2006/09/02 - 2006/09/03
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chikoさん
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新潟県十日町市、津南町にて3年に一度行われている『大地の芸術祭』に行って来ました。
この祭典を知ったのが木曜日。行きたい!見たい!
今回行けなかったら、次に見れるのは3年後!
金曜日の夜になり友達とこれは行くしなかい!と、行く事に決め、土曜日の朝東京からレンタカーし新潟へ。
土日の2日間で行って来ました。
今回の作品数360点。(番号が付いていない物もあるという事なので、ほんとはもっと)
全部見るのは無理。できるだけ的を絞り、車であっちへ。こっちへ。
とにかく広い地域に渡っての開催。
行きたいのに行けなかったとこ。
暗くなってしまい、見れなくなったもの。
時間が終わってしまっていたとこ・・・いろいろあったけど、
とにかく行けて良かった!行って良かった!晴らしかったです!
町の中、田んぼの中、山の中、そして家の中・・・この地域いたる所にある作品たち。
いろんな刺激をもらいました。
そして、温かい人達、おいしい食事、美しい大自然。
とても良い時間になりました。
感謝。感謝。感謝です。
私の下手な写真でどれだけ伝えられるかわかりませんが、撮ってきた写真の一部をのせたいと思います。
今年の開催は9/10まで。次は3年後。
今年行ける人は是非今年!今年無理な人は是非3年後!
おすすめです。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
-
まずはパスポートを購入。
このパスポートを持って作品をまわります。 -
中はこんな。
作品にはNOがついいて、NO看板のところにハンコがあります。
見えるかな?ハンコはヘビさん。
作品を探し、辿り着き、ハンコ押す。
ハンコが増えるのがうれしくって、ハンコが増える度にご機嫌度がUP↑です。 -
こんな街の中を抜けていくと・・・
-
ありました。083番。
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レースで編まれたおうち。
作品名「幸(ゆき)の家」
ここには3棟の家があったそうですが、2003年の中越地震で倒壊してしまったそうです。
そして今あるのはレースのおうち。 -
私達がここを去る時に、地元のおじさん達が長机を中に運び込むとこでした。
夕方からここで宴会をやるんだよ。よかったらおいでと。
時間がなくっていけなかったけど・・・
今回この芸術祭で感じた事、それはこれらはただ見るだけでなく、飾っておくだけではなく、地元の人達にも愛され、溶け込み、そして私達にも開かれ、参加できるという事。
ここに作品があるという事に意味があるという事。
素晴らしいですね。 -
駐車場の白線。
これも作品のひとつ。 -
かわいい!明るい!
みんなこうなったら、楽しいのにな。 -
これもかわいい。
歩くのがとっても楽しくなります。 -
車を走らせてると、スキー場の斜面に現れたのはこれ。
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ベンチにはこんなメッセージ。
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近くのブルトーザーもこんな風に。
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作品巡りを一時中断。
目の前にあった乗馬教室を除いてみました。
そこはただの乗馬教室ではありませんでした。 -
この馬は武豊が乗っていた馬。
なんと賞金2億かせいだそうです。
ただ今、人が乗れるように調教中。
乗れるようになるのは3年後かな…との事。 -
とても素敵なここのおじさま。獣医さんでもあるとの事。
馬が好きで好きでしょーがない。
家に帰るのは週3日。あとはここに泊まってるそう。
「馬の絵見る?」と、部屋にあげておまんじゅうと葡萄を出してくれました。
いろいろな話もしてくれて、とっても良い時間でした。 -
次に現れたのがここ。
作品名「田園の中の異国」
何棟かのコテージ。(確か5棟かな)
実際に泊まれます。
一人の方が9年かけて作ったとの事。
細かい所まで凝っています! -
このコテージは…
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階段がこんなだったり、
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1階部分も素敵。
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前には川が流れていて。
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水場、水道のハンドル部分は石だったり。
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リスだったり。
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「slow life」の看板があったり。
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こんな看板があったり。笑。
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次の作品へ向かう途中の町並み。
雪対策のため、昔からガレージはこの形だそう。
普通にある物に思わず顔が緩んでしまう。 -
田んぼが広がる道を
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黄色い看板を探しながら歩くと
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目の前に現れたのはこれ。
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陽が落ちて、暗くなってしまった時、辿り着いたのはここ。
このおうちにも作品が沢山。
作品自体がおうちの一部。 -
竈はこれ。
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アップはこんな。
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お風呂もこんな。
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洗面所もこんな。
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もう暗くなり、時間も遅くなり、泊まる場所でも探そうかと歩いてたところに見つけたポスター。
「キャンドルナイト 」開催日9/2。
今日だ!という事で車を飛ばし向かったら、広がっていたのは沢山のキャンドルの灯! -
中央のステージでは三味線、アコースティックギターのライブやジャンベ&ファイアーダンス。
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そして、なんとこの中央のステージも作品。
牛乳パック再生紙のダンボールを使って作ってあるそう。 -
そんな事をしていたら、ごはんも食べないうちに11:30。
何軒もで「もう終わり」と断れる中、快く迎えてくれたのが「源さん」
おいしい食事とおいしい日本酒に大満足でした。 -
次の日、車を走らせている時に出会った、この日最初の作品。
お盆の時のナスのよう。
そして、かわいくって楽しそう。 -
この作品は
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1962年にレイチェル・カーソンが書いた「沈黙の春」という本を元に、
今の社会への批判を込めて作られているとの事。 -
この本、読んだ事ありませんが、
読むとこの作品の意味がわかるのだと思います。
作品の中なのに置いてある工具、ブルトーザー。
これらが作品の中においてある。
これもメッセージのひとつだそう。 -
次にやってきたのが「絵画のための見晴らし小屋」
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この建物に入ると、
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タイトル通り、外の景色が
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絵画のよう。
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この作品は、象形文字で「田」「川」「野」を表している。
広い大地に大きな文字。
最近走っていないな…と、ここの中を思いっきり走り回ってみた。
走るって気持ち良い! -
後ろに広がるのは「八海山」
そしてこの前の岩が作品。
この岩、八海山の稜線と同じようにカットしてある。
八海山を眺めながら、その稜線を触れるのだ。 -
ここでかわいい出会い。
石が大好きだそうで、沢山の石を拾ってプレゼントしてくれた。 -
作品名「レインボーハット」
この作品は山の中にあり、去年採れた藁で作ってある。
中ではジャンベをはじめ、様々な楽器がおいてあり弾いて楽しむ事ができる。
ジャンベの叩き方を教わり、この作品の製作者であるお兄さんと始めてセッションというものを経験しました。
とってもとっても楽しかった!
そして、そとにある水の中に入っている鏡。
ここに陽が反射すると、中は虹色に照らされる!すごくキレイ! -
この作品も藁で作ってあり、
作品名は「田から(宝)船」
見えるかな?船の帆の部分は「田」です。 -
森の中に広がる作品。
作品名「心の花」 -
ビーズで作ったお花が一面に広がっている。
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ほくほく線「松代駅」
この前にドドドーンとあったのはこの作品。 -
この作品は、作品名「土の音-まつだい-」
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この棒を使って、
-
周りにある土器を叩く事ができます。
この土器はひとつひとつ地元の人達が作ったものだそう。
それぞれ鳴る音が違い、沢山叩いてまわりました。 -
棚田の中にある作品。
ここの棚田の持ち主のおじいさんが若い頃の作業の様子が作品になっているそう。
「棚田は重労働だけど、芸術祭があるから今年もやる事にしたよ。作品はじゃまだけどかわいいもんだよ。若い頃から牛をひいたり、この作品と同じ作業をしてきたから懐かしい。人が沢山来てくれたらうれしい。都会でいろいろな生活をしている人と話せるから、気持ちは青年なんですよ」
とおじいさん。
この作品はこの田んぼの一部ですね。 -
こんな道を入っていくと、
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空高く飛ぶ、トンボの作品。
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そこにいたのは、雪ダルマ達。
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アップ!!
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また更に奥に入ると…
「!!!」 -
なんとも言えないかわいさです。
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宮沢賢治の「注文の多い料理店」を元にした作品もありました。
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はい。。。笑。
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このイスに座って、行きたい場所、会いたい人の事を思ってください。という作品。
なんだか、とっても気持ちが良いイスでした。 -
前のイスの作品と同じ作者。田んぼの中のイナゴ。
滑り台になっていて、滑る事ができます。 -
この古民家自体が作品。
「空家再生プロジェクト」のひとつ。
古くなり空家になった家、取り壊すのにもお金がかかる。
そんな家をアーティスト達の手によって再生し、残し、使っていこうという企画。
家自体が作品。生き返った家。 -
古民家の中の木、全部に彫刻!
彫ってあります。 -
柱も、
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床も、
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白い壁までも、
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天井も。
日大美術学科彫刻コースの学生さん達の作品。
去年の8月から、来れる人が交代で来て作り上げたそう。
ほんと頭が下がります。
学生さんみんな、輝いたとても良い顔してました。 -
2階の窓は外されていて開放!
もちろん、この部屋も全て彫刻。 -
でも外された窓も、とってもかわいい。
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家から見える景色はこんな景色。
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次の作品に向かう途中、広がるのは息をのむ程に美しい棚田!
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そしてそこにあったのは、作品名「風のスクリーン」
-
着いた時には暗くなり、月が輝いていた。
私が見た最後の作品。
町中に広がる作品。車を走らせながら、見たものは作品だけじゃなく、
この地域の美しさでした。
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