2006/08 - 2006/08
24位(同エリア47件中)
ユーキさん
早起きして、とりあえず国境に向かおう。
ラス・アジュディールへ。
昨日のルアージュステーションに行って、
「ラス・アジュディール」って何回も言ってたんだけど、
みんなに「ん?、何?」みたいな顔された。
地図で指さすと「あ~、ラス・アジュディールね」って感じ。
どうやらアクセントの位置がおかしかったらしく、
「ディ」あたりにアクセントをもってくるらしい。
「ここからじゃ行けないよ」って言われて、
タクシーで別のルアージュステーションに連れてかれた。
メドニンの街の中で泊まったホテルからすごい近かったし。
ここでも、ラス・アジュディールに行く人はおらんくて、
車を1台チャーターすることに。1台で40D。
少し高い気もしたけど、時間ないしモタモタしてられないんでお願いした。
国境近くになるとパスポートチェックが何度かある。
うまく入国できんのか、リビア。
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チュニジアと違ってリビア入国にはビザが必要。
リビアのビザはアラブの人以外では取得が難しいらしく、
色々と手間がかかる。
今回の旅では在日大使館を通さずに、
現地の旅行会社とコンタクトをとってビザの手配をしてもらった。
一応、メールでビザの確認書みたいなのを受け取って
それをプリントアウトして持ってはきたものの、
ビザじゃあないし入国できるのか不安。
旅行会社の人とちゃんと合流できるのかも不安。
チュニジアでの出国は割りとスムーズに。
チュニジアからリビアに向かう人多くて、車は長い列になってた。
ただ、歩いて国境越えてる人は俺たち以外に見当たらない。まして、旅行者なんて。
チュニジア出国ゲートからリビア入国ゲートまで歩いてると「パスポート見せろ」ってその辺の人にちょくちょく声をかけられる。
初めは仕事でチェックしてんのかと思ってたけど、
「あ〜、日本人ね」みたいな感じで、
結構適当だし、あまりにも頻繁だし、もしかしたら普通の人なのか、この人たち・・・。
リビアの入国ではパスポートとられてから1時間くらい待たされた。その間、何人もの人に抜かされてったし、ちゃんと俺たちのやってくれてんのか不安。
おまけにパスポートも預けて今ない状態だし・・・。 -
長いこと待たされけど、おっさんがやってきてパスポート返してくれた。「行っていいぞ」と。
やった。リビア入国できた。
一つ関門をクリアだ。
あとは旅行会社の人と無事合流できるか否か。
10時に待ち合わせしていて9時半に入国できたからあと30分か。
待っている間に「今からどこに行くんだ」って何度もタクシーのおっちゃんに声をかけられた。
チュニジアでは顔を見るなり「ジャッポーン、ジャッポーン」って言われてたけど、
リビアに来たとたん「コリア?チャイナ?」って言われる。
10時過ぎても旅行会社の人が来なかったから、
このままタクシーをチャーターして適当にまわろうかと真剣に悩んだ。
「行きたいのはやまやまだけど、まだビザがないんだ」って相談したら、
「もうOKだよ。入国できたんだから必要ない」みたいな感じで勧誘してくる。本当なのか。
待つこと1時間、悩んでるところへ旅行会社の人登場。
ああ〜よかった。リビア旅行の始まりだ。
テンション上がるっす。 -
旅行会社のおっさんの名前はSabriさん。
あと、ドライバーの人が今回の旅に付き合ってくれる。
車に乗り込んでから何度も検問みたいなのがあったけど、
Sabriさんが対応してくれるんですごいスムーズ。
俺らがチマチマと話すより全然早い。頼もしい。
そして、あの時待ちきれずにタクシーで行ってたら確実にここでつかまってたな・・・と思いつつ。
まずはリクエストしていたナルートへ。
ナルートはクサールで有名。
国境から2時間くらい走る。車で走りながらSabriさんが色々と説明してくれるからありがたい。
ナルートに着いたのは昼過ぎか。
あ、あつい・・・。 -
昨日チュニジアで見たときも感動したけど、
ナルートのクサールはすごい。
高い。でかい。美しい。
三拍子そろった感じだ。 -
部屋の中を覗くと壺がある。
オリーブとか穀物が貯蔵されていたとか。 -
ナルートのクサールに入るには施錠されている扉を開けてもらう必要がある。
初めはSabriさんに説明を受けながらクサールの周辺を見てまわってたんだけど、「扉を開けてもらう」と言ってどこかへ行ってしまった。
車は遠くに停めてあるし、大きい荷物は車内だったからこのまま置いていかれたら・・・って少し疑ってしまった。
まだ、信用しきれてない。
ちゃんと帰ってきてくれたけど。 -
丘の上から見える景色は言葉じゃあ表現できません。
-
車に乗ってひたすら走り続けます。
道以外には何もない。
ここで放置されたら死ぬなあ・・・とか思いつつ。 -
ナルートから南へ車で走ること4時間程度。
ついにガダメスに到着です。
そのままホテルにチェックイン。
今日のホテルの部屋にはエアコンもトイレ・バスも付いてる。なんて快適なんだ。
たまにはリッチなホテルに泊まるのもいいね。
夕食まで時間があったから、ホテルの周辺を散歩。
特に何かあるわけではなかったけど。動物たちの鳴き声が聞こえる。
それにしても地面からの熱気がすごい。
非常に暑いです。 -
夕食はSabriさんとドライバーとみんなで食べた。
昼食の時も思ったんだけど、リビア料理は量が多い。
まずスープとパンが出てきます。
貧乏性だからといっていつものようにここでパンを頬張ってはいけません。
そのあとメインディッシュとライスが盛り盛りでてきます。おまけにデザート付き。
特にこの旅始まってから毎日お腹一杯食べてきたわけじゃないから、全部食べるとなると苦しいです。
ちょうどニュースでレバノン情勢のことやってて、
Sabriさんは「すべての問題はアメリカにある」とおっしゃってました。「え・・・」。
僕は苦笑いを浮かべることしかできませんでした。こういう話題は下手なこと言えないし、こわいなあ。
そのあと「アメリカに行ったことあるの?」と聞かれ、
とっさに「No!!」と言ってしまった。
本当は言ったことあるのに・・・つい。なんとなく。
パスポートはSabriさんづたいにホテルに預けてあるから
明日それを見られればすぐばれるのに。。
「ワタシは数年前にアメリカで勉強してました」とSabriさん。「なんだ〜、行ったことあるんかい」って思わずツッコミたくなった・・・気を遣い過ぎたのかな。
夕食後、ホテルのオーナーがガダメスのニュータウンまで連れて行ってくれた。
写真はモスク。
友達がサンダル欲しいからって靴屋で買おうとしたら、オーナーが「いいから、いいから」って買ってくれた。
なんて気前がいいんだ。親切な人だなぁ。
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