2005/06/30 - 2005/07/01
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mozartianさん
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カナダ・アラスカ旅行 第9,10日目
列車で朝チャーチルに着き、翌日夜空路で帰途に着くまでの短いまる二日を周辺の自然観察等に当てることにしました。その第一はベルーガ(シロイルカ)ウオッチングです。
探検家H.Hudson がハドソン湾を1610年に発見しましたが、チャーチルは、1717年に毛皮交易所が設置されて、この地に白人が住むようになるまではイヌイットの集落でした。夏に現れるシロイルカ、秋にやってくるポーラーベアが観光の中心になっていて、冬には日本からオーロラツアーが押しかけます。人口は千人強です。
1929年に鉄道が開通してからは、僅か夏の3〜4ヶ月しか使えないものの、プレーリーで生産される穀物の主要輸出港であるスペリオル湖岸のサンダーベイに較べてヨーロッパへの距離が大幅に短いという地の利を生かした穀物の輸出港としての価値が高まり、今も3万トンクラスのキャリアーが横付けされるそうです。
主目的はベルーガ・ウオッチングでしたが、ここツンドラの大地と水に繰り広げられる自然の息吹は動物たちだけではありませんでした。
氷河が刻んだ見事な氷の痕跡、潮が満ちれば水の下になる大小の石ころの化石たち、短い夏に咲き誇る野草たち、野草に負けじと短い夏を楽しむ住民たち、ここには悠久の地球の息吹があり、今を生きる動植物と人間が織り成す見事なドラマが演じられている場所なのでありました。
ある日本のガイドブックには“チャーチルは物価が高いから、朝の列車で着いたら、その日の列車で帰ろう”というような書き方になっていますが、ガイドブックとして語るに落ちたというべきでしょう。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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駅前などで見かけた歓迎標識
・世界のポーラーベアの首都
・バードウオッチのパラダイス(5月末から9月)
・世界のベルーガの首都(6月末から8月末)
・天然の光のショー、北のオーロラ、とあります。 -
エスキモー博物館、売店併設
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古い木造の教会、寒さでステンドグラスが割れるほどといいます。
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穀物の積み出し設備
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熊が町に入ってくるのを防止するための捕獲器です。捕獲した熊の収容施設もあります。
シーズンには「ツンドラバギー」(装甲雪上車)によるポーラーベアのウオッチングツアーがありますが、ここでも人間と野生動物との接近が問題化しているようです。 -
捕獲した熊の収容施設
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ベルーガウオッチング催行会社、経営者、兼ガイド、兼船長の男性が一人居るだけです。
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モーターボートの繋留場まで運んでくれるクラシックなバス
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ウオッチング用モーターボートです。ゴムボートも積んであって、沖合いでベルーガの直ぐそばまで連れて行ってくれます。若い層の客が乗り移っていました。
一応トイレも備えています。
乗船前に経営者が15分ほどベルーガの骨格を示しながら、生態や特徴等について説明してくれるのですが、専門用語が多くてあまり理解できません。どこでもそうなのですが、こちらのガイドの説明は半端じゃありません。真摯なまでに、客に必要にして正しい知識と理解を得させようとする姿勢が伝わってきます。 -
15分ほど沖合いに出ると、沢山のベルーガが泳いでいます。後で行くアラスカの海の鯨もそうでしたが、写真を撮ろうと思っても、どこに浮き上がってくるか分からないので偶然に頼るしかなく、うまく写せません。結局全身の写真は撮れませんでした。
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沢山のベルーガが泳ぐハドソン湾
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ベルーガの泳ぐ海には未だ流氷が浮いていました。
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流氷の脇を通り抜けて
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翌日は「Nature 1st社」の自然探索ツアーを利用しました。相客はここに1週間滞在するというアメリカ人一人だけで、手前の女性がガイドです。
この会社のパンフレットにあった“取るのは写真だけ、残すのは足跡だけ”という言葉がいいですね。 -
氷河の残した岩の表情(1)
氷河によって滑らかに削られた岩の偉観・異観が広がっています。これは赤錆岩と名付けられていました。 -
氷河の残した岩の表情(2)
これは「平坦岩」という名前の岩、氷河に食い込んだ硬い岩による条痕もはっきり残っています。 -
氷河の残した岩の表情(3)
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氷河の残した岩の表情(4)
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学術的な価値は分かりませんが、この浜の石ころは殆どが、下の写真のような化石でした。
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化石(1)
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化石(2)
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化石(3)
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カナダ歴史遺産に指定されているメリー岬の要塞跡
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メリー岬案内図
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海辺に咲いていた花(1)
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海辺に咲いていた花(2)
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海辺に咲いていた花(3)
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海辺に咲いていた花(4)
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7月1日は「カナダデー」、地元の人たちは短い夏を惜しむように楽しんでいました。(1)
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7月1日は「カナダデー」、地元の人たちは短い夏を惜しむように楽しんでいました。(2)
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7月1日は「カナダデー」、地元の人たちは短い夏を惜しむように楽しんでいました。(3)
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時間がなく行くことができなかったのですが、見逃せないのが、メリー岬とともにカナダ歴史遺産に指定されている対岸の「プリンス・オブ・ウエールス交易所跡」です。この交易所は、ハドソンベイ社によって建造され、チャーチル地域の先住民クリー、デン、イヌイットとの貿易拠点、戦時の船の避難所、北方の探検基地などの目的に使われることになっていました。1782年にフランスの手に落ちたときにも非常に強固なものであったといいいます。その時に一部破壊されましたが、1930年に政府の援助で再建されました。痛みが激しいがパークスカナダの手によって維持管理されています。
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チャーチル空港ターミナルビル
短いチャーチル滞在を終えて帰路に着くことになりました。
ここツンドラの大地と水に繰り広げられる自然の息吹は動物たちだけではありませんでした。氷河が刻んだ見事な痕跡、潮が満ちれば水の下になる大小の石ころたち、短い夏に咲き誇る野草たち、野草に負けじと短い夏を楽しむ住民たち、ここには悠久の地球の息吹があり、今を生きる動植物と人間が織り成す見事なドラマが演じられている場所なのでありました。
ある日本のガイドブックには“チャーチルは物価が高いから、朝の列車で着いたら、その日の列車で帰ろう”というような書き方になっていますが、ガイドブックとして語るに落ちたというべきでしょう。 -
帰りの飛行機は、カームエアが運航するフェアチャイルド340型プロペラ機でした。都合でトンプソン経由になりました。
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飛行機の窓から見えるのは、行けども行けども続く大小の無数の湖ばかり、カナダがいかに湖の国であるかを印象付けられました。(1)
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飛行機の窓から見えるのは、行けども行けども続く大小の無数の湖ばかり、カナダがいかに湖の国であるかを印象付けられました。(2)
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飛行機の窓から見えるのは、行けども行けども続く大小の無数の湖ばかり、カナダがいかに湖の国であるかを印象付けられました。(3)
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