済州島に行こう！

2006/08/30 - 2006/09/01

以前、釜山でキムチを食い過ぎた奥様は「もう韓国は行きたくない！」と言ったのにＣＳ放送でやっていたトコブシの釜飯？を見てまたスイッチが入ってしまったようだ。

午後便発で帰りも済州昼発の二泊三日の強行スケジュ−ル。時間も金もないいつものフリ−ツア−で自分たちで美味しいものを探して食べれればいい。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 大韓航空

ホテルに着いたのは18：00を過ぎていた。
雨も降っていてホテル近辺を少し歩いたが時間もないので観光客には有名な「トラジ食堂」にタクシ−で向かった。

メニュ−は思っていたより少なく写真と日本語のメニュ−もありちょっと面白くなかったが名物といわれる料理をオ−ダ−してみた。
韓国ではたいていの食堂で最初に出てくるキムチも今回は2日ぐらいなので飽きなかった。

良く見たら見覚えのあるような小魚がある。
水族館でお会いしたことがあるスズメダイだ。
日本では恐らく食べる習慣がないので話のネタで食べるのはいいかも。小骨が多いが頭からなんとか食べられた。

パンチ（イカ）の水刺身　7000Ｗ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
水刺身て何？と思ったが氷で冷えたキムチス−プに刺身や野菜が入ってなかなか美味しい。

これも特産の「アマダイの塩焼き」18000Ｗ　　　　　　　　　　　　　　　
日本でも高価な魚である。あまり期待していなかったがなかなかの大きさで、最初は値段を見てびっくりしたがこれなら安いかな〜

これも代表的な特産の太刀魚。

私が住んでいる近くの港でもたくさんの水揚げがあり、めずらしい魚ではないが、これも値段を見てビビッた。大30000Ｗ　中　25000Ｗと高い。ただこれも出てきた量を見て納得。かなり肉厚で脂が乗って美味しい。1尾を数等分に切って出て来る。私の地元の魚屋で買ったら1尾7000円ぐらいのサイズかな？けっこう辛い！

ソジュ（焼酎）は済州島で良く売っていた2種類を飲んだ。値段が安く酒に弱い？私は2本飲めば致死量だ。

ラベルのデザイン的にはこちらが気に入ったが少し甘く感じられ女性向き？

3件ぐらいハシゴの予定だったが残念なことにトラジシュ食堂で満腹。
年々食が細くなっているように感じ、歳をとったとむなしくなる今日この頃である。ただ1品の量が多いのでオ−ダ−の際は注意が必要だ。
ホテルに帰る途中でこんな美味そうな焼き鳥を見つけても食べれない。

すっかり夜もふけて部屋に帰れば夜景が美しい。

今回は済州ＫＡＬホテル。
近くにス−パ−やコンビニ、飲食店もあり便利。

2日目は朝食の食べれる店を探してウロウロ。

さすがに2件ほどしか営業している店が見つからずホテルから徒歩5分ほどの店に入った。
何の店かよくわからなかったがメインは焼肉みたいだった。ただ朝食時は冷麺と韓国風味噌汁？みたいな2品のみ。

後から聞いた話だが飲んだ後や2日酔いの時に食べる人が多いらしいさっぱりス−プ　5000Ｗ

普通の冷麺。2杯ぐらいは食べれる量だ。5000Ｗ

韓国の人は朝から冷麺を食べるのだろうか？

動けるのが1日しかなかったので某有名ＨＰから観光タクシ−を頼んだ。
これが今回の旅行の最大の失敗だった。

国立済州博物館と済州民族村ぐらい行って観光というよりロ−カルな飲食店や食品店を案内してもらおうと思っていた。まず国立博物館は面白くないからホテル近くの民族自然史博物館の方がいいと言われその通りにした。

火山の島ということで外には溶岩で出来た石が数多く展示され、中は済州島の歴史、自然を模型などを使って紹介していたが中国人の観光客でごった返していて落ち着かない。
恐らくドライバ−の経験上、日本人は国立博物館よりこちらの方が良いと思ったのか？静かに見たかった。

入口で何やらドライバ−がメモを渡していたがこのように電光掲示板に「○○さま歓迎」のように何回か表示させるサ−ビスだ。
新婚旅行や観光客にはウケるサ−ビスだが私たち夫婦には感動はない。早く食事にしたい！

イヤな予感はしていたが博物館近くの民族村で黒豚料理を食べましょう！と言われ断ろうと思ったが知り合いの店でマッコリも最高だと強く勧められたので断れなく行ってしまった。

驚いたのはドライバ−の食事代もすべてこちら持ち。

どこに行っても勝手に頼んで支払いは・・・・・・・これが当たり前なのか？知らなかったので驚いた。

申し込みのところには駐車場代は別にかかりますぐらいしか書いていなかったはず。思いっきり観光客向けのメニュ−だが、料理は美味しく特にこのチジミはヨモギが入って変わっていてなかなかいい！

これマッコリ？と思ったがここで作っていて他では味わえないくらい美味いでしょう？と言われたがこれはアルコ−ル度が低く私にはイマイチ。

メインの黒豚。

イメ−ジは塩　コショウで味付けをしたものだったが残念。まずくはないが・・・・

食事後は済州民族村へ。
かなり広大な敷地で全部見て回るにはかなりの時間と体力が必要だ

「大長令」は日本より先に中国で放送され大人気らしい。とにかく中国人の観光客が多い。

民族博物館でも目に付くのは食べ物ばかり。
次の食事こそ・・・

ドライバ−は親切で一生懸命説明してくれるのでこのままでは時間がなくなると思い、「簡単に見れればいいです。」とやんわり言ったが1時間半以上いた。

今回たまたま出発前にネットで見つけた「ガンジョンチョン」という渓谷。

日本では絶対営業許可が下りないような店。
川の中に設置された板の上で鮎の塩焼きやてんぷら、地鶏のやきとりが喰えるそうでドライバ−に言ったら遠いからやめたほうがいい、海岸沿いの景勝地を見て帰りましょうと言われたがこのままでは目的が1つも達成されないまま終わる？と考え強行した

それでもドライバ−さんは地元の観光協会にまで問い合わせをしてくれた。
「たぶん？営業しているでしょうという観光協会の頼りない返答。」
民族博物館から2時間ぐらいかかって着いたらなんと今期終了という冷たい返事・・・・・

それでも自分の意思で来たから諦めも付く。
島に来たのに海ではなく美しい渓流に満足。

鮎が泳いでいるすぐ下流は海。

「三多水」

火山の湧き水が豊富でミネラルウオ−タ−も済州島で作られている。

「ホテルに帰るまでにロ−カルな食堂を探して入りましょう！」というドライバ−さんが気を使ってくれたのでかなり期待したが結局、知り合いの店があるとまたの誘いを断れずトコブシの釜飯を食べに行った。

旧済州の「テウジョン」という店でガイドブックには載っているらしい。

トコブシの釜飯　9000Ｗ

マ−ガリンを入れるので日本人は嫌がる方が多いみたいだが私は気にならない。

かき混ぜてくれてチャ−ハンみたくなったが美味しい。

最後に石鍋についたおこげをお湯をいれて溶かして食べる。

大好きな市場は時間と駐車場がなくわずか5分で終了。ゆっくり見て回りたかった。

ここで観光タクシ−はタイムＵＰ！120000Ｗとチップ10000Ｗを払ってドライバ−と別れた。

自分のお土産の食料品を買いにＥマ−トへ行ったがタクシ−を降りるといかにも観光客向けという海鮮料理店が並んでいた。
ひやかしで見るつもりが奥様がイカをつまみに買物の前に1杯だけ飲もう！と言われ入ってみた。

昨日、水刺身で食べたイカ「ハンチ」だが活きて水槽を泳いでいた。とりあえず指差して１パイと言った。

通じなかったのかこれが決まった量なのかわからないが、大皿にイカ3バイ分ぐらいの量があり盛り付けは今一だが柔らかくて大変甘みがあって美味しい。　　　　
値段は30000Ｗ　日本で活イカの刺身を食べたら半分以下の量でこのくらいすると思うがやはり高いなあ〜

ハンチのチジミも出て来た。

サ−ビス！と言って丸揚げサンマが出て来た。

これは意外にうまく、脂の乗りが悪いサンマで今度やってみたい。
目の前に食べ物が並ぶとつい食べてしまうイヤシさは自分でイヤになる。チョット１杯のつもりがビ−ル２本とソジュ１本　キムチや野菜も含め完食。私はまだ喰えたが奥様は満腹ということで済州島最後の夜もハシゴ出来ず不完全燃焼。

翌日、帰国は昼の飛行機の為時間がなかったが強行して朝食の店を探した。
トラジ食堂のすぐ近くの店で朝８時ぐらいでも営業していた。

もう数時間後には帰らなければならないと思ったらやけになり朝から豪華。

まずはトコブシの焼き物　30000Ｗ　
身は柔らかくおいしい。

海鮮トッペギ　11000Ｗ　

トコブシも5個ぐらいは入っていていいダシが出ている。

ウニス−プ　10000Ｗ　

焼きウニなんかもどこかで食べたがやっぱり生がいいかな。朝からビ−ルとソジュも飲んで7000円ぐらい・・・・・

やはり二泊三日では思ったことが出来ず　食べれず不完全燃焼。
それでもやはり島の人は親切な方が多く、美味しいものもたくさんある。

今度行く機会があればひたすら自分の足でおいしい食堂を探して歩きたい。