンニャンバスに乗って王国ファームへ移動してみた。

仔鹿さん（と鹿のぬいぐるみ）がこんにちわするも…。

昨日オープンしたばかりらしく、実は楽しみであったうさぎ村は、さすがにこの雨なので看板だけが寂しく雨に濡れておりました…うーむ。
そんなわけで散々な天候ではあったけど、嬉しかったことは大量の貸し傘があってこんな天候でも濡れずに王国内を移動できるようになっていたこと。ま、逆に言うと結構このエリアは雨が降るってことなんですかねぇ。

さて時刻は昼過ぎ。昼食を…ということで那須街道へ戻り「和牛ステーキ桜」という店を目指す。
さすがに3連休の中日ということで店は大混雑。1時間ほど待たされるが無事入店。

選んだのは最上級コースの栃木黒毛和牛コース(ロース5775円、ヒレ7000円)。めっちゃ高いのだが、いやはやこれがまたステーキですかーというほど柔らかくて絶品！
さらに最後は肉の鉄板を使った焼飯。これがまたうまい！
こんなにおいしいステーキを食べたのは初めてかも。
天気は悪いけど、これだけのために那須へ来てもいいくらいおいしくて満足でした。

ちょっと雨が小降りになったので「りんどう湖ファミリー牧場」へ行ってみることにした。
「那須高原の小さなスイス」がキャッチフレーズであるこの牧場。スイス気分が（ちょっとでも）味わえるならと思って期待して行ったのだが…

うん、ま、スイス…かなあ。
何となくボーデン湖とかトゥーン湖っぽい気もしなくもないけど、そう思い込めば…。
背後の山が見えたりしたらちょっとは違うのかなあ。
午後もだいぶ過ぎたので、遊覧船も人が少なくてちょっと寂しげ。
そして湖畔を歩き出したら雨が降ってきた（泣）

何となくスイスっぽい気がするけど、何せこんなに雨で人が少なくて薄暗くなってくると気が滅入るなあ…。
いや、ここはスイスだスイスだ…。

雨はまたもや激しくなってきたが、とりあえず個人的に最大の見所であるスイス鉄道に乗ることにする。
湖畔駅で待っていると、ちょっと上にある牧場駅からゆっくりと電車がやってきた。まあ遊園地のアトラクションに毛の映えた電車である。

でも一応ラックレール式でガタガタ音を立てて登っていく感じは何となくスイスの登山鉄道って感じがして、懐かしかった…ような気がする（笑）

無事、牧場駅へ到着。
ここはターンテーブルで折り返すのがちょっと興味深いところ。

牧場駅近くの牧舎をのぞいてみると、やぎのメリーが産んだ超かわいいヤギの赤ちゃんがいた。
何と7月14日（一昨日？）生まれだそうだ。
生まれて2日で草をはむなんてスゴイなあ！
ということで、雨ばっかりのりんどう湖であったけど、スイス鉄道とヤギの赤ちゃんが見れたのでまずまず満足であった。

結局雨はやまないどころか強くなってきたので、そろそろ帰る事にするが…
東北道に乗ったら、今まで最高の大雨！追い越し車線も60キロくらいでのろのろ。ワイパー最速でも全く見えないし、なんかクルマに乗って海の中を泳いでいるような感じであった。
でも矢板を過ぎるとウソみたいに雨は止んでいた。
何だったんだこの2日間は…。

さてせっかく那須まで来たので、最後に途中下車して宇都宮の餃子を食べて帰る事にした。
行こうとしたのは、TVチャンピオンで有名？らしい遼順茶楼。ところが、駐車場がいっぱい。近くに止める場所もない。他の店も探してみるが、どこも駅近だからか駐車場がいっぱい。
結局1時間ばかりあーでもないこーでもないと右往左往して何とか入店。うーん、クルマで餃子を食べるなら郊外店の方がいいのかなあ。

ここは餃子専門店というよりは飲茶屋なので、餃子と一緒に小籠包とか凍頂烏龍茶とかも注文してしばし待つ。
餃子は、まるで小籠包かのようなジューシーな肉汁がとろけ出て、カリカリの皮とあいまってとってもおいしかった。
駐車場に止めるまで時間がかかったけど、来てよかったな。

後は一直線に帰るだけ。さすがにこの時間では渋滞もなく、途中蓮田PAに立ち寄り、東北道〜外環道と通って自宅に無事到着。宇都宮で結構時間を使ったのが幸いし、ETCの通勤割引＋深夜割引が適用されてかなり安く帰ることができた。
静養というよりは雨に濡れに行ったような那須旅行であったが、良い思い出になりました…。