2005/07/21 - 2005/07/29
2252位(同エリア4529件中)
極楽人さん
チェコ~オーストリア~ハンガリーを妻と二人で旅行したときの写真集です。この地域は第二次大戦での決定的な破壊を免れた街が多く、中世の面影をそのまま残しているのが魅力でしたが、とりわけプラハの美しさには息を呑みました。また、戦争さえなければ、ドイツはじめ他の欧州の街々も同様の美しさだったのだろうと、残念にも思いました。
EUが東に広がる中、かつて「東欧」と呼ばれた地域は、最近では「中欧」と呼ばれるようです。この地域の都市に関しては、最近のガイドブックやWebには「犯罪急増中」の警告、悪質なスリや引ったくりの被害などが多数報告されていました。私も久々の欧州旅行、しかもこの地域は初めてだったので、財布にチェーンをつけたり安全グッズを揃えたりしましたが、全く杞憂に終わりました。経験から言って、他の都市と比べてもずっと安全で平和で、私達には気持ちのいい旅行になりました。都会だけでなく、途中の小さな町や近郊の村々でも、のどかで気持ちのいい人たちとの出会いがたくさんありました。
今回の旅行は市販のツアーを原型に、プラハとブタペストを3泊づつに延泊して全8泊9日。日数に余裕が出来た分を近隣の観光や寄り道に使いました。汽車やバス、観光船などは日本からWeb手配したり時間を調べたり、トーマス・クックの時刻表にもずいぶんお世話になりました。ホテルは指定ですが、どこも3つ星・4つ星で問題なし、最初と最後に送迎が付いているのも安心でした。また、ツアーと言っても集合場所に集まったのは我々二人のみで、事実上の個人旅行でした。契約上「方向転換」は出来ませんが、途中の計画は好きにアレンジできました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ヴルタヴァ(モルダウ)河のほとり、赤い屋根の街プラハの空に、雨上がりの綺麗な虹がかかりました。毎日、夕暮れ前の一時に夕立があるのを知り、小雨を突いて丘へ上り、さらにテレビ塔の展望台へと登りました。
大きく拡大して見てほしい一枚です。 -
旧市街の中心を結ぶ、カレル橋周辺を望遠で撮りました。かさばるデジ一眼をやめ、光学12倍の中級デジカメだったのですが、結構撮れました。
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同じ場所からの、プラハ城遠景です。旧市街はお城周辺と対岸に集約されていて、他の欧州の街同様、歩いて全部見て廻れる範囲です。
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カレル橋の両端に建ついかつい見張り塔には、内部にらせん階段がついていて、誰でも無料で上れます。頂上からは、橋とお城がパノラマで望めます。
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河の両岸に広がる旧市街を結ぶカレル橋の上は、欧州の他の国からと思える観光客がいっぱい。そこに目をつけるストリートミュージシャンや絵描きさんの卵、物売りなどが混じって、一日中明るいざわめきに満ちていました。
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最近のCMにも登場した、旧市街広場の脇の旧市庁舎天文時計塔。時間になると音楽とともに人形が姿を現します。千年にもおよぶ時を、ゆっくりと打ち続けています。
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旧市庁舎に続く町並みには、凝った装飾の家々が軒を連ねていました。
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「ユダヤ人地区」と称される一画の、シナゴーグ。欧州で一番古いユダヤ教会と説明を受けましたが、ガイドブックでは同じ地区の別のシナゴーグの写真が載っていました。たいしたことではありませんが・・・
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街には、富む人がいれば貧しい人も。よく見かける「物乞い」氏。まだ若くて元気そうなので、通行するドイツ人からは「働け!」などと言われていました。私もそう思います。
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カレル橋とプラハ城の定番写真。一枚はおさめておく必要があります。プラハには他にも、モーツアルトやスメタナゆかりの施設、博物館、ボヘミアングラス、Musaの美術館、人形劇など、たくさんの見もの、見どころがありました。じっくり見るなら、3泊4日ではとても短かすぎるでしょう。
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プラハを朝9時過ぎの電車で発って約3時間、お昼過ぎにチェスケ・ブデヨビツェへ到着。駅の手荷物一次預かりで大きな荷を降ろし、駅前のバス停から田舎道を一路チェスキークルムロフへ。
道のりは40分程度ですが、到着直前までそれらしい雰囲気はなく、突然“おとぎランド”が現れます。でも、それは何かで読んでいたので、驚いた振りをしませんでした。
因みに、地名に多い「チェスケ」とか「チェスキー」とかは、「チェコの」という意味だそうです。 -
ひらがなの「ひ」の字のように蛇行するヴルタヴァ河に囲まれた、小さな町。13世紀から王家の別荘のように使われたようで、砦と宮殿の中間のイメージです。この写真は、お城の展望台から撮りました。
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お城の、最も古い部分なのでしょう。13世紀から何度も改築を重ね、今では様々な様式が重なり合って、独特の調和を見せています。
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街の周囲を流れる清流を利用して、ウオータースポーツが盛んです。水路のあちこちに、色とりどりのカヌーが浮かんでいました。
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なだらかな緑の丘と清流、かわいいお城と赤い屋根。美しいこの町全体がまるごとひとつの遊園地のようでした。ひとつひとつの路地までが清潔感にあふれており、それはそれなんですが、プラハを見た後では、なんだかスケール感も葛藤も不足しており、ミニチュアの中にいるような物足りなさも少しだけ感じました。
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チェスキークルムロフから、荷物を預けてあったチェスケ・ブデヨビツエに戻りました。ウイーン行きの電車まで1時間あったので、大急ぎで鉄道駅から10分ほど先の街の中心まで行きました。バドワイザー発祥の地、とのこと。栄えた時期もあったようですが、街には何となく退廃の色が漂い、人影もまばらでした。
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一転、ウイーン。旅の中ほどで大都市を入れるようにしています。何か起こったときに対処しやすいからです。今回も、旅行社の支店やネットカフェの場所などを調べてゆきましたが、何もなかったので観光のみとなりました。写真は、シェーンブルン宮殿。このくらいの大きさの都市になると、トラムやメトロなどの交通機関を使う必要が出てきます。旧市街をぐるっと一周するトラム(確か「1番」、自信なし)が沿線に主な見どころを網羅しており、とても便利でした。
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映画「第三の男」で名を馳せたプラター公園の大観覧車から撮ったウイーン夕景。ここだけ「MY BUSツアー」に参加して、旅行者だけではめったに行けないというウイーンの森の酒場で民族ダンスを楽しみました。お客はもう一組の熟年ご夫妻のみ。久しぶりに日本語で意気投合しました。ウイーンのホテルは3部屋繋がった角部屋スイートで感激しましたが、どういうわけか、使用中にトイレの厚い木製ドアが倒れてきて仰天しました。もちろん、ドアは次の日までに直してもらいました。
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ウイーンから列車でブタペストへ。指定を取っておきましたが、コンパートメントに先客がいました。こちらの列車は、ひとつの車両の「指定席として押さえられた席」以外は自由席のようで、空いていればどこでも座って構わないようです。相席はドイツの3兄弟(妹)。3時間半ですっかり友達になりました。家のあるハンブルグから18時間かけてブタペスト近くのバラトン湖までキャンプに行くようで、両親は先に車で行っているとのこと。「日本からより遠いよ。」と、くたびれていました。
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ウイーン〜ブタペスト間は、あまり起伏のない平坦な畑地が続きました。突然、一面のひまわり畑が出てきたりして写真に収めたかったのですが、ほとんど間に合いませんでした。
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プタペストのホテル。19階の部屋からは町が一望できました。妙な形でイメージに合いませんでしたが、遠くからも良くわかるので道に迷わずすみました。今回の旅では、広さや設備、食事やサービスなど、最もバランスが取れた宿でした。ただし、成田で前泊したワシントンホテルを除けば、です。
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ブタペスト・ホテルの内部です。広い窓からは旧市街のハイライト部分が見渡せます。ここに3泊お世話になりました。
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ブタペスト旧市街。写真は高台の「漁夫の砦」から撮ったものです。今度の河はドナウ側。さざ波の上を、くさり橋がブタ(こちら側)とペスト(向こう側)を結んでいます。ここも案外大きな街で、足はブタペストカード(交通機関の3日券)を利用しました。
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くさり橋の大写し。夜になると吊り橋に電気が点って“くさり”のように見えるところからこの名が付いたようです。
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とても立派な国会議事堂。ハンガリーもユーロ加盟国ですが、通貨はチェコ同様、まだ独自のものを使っています。
面倒と安全の両方から、インターナショナル・キャッシュカードで小まめに預金を下ろしましたが、インターネットはどこのATMからでも早く確実につながり、むしろこの点はチェコの方が厄介でした。 -
夕闇が迫ったブタペスト旧市街。王宮の丘がすっかりシルエットになりましたが、街から依然、人波が消えません。むしろこれからが、独特の熱気と活気に包まれてゆきます。
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点灯した、くさり橋。日本から「ドナウ川ナイトクルーズ」を申し込んでおいたので、すんなり乗船できました。40分あまりの航海に、シャンペンとワインが付きます。ライトアップは比較的地味で、想い描いたものとは違いましたが、それはそれで楽しめました。
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くさり橋の袂では、様々なイベントグループや物売りが渾然となって、猥雑な空気を振りまきます。写真は、民族ダンスのそこそこ有名なダンサーらしく、群衆から盛んに喝采を浴びていました。
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ゲッレールト温泉ホテル。市内には数ヵ所の温泉があり、もちろん入浴だけでも利用できます。入口で料金を払い、湯船の手前でふんどし状の布を渡されます。カーテンで仕切られた場所で着替え、荷物の管理(この仕事の人が待機している)を頼んでから温泉に入ります。お湯は温めで雰囲気もどこか妙ですが、これはなかなかの体験でした。
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朝もやの国会議事堂、ホテルの窓からの望遠です。同じ場所に3泊くらいするとだんだん愛着が湧いて離れがたくなるし、どこかに出かけて帰ってくると、懐かしく感じるようになってきてしまいます。
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ブタペストの中央市場。名産のパプリカをはじめ、色とりどりの野菜や果物が山積みされています。2階には簡単な食事が取れるスペースがあり、安くて美味でした。
欧州のどこの街に行ったときも、昼食は市場で、夕食は市庁舎の地下食堂で、を一度は実行したいと思っています。“外れ”が少ないことで地元でも定評、とのことです。 -
ブタペストから電車で30分の、センテンドレの街。乗り場付近が工事中で調べていった地図と大きく違い、たどり着くのに苦労しました。
都会にはない落ち着いた町並み、控えめなお土産屋さんも好感が持てました。 -
日本と同じような藍染の店をみつけました。品の良い小物や生地が並んでおり、妻は入ったきり1時間以上出て来ませんでした。
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センテンドレの町外れで見つけた、廃家になった教会です。鉄扉の間から撮った写真ですが、中には入ることが出来ませんでした。実際に行く前に自分の中で作り上げていた「ハンガリーの田舎のイメージ」にピッタリの場所でした。旅の最後に、いい場所を見つけました。
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旅の終わりです。今回は往復ともスイス航空でチューリッヒまで。そこでチェコ、ハンガリーの飛行機と乗り換えました。写真は、帰路のチューリッヒ上空です。
【完】
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この旅行記へのコメント (1)
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- はなまま さん 2010/09/23 20:40:37
- こんばんは!
- 先ほど“お気に入り”に登録させていただきました。
“承認”してくださってありがとうございます!
(職場の上司みたい・・(~_~;))
私もこの夏、中欧を旅して来ましたので早速プラハ〜ブタペストを
拝見しました。
いやはや〜素晴らしいですね (@^^)/~~~。
写真も素晴らしいですし、文章も含蓄があって圧巻です。
同じ場所に行ったのに「この写真どこから撮りはってんやろ?」と
不思議なくらい美しいですね。(スミマセン関西人です)
これからじっくり読ませていただきまーす。
楽しみです。
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