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(表紙は飛来石)<br />                           <br />今回の旅は世界遺産「黄山」と麓の町「屯渓」である。 <br /><br /> MUにて出発、上海1泊後7:20発のMU便で屯渓へ 所要約40分。<br />そこから車で約2時間走り雲谷寺へ。ここは黄山への入口になる。<br />ロープウェイにて15分、山頂に着く。<br /> ロープウェイは週末非常に混みあっており、予約がなければ2-3時間は待たされると覚悟すべし。<br /> もちろん元気な方は階段を約3〜4時間登ってもいい。標高は1870m程。72峰を持つ花崗岩の巨大な山塊で,名物は雲と松と岩と温泉である。<br /> 山頂は日曜日のせいか人間で渋滞している。ここから約30分下って今日から宿泊する西海飯店へ。<br /> 宿泊施設としては他に中国風の北海賓館や小さな旅館がいくつかあるが、外国人受け入れとしてはここがいいのだろう。<br /> バイキングで簡単に昼食を済ませ、排雲亭、飛来石、光明頂、と廻る。尾根歩きのようなもので少しキツイところはあるが、気分爽快である。特に排雲亭からみおろす絶壁は高所恐怖症の身にとっては足がすくむ。ここはまた美しい夕日で有名。ただ名物のガスのせい<br />でよく見えない。一周約3時間。<br /> 久しぶりの山歩きでふくらはぎが痛い。そこでマッサージ嬢を部屋に呼び、さっそく足裏マッサージを試してみるが、ヘタのひとこと。なんの効果もない。この20歳のマッサージ嬢は他のあやしげな遊びをしきりに勧める。<br /> 中国でも海南島はその手の遊びでよく知られるが、こんな山のてっぺんでこんな遊びがあるとは少々驚きである。<br /> 日本の山は神が宿る神聖なところと相場が決まっており、まあ、日本では考えられないことである。 <br /> 翌日、元気な者は清涼台へ日の出を見に4時起きで向かう。<br />依然、山は名物のガスの中であり、何も見えない。そこで北側の別のロープウェイで下ってみる。<br /> この100人ほども乗れるロープウェイはすごい迫力である。少し下るとガスが晴れてきて、まさに黄山の雄大さが一目瞭然。<br /> 崖の下まで1000m近くはあろうか。モンブランの3800mまでいくそれには及ばないが、新穂高のものなどはくらべものにならない。なんせ花崗岩の切り立った崖を一気に乗り越え下っていくのである。<br /> 松谷庵、翡翠池を散策し、再び山頂へもどる。山はあいかわらずガスの中である。おまけに小雨も降ってきた。<br /> ホテルに戻り、昼飯を食べ、マージャンを囲む。<br /> ここはバイキングはあまりおいしくないので定食を頼んだほうがよい。ビール大瓶10元(150円)の安さにはビックリ。これらはまさに次から次へと人海戦術で、強力が麓から延々と担ぎあげているのである。<br /> 翌日、相変わらずのガスの中を下山。1日目がまあまあの天気だったので救われたが、昨日からきた1泊の人は、ガス以外何も見えなかったことになる。<br /><br />ここは最低2泊はする必要がある。麓のホテルで昼食を済ませ、屯渓へもどり、老街を歩く。<br /><br /> まるで中近東のバザールのようである。宋・明代の商家が残る1.5kmの町並みを、買い物を楽しみながらの散策である。<br />きゅう県の硯を¥10000で購入。墨の工場を見学。ここはまた緑茶の名産地でもあり、漢方薬で大儲けした安徽省の徽州商人の故郷である。<br /> 夕食は名物の三石料理。鳥、筍、茸、スッポンなどなど。少々荒っぽい料理ではある。<br /> 21:50の便で上海に戻る。<br />翌日から、蘇州観光組と上海中医薬大学漢方組に分かれ、夕食はいつもの西郊賓館の薬膳料理で合流。<br /> ここはなんど来ても品の良さ、味の良さに感心し、夜は雑技団、クラブ「一休」であけくれ、<br /> 明朝便で帰国。

黄山に登る

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2001/04/22 - 2001/04/26

175位(同エリア180件中)

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4

悠遊人(ゆうゆうじん)

悠遊人(ゆうゆうじん)さん

(表紙は飛来石)
                           
今回の旅は世界遺産「黄山」と麓の町「屯渓」である。 

 MUにて出発、上海1泊後7:20発のMU便で屯渓へ 所要約40分。
そこから車で約2時間走り雲谷寺へ。ここは黄山への入口になる。
ロープウェイにて15分、山頂に着く。
 ロープウェイは週末非常に混みあっており、予約がなければ2-3時間は待たされると覚悟すべし。
 もちろん元気な方は階段を約3〜4時間登ってもいい。標高は1870m程。72峰を持つ花崗岩の巨大な山塊で,名物は雲と松と岩と温泉である。
 山頂は日曜日のせいか人間で渋滞している。ここから約30分下って今日から宿泊する西海飯店へ。
 宿泊施設としては他に中国風の北海賓館や小さな旅館がいくつかあるが、外国人受け入れとしてはここがいいのだろう。
 バイキングで簡単に昼食を済ませ、排雲亭、飛来石、光明頂、と廻る。尾根歩きのようなもので少しキツイところはあるが、気分爽快である。特に排雲亭からみおろす絶壁は高所恐怖症の身にとっては足がすくむ。ここはまた美しい夕日で有名。ただ名物のガスのせい
でよく見えない。一周約3時間。
 久しぶりの山歩きでふくらはぎが痛い。そこでマッサージ嬢を部屋に呼び、さっそく足裏マッサージを試してみるが、ヘタのひとこと。なんの効果もない。この20歳のマッサージ嬢は他のあやしげな遊びをしきりに勧める。
 中国でも海南島はその手の遊びでよく知られるが、こんな山のてっぺんでこんな遊びがあるとは少々驚きである。
 日本の山は神が宿る神聖なところと相場が決まっており、まあ、日本では考えられないことである。 
 翌日、元気な者は清涼台へ日の出を見に4時起きで向かう。
依然、山は名物のガスの中であり、何も見えない。そこで北側の別のロープウェイで下ってみる。
 この100人ほども乗れるロープウェイはすごい迫力である。少し下るとガスが晴れてきて、まさに黄山の雄大さが一目瞭然。
 崖の下まで1000m近くはあろうか。モンブランの3800mまでいくそれには及ばないが、新穂高のものなどはくらべものにならない。なんせ花崗岩の切り立った崖を一気に乗り越え下っていくのである。
 松谷庵、翡翠池を散策し、再び山頂へもどる。山はあいかわらずガスの中である。おまけに小雨も降ってきた。
 ホテルに戻り、昼飯を食べ、マージャンを囲む。
 ここはバイキングはあまりおいしくないので定食を頼んだほうがよい。ビール大瓶10元(150円)の安さにはビックリ。これらはまさに次から次へと人海戦術で、強力が麓から延々と担ぎあげているのである。
 翌日、相変わらずのガスの中を下山。1日目がまあまあの天気だったので救われたが、昨日からきた1泊の人は、ガス以外何も見えなかったことになる。

ここは最低2泊はする必要がある。麓のホテルで昼食を済ませ、屯渓へもどり、老街を歩く。

 まるで中近東のバザールのようである。宋・明代の商家が残る1.5kmの町並みを、買い物を楽しみながらの散策である。
きゅう県の硯を¥10000で購入。墨の工場を見学。ここはまた緑茶の名産地でもあり、漢方薬で大儲けした安徽省の徽州商人の故郷である。
 夕食は名物の三石料理。鳥、筍、茸、スッポンなどなど。少々荒っぽい料理ではある。
 21:50の便で上海に戻る。
翌日から、蘇州観光組と上海中医薬大学漢方組に分かれ、夕食はいつもの西郊賓館の薬膳料理で合流。
 ここはなんど来ても品の良さ、味の良さに感心し、夜は雑技団、クラブ「一休」であけくれ、
 明朝便で帰国。

  • 黄山、尾根めぐり

    黄山、尾根めぐり

  • 黄山<br /><br /> ロープウェイで沢に下りてみた

    黄山

     ロープウェイで沢に下りてみた

  • 高山<br /><br /> 深山幽谷、碧い水

    高山

     深山幽谷、碧い水

  • 沌渓の街並み<br /><br /> 安徽省のとても落ち着いた古くからの商店街が連なっています。

    沌渓の街並み

     安徽省のとても落ち着いた古くからの商店街が連なっています。

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