2006/08 - 2006/08
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Nimo5さん
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中国語が全く話せない観光客の方でも、鉄道好きなので僅かな時間でもいいから中国の列車を見てみたいという方にお奨めのスポットをご紹介いたします。
ただし、この場所は『観る』にはたいへん好都合なのですが、『撮る』となると話は違ってきますのでご注意ください。
場所は、上海站西側にある恒豊路跨線橋です。
上海から列車で旅をされた方だとお分かりかと思いますが、駅の西側を大きく跨ぐ斜張橋がありますがその橋で、午前中は上海站に到着する列車。 午後〜夕方にかけては、上海站を出発する列車を観て楽しむのに好都合です。
行き方は、軌道交通(地下鉄)1号線、上海火車站站から徒歩15分。
写真で解説していきます。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 タクシー
-
ちょっと見にくいのですが、朝日に照らされてオレンジ色に輝く斜張橋が恒豊路の跨線橋です。
国鉄京滬線、滬杭線と軌道交通3号線を一気に跨ぎます。 -
実写のデータから簡単な地図を作ってみました。
(元画像はDegital Glove Co. Ltd 提供です)
上海站までは軌道交通1号線(上海火車站)で行くのが便利です。
同じく上海火車站という駅が軌道交通3号線にもありますが、今回は1号線の駅で解説します。
なお、3号線から1号線の間を連絡する地下の通路もあります。
ポイントとなる恒豊路の跨線橋は、直接タクシーなどで乗り付けることは不可能です。
南側からのアプローチは、跨線橋の途中に階段はなく、緩いスロープとなっていますので、青●の交差点からでないと上ることが出来ません。
上海站南広場をまずは南西方向に駅から遠ざかるように進んでみましょう。
なお、上海站南広場は5角形をしています。 南東側から来ると勘が狂うことがあるのは私だけでしょうか? -
上海站南広場から見た上海站です。(2002年12月撮影)
●青の交差点はここから左手の方向になります。 -
場所はいきなり飛んで、跨線橋の西側歩道から●青の交差点を見たところです。
スロープが緩いので判りにくくて申し訳ないのですが、左の道路が跨線橋の南行き車線(3車線)、右の道路が恒豊路の地上道路(副道)南行き車線です。
北行車線は、写真左奥にわずかに写っている程度です。 -
すこし高度が増してきました!
上海站周辺には、中国各地と上海を結ぶバス路線が多数あり、大きなバスターミナル以外から発着するバスも多く、恒豊路にもそういった小規模のバス駅が点在しています。
ちなみに、恒豊路を中国式の漢字(簡体字)で表記すると、左側の通りの名前を示す案内標識のようになります。【豊】の字が全く違いますね! -
朝早く、ひとつのバス車庫に到着した寝台バスを見つけました。
上海が終点のようで、すでにトランクから荷物は降ろされていますが、一定の時間までは車の中で寝ていても良いようです。
早く着きすぎて途方に暮れることがないのはありがたいですね! -
さらに上ると蘇州河が見えてきます。
2006年夏現在、再開発から取り残されてしまった感のあるこの周辺ですが、上海万博に向け、あっという間に高層ビル群に変貌することでしょう。 -
ようやく線路が見えてきました!もうすぐ到着です。
写真左奥が杭州や蘇州・南京・北京へと続く線路です。
上海站は、路線上行き止まりになっているので旅客列車はすべて西側の線路を使って発着します。
なお、上海站への貨物列車の乗り入れはありません。
上海站方向を見る場合は、道路を横断しなければならないのですが 事実上不可能ですので、青●の交差点まで戻ることになります。 -
おっと!
北京からの直達特快列車がやってきました。 列車を牽引するのは、最新型の東風11G型ディーゼル機関車です。2両連結となっており、最高運転速度は170km/h、北京〜上海間1463kmを一度も停車することなく11時間58分で結びます。
●最初にお断りしたとおり、ここでの写真撮影は上海站が電化してしまった今日では、架線や、その支柱が たいへん煩わしいものとなってしまいました。 -
朝早くから、保線をする作業員の姿もありました。
真夏の時期は、朝夕でないと暑くてやってられませんからね。 -
またまた北京からの直達特快列車の到着です!
午前7時台の上海站には、5本の下り直達特快が立て続けに到着します。 -
なんか日本では見られない形の機関車が来ました!
東風7G型ディーゼル機関車です。
この機関車は、列車を牽引して本線を走行するのに充分な性能を有しているのですが、ここでは駅構内の入れ換え作業と、車両基地への客車の出し入れだけに使用されているみたいです。
贅沢ですねぇ〜(笑) -
同じ場所からは、軌道交通3号線の電車も見られます。
3号線は、開業当初は明珠線と呼ばれていましたが、呼称統一で計画路線番号の”3号線”となりました。
運行車輌も、開業当初は車輌不足で2号線のものを借り入れていましたが、現在では流線型の専用車が主流です。 -
さらに、跨線橋を北へ進むと大凡上海站周辺とは思えないような”濃い”空間が出現します。
こういった昔ながらの風景も都心部においては急速に淘汰されつつあり、エキゾチックな上海を見られるのもあと僅かの間でしょう。
(2005年8月撮影)
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