2006/07/04 - 2006/07/11
192位(同エリア230件中)
忍だるさん
コミュニティの管理人のSさん、ハノイ駐在3ヶ月の商社マン。頼れる兄貴風でとてもいい人でした。そしてレストランでは一足先にきていたEさん、色白美人なバックパッカーしかも地元が近くて親近感、後から来たFさん、エチオピアに2年海外協力隊で行っていてその他海外生活豊富なツワモノ。
みんな雰囲気がいい人達で、すっかり馴染むCちゃんと私。あっという間にCちゃんが帰る時間になりレストランから空港に直行
私はその後も飲み続け、2次回にも参加。2次回では新たにBさんも加わり、海外生活の話などではなく、なぜかカンフー映画や日本のドラマの話で盛り上がる。このままハノイに在住したいぐらい居心地良いなぁ〜
1時ぐらいまで飲んでいただろうか、次の日は何事にもやる気がおきず(二日酔い?)、行こうと思っていたハノイから2時間のニンビンには次の日に行く事にした。
ニンビンには゛田舎゛なベトナムを求めて行った。元々田舎の方が好きなので、のんびりするために訪れた。
ツアーバスで行くと、ホアルーという観光地・古都に10000ドン払えば連れて行くというので、そのあいだ何もせず待っていても何だし、観光する。
ニンビンにはかつて訪れた事があるホイアンを期待して行ったのだけど、だいぶ勝手は違うらしい。
ホアルーのあとニンビン市街で降ろしてもらい、バイタクに連れられて着いたホテルは、さりげなく頼んだガイドブックに載っていたホテルではなかったけど、見てみるとキレイないい部屋だった。あまりにローカルっぽく、部屋がこもった臭いガイドしていたから、他を見る・・・って言ってからの必死の勧誘に折れて泊まる事にした。実際部屋は新しくキレイで広く、太極拳の練習が出来るほどでした。
普段からチャリ愛好者・チャリライダーなワタクシ、ニンビンでは是非ともチャリでふらふらしたいなと思い、宿でチャリをかり、ホアルーには午前中に行ったので、もうひとつの有名な観光地タムコックに行くことにする。宿で自転車用のMAPをくれて、状態のいい自転車を貸してもらった。
快調に走り出すと、さっき乗ったバイタクのお兄ちゃんが手を振っている。そのうち幹線道路ですごい交通量だけど、日本人は目立つのか方々から手を振られる。
ミャンマーのバガンも住民の執拗な、いや熱烈なハロー攻撃を受けるけれど、ニンビンもなかなかのもの。
タムコックまでは8kmと書いてあったが、予想以上に遠く感じた。まっすぐな道を走っていたからかもしれないが。しかし幹線道路を一歩曲がると、鮮やかな緑の田んぼが広がって、牛が出迎えてくれた。
これぞベトナム。中国雲南地方もそうだったが、田んぼフェチなので、一面に広がる田んぼなどをみてしまうと、飛行機に乗り遅れそうになったとき、もう旅人失格だ・・しばらくは旅をやめよう。なんて思っていたけど、この景色!旅はやっぱりやめられない!!となってしまう。
さらに進んでいくと、観光地っぽいゾーンに着き「マダム・マダム!」と手招きされる。(ベトナムでは女性はもれなくマダムになってしまうのよ)
マダムorinはそんなおばちゃん(自転車を駐車させて、金を取る)をシカトし、さらに奥地に進んでみた。しかしもう2時過ぎ、お腹もすいてきたので一旦引き返し、タムコックの船着場の近くのレストランに入る。
2階はツアー客用らしいそのレストラン、個人客は私しかいなく、案外高い値段にビビリ(手持ちのドンと小額ドルがギリギリだった)、一番安いヌードルを頼む。それが不満だったのか、そこの女主人はさっきまでニコニコしていたが明らかに「ケチ」とベトナム語で言い捨て、不機嫌になった。
さっさと食事を済ませていこうとすると、水はどうだ?アイスはどうだとうるさい。観光地だね〜
タムコックは陸のハロン湾といわれていて、小型の船で川を進むのが有名な名所らしい。
どちらかというと、ホアルーに惹かれていた私は、タムコック自体にはそれほど興味がなく、船の交渉が面倒なので(ぼられると有名だし)、先にある山寺を目指すことにした。
この選択は自分なりに正解だったと思っている。田んぼの中にぼこぼこと島のように出っ張る山。それは数日前にハロン湾で見たそれとまさに一緒。これが陸のハロン湾ということなんだと一人妙に納得しつつ、カメラ片手に進む
たどり着いた山寺の手前で、自転車を置いていけというので託して寺に向かった。
寺ではお約束の”説明を勝手にしてガイド料を求める”迷惑な爺さんがいて、ベトナム語でジェスチャーで色々言ってくるが、うざったく思い、いらないと突っぱねる。突っぱねるとボールペンをくれとねだってくる。このボールペンは前某社で入手した3色カラーの労働組合 不払い撲滅キャンペーンの備品でとても貴重なのであげられないよ!
やっとのことで爺さんを撒いたと思ったら、山を少し登った寺にも説明オヤジがいた。ので中国語で書いてある碑文を読む振りをして撒く。おいらはゆっくり見たいんだよ〜
そのうち中国人団体客がやってきたので、するっとまぎれてみる。おじさんは線香に火をつけ無理やり持たせようとしたり押し問答。観光客も慣れているのか誰も相手にしていない。
猛烈に暑かったので、しばらく休んだ後、下山して自転車を取りに行く。
予想通り、水を飲んで行けと言われ、でも冷たいものがちょうど飲みたかったので前方にあるハス畑を見ながら涼をとっていた。
先ほどの中国人団体がぞろぞろと集まりだし、みんなココナッツジュースを飲み始めた。オプションなのかな??位置的に囲まれてしまい、自転車も出せない状態なのでしかたなく、水を飲んでいると、その中の若いお兄さんが英語で話しかけてくれた。彼らは台湾の旅行者だそうだ。
日本で3ヶ月働いていたというおじさんの片言日本語を交えて、お兄さんと色々話していると、周りのおじさん達が「e-mail聞いておけ」とか冷やかしているのが中国語だけど理解できた(笑)
お兄さんかわいい顔をしていて、むしろ渡したいぐらいの気持ちだったが、明らかに随分年下だったので節度のある大人として辞退しておいた(笑)
その団体が帰った後も、ベトナム人で写真を撮っている(観光地に多い、写真を撮って売る商売)お姉さんとそのまま話しだす。お姉さんは笑顔の素敵な26歳。
日本の結婚適齢期や年収やベトナム人のボーイフレンドは要らないかとか、家族の話など、1時間以上話していた。そこの店には色々な人が集まるらしく、他のカメラマンやら、子供やら、みんな笑顔の素敵な人たちだった。
これだから、旅はやめられないんだよ・・・と思いつつ、夕暮れが近づいてきたので、名残を惜しみながら帰途に着いた。
自転車で戻る途中も抜かされたバイクがわざわざ止まってハローだなどと、執拗な・・いや、熱烈なハロー攻撃どうもありがとう。
街周辺に着き、宿の冷蔵庫を駆使しなければとビールを購入。ついでにドラゴンフルーツ(丸ごと)や、オレンジジュースなどを買って、宿に戻った。
炎天下走ってかなり疲れていたので、近くにあるらしいレストランでちょこっと食事を。でも食べに行くもの面倒だな・・なんて思っていたら、宿の娘があんちょこを見ながら「ディナーは?」
と聞いてきた。普通のゲストハウスっぽくないので、食事を出すことを想像していなかったが、ちゃんとメニューがある。オーダーすると、「何時に食べるんだ?」と聞いてくる。時間指定で作るんだ(笑)
夕食ができるまでの間。せっかくあるホテル目の前の路上市場を散策しようと思った。
ホテルの前の肉屋。お母さん経営
お母さんを写真に撮らせてもらうと、隣近所の市場の人が私も私も!と言ってくる。ハノイでは写真を撮ろうとすると「ワンダラー」とか言われるのに、そんな素朴さがニンビンに来て良かったとさらに思わせられました。
お母さんお手製のご飯も美味しかったし、家族のおかずのおまけか野菜炒めが一品増えていました(笑)
(八百屋夫妻、おじさんが奥さんのことを撮れ撮れと言っていた。愛妻家なのね)
食後、エアコンを聞かせ太極拳を練習・・そう前にも後にも練習したのはこの日だけでした(汗)
そして9時ごろ意識を失い、朝までぐっすり眠った。
翌日も自転車を借りて、ホアルー方面に向かった。
ホアルー周辺の景色がすばらしかったので、自転車で行くのも面白いと思ったが、地図に無い道に進み、いつの間にか道に迷う(笑)
でもこの迷子もかなり楽しかった。やむなきハロー攻撃は、ホーチミンが蘇ったようなりっぱな髭を蓄えたじいちゃんが、まるであられちゃんの「うんちゃ!」のように片手を挙げた時に私の♡を射抜きました。楽しすぎる!
それからマイナーな道を言ったり来たり、迷子ライフを満喫。
2時間ほど走り、ホアルーに行くのは諦めて宿に戻る。3時のハノイ行きのバスを予約していた為、12時にチェックアウトして・・と思っていたのだ。この宿ならレイトチェックアウトも大丈夫そうだ・・と思っていたのに、朝食時に来た”おかみさんの兄弟”らしき人物より、3ドル追加で払えと言われなんだか腑に落ちないので、チェックアウトしてからまたひとっ走りしてこようと思っていたのだ。
すると、おかみさんと息子セブンティーン君は3時まで寝て行け、ノーマネーと言ってくれたので、体調がイマイチだったのもあり、宿でゆっくりすることにした。ランチももちろんおかみさんお手製。
ご飯の後は、私のガイドブックから切り取った例の少ないベトナム語会話集と、宿のあんちょこ英語ノートを言ったりきたりさせて、何歳だ?兄弟は?職業は?とやり取りした。
この宿、英語が通じず不便は不便なのかも知れないけど、温かみがあって、おかみさんを始め、息子も娘も綺麗な顔をしていてニコニコしていて、いい宿でした。
お客さん少なそうだから、経営が心配なのであえて宣伝しておきます。
THU GUEST HOUSE :2B Kim Dong st Ninh Binh
3時近くまで昼寝をして、いよいよ出ようというときに土砂降りの雨になった・・・・。バスを頼んだホテルは歩いて1分ぐらいのところだったけど、市場の人々に制止された。お母さんは着ているうちに破けてしまうような劣悪な品質だけど、カッパを着せてくれ、傘を差してダッシュした1分弱で見事にびしょびしょに・・・・。
バスを待つ間も、そのホテルの従業員と話した。一人日本語が少し話せる子もいて、オーナーやらドアマンやら入れ替わり立ち代り話をした。
バスが来たというので、飛び乗る。
バスはツアーバスでホテルのある旧市街まで行くという約束で手配したが・・・どうみてもローカルバス。ローカルバスに乗るのは全くかまわないんだけど、バスターミナルは旧市街から離れているので、タクシーかバイタクを使わないといけない。最初からそうだってわかっていたら自分で好きな時間にバス乗っていたのに!しかも4ドルも取られた!ニンビンで唯一イヤだったことだ。
ハノイまでの間も雨は降り続け、途中ひやひやしながらもバス停に着いた。降りると同時に群がるモトバイ運転手。ドンが無い上相場が全くわからないので、安いのか高いのかわからないが2ドルで旧市街まで。
ハノイは喧噪だ・・・・
バイクが群れだ・・・・・・・
オラさ東京さ行くだ・・・・
ハノイで最後の一日。
ハイソな一日にしようと、まずは買い物。ガイドブックに出ているような、ベトナムにしてはちょっとお高めだけどセンスがいいというブティックを見て周る。ブラウスやバッグ購入。あのタクシー代で使った2万を思えば・・と変な心理が働き、欲しいものは買う。
でもそれほど欲しいものも沢山見つからず、マッサーそしてフェイシャルエステとハイソなマダムorinに変身
エステ・・・とろけますね。おかげで真っ黒ながらも肌はすべすべ。たまには手入れをしないとね。
して、ホテルに戻り、身支度を整える。
今日も先日お世話になったハノイ駐在の方々とお食事の約束をしていた。私の帰国便が夜なので9時ぐらいまでは時間がある・・・ってことだったんだけど、残念ながら主催者Sさんは急な仕事が入ってしまったとのことで、これなくなってしまったそうだ。でもFさんが来てくれ、宿のわりと近くのハノイ名物の魚料理の店に連れて行ってくれた。
Fさんとサシ飲み。いや・・お食事会。名物の黄色い油で焼かれた魚と香草を米麺に乗せて食べる料理は見た目は、Fさんが「得体の知れない黄色い料理」と言ったとおりに、怪しいもの?かと思いましたが、味はかなりおいしい!香草といい、醤油の様なつけダレといい、今まで食べたベトナム料理と違った美味しさがありました。
追加したビールが熱かったりと、ベトナムらしい最後を味わい満足満足
そしてFさんに見送られて、タクシーに乗り込みました。この時点でビールが膀胱を刺激し、かなりトイレに行きたかったんだけど、時間も押していることだし、空港でチェックインを済ませてから行こうと、チェックイン完了。次に空港使用料を払おうとすると・・・・あ!やべぇドルが残っていない。ホーチミンは日本円で大丈夫だったし、最悪ATMも銀行もあるからカードからでも、日本円キャッシュからでも出せる・・・・なんてカウンターに行くと、日本円は受けつけず。銀行は閉まっていて。ATMはなぜか取引できない・・・・
トイレにも行きたいし、ちょっと酔っ払っているし、テンパって右往左往していると、ミニ”つのだ☆ひろ”みたいなおじさんが「空港税払えないのか?わかった、一緒について来い」と言って、カウンターに。
後から手数料とか言われたり、法外な請求をされたりするんじゃ?とテンパリながらも、思っていたら、おじさんさっさと払ってくれちゃいました。
え?え?
颯爽と去っていくミニつの☆ひろ。疑った自分が恥ずかしくなるよ。ベトナムな親切な金持ちなのかな・・・・・
きちんとお礼ができなかったので心残りです。
夜行便でソウルに着き、ソウルで4時間過ごした後、やっと日本へ。
長かった・・・・・
しばらくは旅行は出来無そうだけど、なんとなく決めたハノイ行きだったけど、色んな出会いがあって、ありあえない経験もできて、今となればよい思い出だ(-。-;)
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