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スペイン〜モロッコ上陸の旅? 2003.09

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2003/09/26 - 2003/10/04

49位(同エリア50件中)

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カバリアチー

カバリアチーさん

(続き)
人であふれかえるローカルな町中にポツンと飛び出したリュック姿の我々、アジア人がよっぽど珍しいのか、すれ違う人立ち話する人たちほとんど全員が我々2人を見る、見る、見る。まさに注目の的。多方面からのあからさまな視線にどうしていいかわからず、ニッコリ笑いかけるともれなく全員微笑み返し。どこから来たのかとっても興味があるらしく、すれ違いざまに「ニーハオ」とか「ハロー」とか言って反応を見ている。ホテルの場所を聞こうと立ち止まるとちょっとした人だかり。英語がほとんど通じないので、「歩き方」付録の旅の現地語で頑張ると、親切におすすめのホテルまで案内してくれ、メディナはこっちだとかカフェはあそことか、聞いてもいないのにビアショップはこの裏とかいう調子。(普通の店にお酒は置いていないので酒好き夫婦には大変助かりました)モロッコ文化を考え、夫婦揃って暑いけど短パンはやめて長袖長ズボンだったのですが、色白の日本人女が珍しかったのでしょうか。特に現地女性から妻への興味が強烈でした。

ホテルに荷物を置くとさっそくメディナ見学。細い路地が迷路のように入り組み、所狭しと商店が立ち並ぶ。カメラを大っぴらに出せる雰囲気ではなかったので(特にベルベルの方たちはカメラを嫌う)あまり写真は残っていないが、白壁に囲まれた超エキゾチック空間で楽しかったです。猫がたくさんいて、それが白壁のの風景にとてもよくとけ込んでいました。なかなか自分たちが買うものには出会えなかったが、唯一焼き物屋さんで一輪挿し花瓶を値段交渉の末6DHで購入、今もリビングの一角で存在感を示しています。メディナも大きすぎず小さすぎずで、迷ったかな?と思うと出口に戻ったり、見たことのあるスークに出たりで不安は感じませんでした。

宿も2人で10ドルしたかしなかったか程度の宿でしたが、ちゃんとお湯も出て快適でした。

翌日、すっかり気に入ってしまったこのティトゥアンでゆっくりしたいところだが、今夜はマラガのパラドールを予約してある。高台に登って町を見下ろしてみたり、朝のメディナを散策したりした後、同じ道で帰るのもおもしろくないのでセウタ経由でスペインに帰ることに。バスも出ているようだがどうしてもグランタクシーなるものに乗ってみたくて、世界中でもなかなか見られない程古いモデルのメルセデスベンツ・ビンテージカーに乗って、やはり1時間半ほどかけてセウタ(スペイン領)との国境まで送ってもらう。

国境付近でグランタクシーを降りると、早速入国審査に必要な書類なんかを売りつけようとする人たちに取り囲まれるが、無視。窓口でタダでもらえるはずですから。イミグレではモロッコ人専用ブースが大混雑している一方、我々外国人ブースはガラ空きだった。またパスポートに怪しいスタンプが増えた。荷物審査もなく、あっけなく通過。途中大きなモロッコ国旗がはためいていたので写真に撮ろうとしたら、それは怒られました(当然)。

歩いてフェリーターミナルへ行くバスを探して乗車。途中セウタの町を通るがそこは普通のスペイン、特に買うものもない我々は通過したのみ。ターミナルへは最寄りバス停から徒歩。親切なバスの運転手さんが教えてくれました。フェリーの本数もまあまあで1時間半ほど待って高速船に乗り、再びアルヘシラスへ。遠ざかるアフリカ大陸。次に足を踏み入れるのはいつになるのか?二度と来られないかもしれないな・・。たった1泊2日のアフリカツアーだったけど、アフリカ、またモロッコの日常を垣間見ることはできたと思う。タンジェ、セウタ両方からのアクセスも近く、世界遺産メディナもあって旅行者が少ないティトゥアンの町、是非是非おすすめです。もちろんフェズやメクネス、カサブランカなどの方がモロッコなんでしょうが、スペインから覗く程度であればティトゥアンだと思いました。

アルヘからバスでマラガへ移動する時、アルヘのバスターミナル近くのカフェ店内にゴキブリがちん入。カフェに集う各国旅行者はそれぞれのお国言葉で彼を追いやろうと必死に格闘です。言葉が通じなくても彼に対する思いは万国共通だなと思わず皆で笑ってしまいました。

マラガのパラドールは町を見下ろす丘の上、とても立派な建物でした。バックパック姿の我々、取りあえずサンダルを靴に履き替えて入場しました。部屋もこれまでのオスタルや昨日のティトゥアンの宿などとは大違いの素晴らしいもので(そりゃそうだ)、これでツイン一部屋70ドル台というのはにわかに信じがたいほどでした。値段は変わっているかもしれませんが、ここも是非おすすめです。高台だから夜景も綺麗。旅行最後の夜なので、ホテルのレストランで贅沢しました。この旅行の一年前には北欧旅行をして物価の高さに驚いてばかりいたこともあって、このスペインは料理もお酒もうまく、値段も安め。こんないい国はないと思ってしまった。今度は是非スペイン北部も旅してみたいし、ポルトガルにも足を踏み入れたい。いずれにしてもスペインには少なくとももう一度は来ることになるだろう。この旅行を通じて、それほどにこの国を気に入ってしまった私たち夫婦であった。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス タクシー
航空会社
ブリティッシュエアウェイズ

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