ハワース旅行記(ブログ) 一覧に戻る
HAWORTH<br />キースリーからバスでハワースへ。バスを下り、町の中でホテルを探した。ホテルはなかったので、インフォメイションでB&amp;B紹介してもらった。ご夫婦で経営している二階建ての可愛い宿だった。門の柱にはクレマチスのピンクの花が咲き零れ、窓からは緑の牧草地がはるかまで見渡せ、メド―を区切る石垣がメドーに濃い線を引いていた。<br />ハワースは私達にはブロンテ姉妹の故郷であり、「嵐が丘」の地でもある。<br /><br />嵐が丘を歩いたが、春なので、荒涼たるムーアではなく、ヒツジの遊ぶムーアだった。<br />ヒースの花は7月頃から咲き始めるそうだ。全山ヒースでピンクになるという。その時期に来て見たいものだ。ヒツジの放牧で、ヒツジの毛があちこちに落ちている。おもしろがって拾った。ハワースはたのしい。<br />メドーを横切って行くのだが、メドーの境目は石垣の間に木のはしごのようなものがあり、人はそこを上って移動する。羊達は上がって来れない。その写真も撮ったのだが、どこかに入ってしまって見つからない。  <br /><br />ブロンテ橋を渡り、隣村まで歩いていった。おなかが空いたので、そこにあったパブで食事をした。連れ合いは美味しいと言っていろんなビールを飲んでいる。私は椅子にすわって、かたい肉をかじっていた。そこへハイキングの帰りなのか、ザックを背負った男性が入ってきた。私を見るとそばに来て話しかけた。「美味しいか?」と。首を横に振ると「そうだろう。イギリスでは家庭に行かなければ美味しいものは食べられない」と言った。「それはおかしい。旅行者だれもが家庭に行けるわけではない。どこでも美味しいものが食べられないと、イギリスの食の評判は落ちるばかりだ」というと、「それはそうだな」と答えた。連れ合いに「ビールは美味しくて安いだろう。日本は高すぎる」と声をかけた。「たしかに」と連れ合いは相槌を打っている。その人は日本に来たことがあるのだといった。ビールを飲み終わると、「良い旅行を」と言って出て行った。<br /><br />このパブ、「SILENT」という店のようだと知人が教えてくれた。スープが美味しいのだそうだ。知人によると、クロムウェルに追われた王がこの店に隠れ、追っ手が来たとき、「サイレント」と言ってみなで王様を助けたことから見せの名が出来たのだと教えてくれた。<br /><br />ブロンテの家に行き、そこでブロンテ姉妹の本、「嵐が丘」と「ジェーン・エア」を買った。<br />B&amp;Bから牧師館へいくのに、メドーを横切って行きなさいとマダムに教わった。そこでメドーを歩いていると、家族が散歩していた。なんとネコまでいっしょに散歩している。長い尻尾をピンと立てて、先頭を歩いていく。家族が遅れると振り返って待っている。まるで犬みたい。可愛い姿。いいなぁ。<br /><br />朝食のとき、マダムに垣根に咲き零れる花の名前を聞いた。「クレメイトス」だと教えてくれた。「クレメイトス、クレメイトス」と口の中で忘れないように繰り返していた。翌朝、朝食のとき、同宿していた女性が私に「おはよう、クレメイトス」と言った。昨日のクレメイトスを覚えてくれていたのだった。もちろん、にっこり。ただし、クレメイトスがクレマチスと結びつかなかった。花が小さすぎたし、花もピンクで丸弁だったし、でもよく見ればツルだったのに。<br />

ハワース

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1997/05 - 1997/06

42位(同エリア44件中)

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buchijoyce

buchijoyceさん

HAWORTH
キースリーからバスでハワースへ。バスを下り、町の中でホテルを探した。ホテルはなかったので、インフォメイションでB&B紹介してもらった。ご夫婦で経営している二階建ての可愛い宿だった。門の柱にはクレマチスのピンクの花が咲き零れ、窓からは緑の牧草地がはるかまで見渡せ、メド―を区切る石垣がメドーに濃い線を引いていた。
ハワースは私達にはブロンテ姉妹の故郷であり、「嵐が丘」の地でもある。

嵐が丘を歩いたが、春なので、荒涼たるムーアではなく、ヒツジの遊ぶムーアだった。
ヒースの花は7月頃から咲き始めるそうだ。全山ヒースでピンクになるという。その時期に来て見たいものだ。ヒツジの放牧で、ヒツジの毛があちこちに落ちている。おもしろがって拾った。ハワースはたのしい。
メドーを横切って行くのだが、メドーの境目は石垣の間に木のはしごのようなものがあり、人はそこを上って移動する。羊達は上がって来れない。その写真も撮ったのだが、どこかに入ってしまって見つからない。  

ブロンテ橋を渡り、隣村まで歩いていった。おなかが空いたので、そこにあったパブで食事をした。連れ合いは美味しいと言っていろんなビールを飲んでいる。私は椅子にすわって、かたい肉をかじっていた。そこへハイキングの帰りなのか、ザックを背負った男性が入ってきた。私を見るとそばに来て話しかけた。「美味しいか?」と。首を横に振ると「そうだろう。イギリスでは家庭に行かなければ美味しいものは食べられない」と言った。「それはおかしい。旅行者だれもが家庭に行けるわけではない。どこでも美味しいものが食べられないと、イギリスの食の評判は落ちるばかりだ」というと、「それはそうだな」と答えた。連れ合いに「ビールは美味しくて安いだろう。日本は高すぎる」と声をかけた。「たしかに」と連れ合いは相槌を打っている。その人は日本に来たことがあるのだといった。ビールを飲み終わると、「良い旅行を」と言って出て行った。

このパブ、「SILENT」という店のようだと知人が教えてくれた。スープが美味しいのだそうだ。知人によると、クロムウェルに追われた王がこの店に隠れ、追っ手が来たとき、「サイレント」と言ってみなで王様を助けたことから見せの名が出来たのだと教えてくれた。

ブロンテの家に行き、そこでブロンテ姉妹の本、「嵐が丘」と「ジェーン・エア」を買った。
B&Bから牧師館へいくのに、メドーを横切って行きなさいとマダムに教わった。そこでメドーを歩いていると、家族が散歩していた。なんとネコまでいっしょに散歩している。長い尻尾をピンと立てて、先頭を歩いていく。家族が遅れると振り返って待っている。まるで犬みたい。可愛い姿。いいなぁ。

朝食のとき、マダムに垣根に咲き零れる花の名前を聞いた。「クレメイトス」だと教えてくれた。「クレメイトス、クレメイトス」と口の中で忘れないように繰り返していた。翌朝、朝食のとき、同宿していた女性が私に「おはよう、クレメイトス」と言った。昨日のクレメイトスを覚えてくれていたのだった。もちろん、にっこり。ただし、クレメイトスがクレマチスと結びつかなかった。花が小さすぎたし、花もピンクで丸弁だったし、でもよく見ればツルだったのに。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道
  • ブロンテ橋

    ブロンテ橋

  • moor

    moor

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