ローマ2日目

2006/09/23 - 2006/09/23

6:00起床　まだあたりは真っ暗。テレビもイタリア語プログラムしか映らないのでブログ作成。今回のホテルはインターネットが全く使えないところなので持参のPCで文章を作り、メモリスティックにコピーしてからインターネットカフェへ行かないといけない。ローマのインターネットカフェの通信速度は遅く、そして利用料金も高い。利用料金は 2EUR/1h というのが相場。通信速度もISDN並。その分、画像アップなどに時間がかかるから店が儲かるという仕組みだ。インターネットカフェは遅すぎず、速すぎずというあたりの通信速度がこの業界の知恵なのかなと思った（日本の場合は暇つぶしのためのインターネットカフェなのでストレスを感じさせないために最高に速い）。

【写真】街で見かけた路上駐車風景。"Smart"は、縦列駐車は不要。

エリア ローマ(イタリア)

ローマと言えば・・・という所をまだいくつか行っていないので朝食をとりながら地図を眺める。いくつかは歩いても行けるが、地下鉄とバスを組み合わせないと行けない様なところもある。そのためバイクを借りることにした。ローマの道路事情は、道路は複雑であるが交通マナーは日本とさほど変わらない感じがした。50cc一日レンタルで19EUR〜。先にインターネットカフェに寄った事から、多少出遅れてしまい、一番安い50ccスクーターは品切れ。一日40EURの多少馬力がある50ccスクーターを借りて出発。道が良く分からないまま、5分ぐらい車の流れにまかせて走ったら目的地の一つヴィットリアーノに到着。

【写真】ローマのランドマーク、ヴィットリアーノ。1911年完成。

ここはイタリア国民の象徴の建物であり。先日のワールドカップ優勝の時に、多くのイタリア国民がここに集結した光景が未だ記憶に残っている。

【写真】兵士が銃を構えて警護にあたっている

次に行ったのが、トレヴィの泉。付近は車両立ち入り禁止なので近くにバイクを停めて、細い路地を通るとまず目に飛び込むのが人だかり。

【写真】トレヴィの泉の人だかり

確かによくできた泉である。これは昔、噴水コンテストを開催したときの優勝者の設計に基づいて建造したものらしい。泉のそばに座り肩越しにコインを投げるとまたローマに来る事ができるというエピソードどおり、一応やってみたが、こんなに物価高なら別に来なくてもいいかなというのが本音。1762年完成。

【写真】トレビの泉

次に行ったのが、スペイン階段。

【写真】スペイン階段

イタリアなのに何故かスペイン広場のスペイン階段に人々は集まる。単に階段があるだけなのに。付近ではブランドのコピー商品を売る露天商が多くいる。

【写真】スペイン階段頂上からみた様子

次に行ったのがポポロ広場。ここにはよく似た教会が二つあるため、それらは双子教会と呼ばれている。近くのスナック・ショップでイタリアらしくパニーニを注文して再出発。

【写真】ポポロ広場前にある、双子教会

次に行ったのがバチカン市国。本当はバチカン博物館を見学したかったのだが、入場が 15:20 までと早いため間に合わず。聖堂を中心に見学することにした。キリスト教の総本家というだけあって、壮大である。何もかもが壮大に仕上げられている。

【写真】バチカン市国　サン・ピエトロ大聖堂

クーポラが近くで見られる、一番高いところまで登る事ができるが有料である。300段を超える階段を登る自信があるのであれば4EUR、エレベータで一番上より少し下の方まで行くのは7EUR。当然階段で行くつもりであったが、チケットを買い間違えて登りはエレベータで行くことになった。エレベータを降りてからは、急で狭い階段が更に続く。年配の人は階段途中の踊り場で休憩しながら息を切らして登っていた。途中、あまりのつらさに泣いて辛さを訴えている老夫人もいた。

【写真】大クーポラ

とにかく大きい聖堂である。見学し終えたのが17:30．レンタル･バイクは7pmまで返さないと店が閉まってしまい。明日の開店まで待たないといけないし、追加料金も取られる。もう一箇所ぐらいは、行ける時間はあるので歴代のローマ法王が祀られているというｘｘｘｘｘｘを目指した。バチカン市国の周辺は道がかなり不規則で一方通行も多く、すぐに道に迷ってしまった。途中、知らず知らずのうちに高台に上ったら、ガリバルディ記念碑や、パオラの泉を偶然見ることができた。その後、すぐに自分の現在位置が分からなくなり、いろいろ走って見るがさっぱり分からない。気がつくと18:30を過ぎている。相当あせった。道端のパトカーに地図上で現在位置を尋ねるが英語が分からないの一点張りで現在地すらも把握することができなかった。

【写真】サン・ピエトロ大聖堂の上部バルコニーより

でもとにかくダウンタウンに向かわないと明日以降のスケジュールが大きく制限されるため、いろいろ走ってみた。市街地に入るには、いくつかある橋の1つを渡らないといけない。ラッキーなことに何とか市街地につながる橋を見つけ市街地の外れまではたどり着いた。既に18:50。ここから一歩通通行と曲がりくねり、所々分岐や統合を繰り返す道を通ってレンタルバイク店まで行かないと行けない。さすがに半分以上諦めていた。しかし、通った道がほぼ一直線にのびていた事、真直ぐ行くつもりだった道の交差点で赤信号で止まったときに地図を確認して曲がらないといけない事に気がついたことや、中心部に来たときにちょうどレンタルバイク屋の案内看板があったのでそれに頼る事ができた事などが重なり、18:59にギリギリお店に到着。何とか何を逃れた。

【写真】道に迷いながらも発見した、パオラの泉（多分）

悩みの夕食である。昨日はビールとスープとスパゲティを頼んで33EURもした。そんなに高級なところでもなく、通りすがり一般的なレストランでさえ、そんな値段なので昼間に近くの中国料理店のメニューの値段をチェックしておいた。大体一品3EUR以下であったので今晩は中華料理に行くと決めていた。イタリアに来てまで中華料理と思われるかも知れないが、別にイタリア料理であれば日本でもほぼ同じ味付けで食べることができるし、このクソ高い物価に飽き飽きしていたので本人としては大変満足である。ビール、餃子、マーボ豆腐、広東チャーハンで13EUR。絶対額としては高いが、満足度はイタリアレストランよりも断然上である。明日は早朝の列車でフィレンツェ、ピサへ移動するため、ホテルに帰ってさっさと休むことにする。

【写真】道に迷ったときにたどり着いたガリバルディ記念碑の案内看板