1997/10 - 1998/10
114位(同エリア153件中)
teaさん
小学校で日本文化を紹介するプログラムでデトロイトの小学校に行ってきました。
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10月、いよいよデトロイトに到着。空港までは大数で迎えにきてくれて賑やかでした。まだ到着時点では英語が全く聞き取れず、子供たちもいろいろ話してくれたのにただ笑うだけでした。デトロイトはモータータウンだけあって、空港から市内に出る公共交通機関がありません。都会でお店や施設も多く便利なのですが、車が普及している分、車がないと他の都市に輪をかけて不便な所なのが欠点です。写真は私が9ヶ月お世話になった学校の生徒の1人のお家です。
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最初の大きなイベントはハロウィーン。大きなかぼちゃをくり貫いてランプを作ったり、お菓子をかったり、家を飾りつけたり。アイディア商品(?)と思ったのがゴミ袋。この時期落ち葉の季節で、どの家にも落葉がてんこ盛り。その落ち葉をオレンジに目がついたゴミ袋にいれるとたちまち大きなお化けかぼちゃの出来上がり。このゴミ袋が家の前にででんと置いてあるお家があちこちにありました。
夜子供たちはどこかへパーティに行き、私たちは訪ねてくる子供たちにおやつをあげました。仮装して楽しそうでした。 -
通っていた学校はカトリック系の私立学校で幼稚生から中学生まで通っていました。校舎の入り口は時間にならないと開かず、生徒を入れて始業時間になったらまた閉じられ呼び鈴で中から開けてもらわないと先生でも入れません。治安が決して良いとはいえないココではごくごく普通のことでした。ちなみに朝はあちこちで車のアラームがなっています。盗難防止のアラームなのにこんなにいつも鳴っていてイザ役に立つのかな?と疑問を感じてしまいます。
写真は特別クラスの教室で先生にはとてもお世話になりました。特別クラスは遅れている子供の補習や、逆に秀でた事がある子供の能力をさらに伸ばす補習を行うクラスです。勉強に興味がもてない子供用に工夫された教材は見てて楽しかったです。 -
学校でもミサの時間があり、ホストファミリーも熱心なカトリック教徒ということもあり何度もミサに行きました。私の想像では神父さんが穏やかな声で聖書を読み上げるものだと思っていましたが全然違いました。神父はマイクを片手に熱弁し、爆笑が何度も起こる。なんだか漫談を見ているみたい。。。エディマーフィもあながち大げさではないんだなー、と思いました。ゴスペルは迫力があって本当にステキ。平日の夜にゴスペル隊は集まって熱心に練習していたのでその成果ですね。
普段無宗教で全く興味がないのですが、一度”宗教っていいな”と思うことがありました。たぶん位の高い神父さんを呼んで学校で特別なミサがありました。ミサが終わったあと一人一人神父さんのところへ行き言葉をかけてもらいました。”あなたも行きなさい”といわれて神父さんに”すみません、私はよく英語がしゃべれません”と言ったら”それでもあなたは自分ができるベストを尽くしている。立派なことだしその気持ちは皆にも伝わっています”みたいな事を言ってもらって感動してしまいました。異国の地で一人ぼっちだと何でもない言葉でも嬉しいものですね。 -
お昼は学校の給食。希望者だけが給食で、家からお弁当を持ってきている子もいました。ピザやハンバーガーはさすがアメリカという感じ。日本の給食のおばさんにみせたらびっくりしそうです。日本の給食はおいしかったな〜といまさらながら感謝です。
普段もファーストフードにお世話になることが多かったです。ママは料理上手で手作りのお料理はすごく美味しかったのですが毎日は作ってられない、という感じですね。滞在中にずいぶん味覚が変わりました。マフィンにソーセージ(マックの朝食メニューにあるハンバーグみたいなやつ)をはさむ時ここではブルーベリージャムを一緒にぬっていました。最初見たときは”げっ”と思いましたがそのうちその甘みと塩味のハーモニーがなんとも癖になりお気に入りメニューへ。でもやっぱり体にはあまり良くなさそうですね。 -
クリスマス その1 シークレットサンタ
学校の先生達でシークレットサンタをしました。最初渡された紙を読んでもよくからず、とりあえず好きな食べ物や色などを書いてわたしました。後日他の人の紙がわたされ”あなたの相手はキャシーよ。4日間相手にわからないようにプレゼントを置いてね”と言われてやっとイベントの内容が分かりました。これが想像以上に面白かったです。置くのもスリルがあって楽しいし、いつの間にか私のところにプレゼントが置いてあるのも嬉しい。最後にパーディをして、そのときに推理した自分のサンタを発表しました。当たるとさらにまた景品がもらえます。私はパーティの日にこっそり教えてもらってしまったのでハラハラどきどきがなかったのがちょっと残念。とにかくクリスマスは楽しみつくす!ですね。
とにかく11月頃から週末はクリスマスショッピング。一番素敵だと思ったプレゼントは教会仲間の人がぐ作った手作りの小物や雑貨。彼女は旦那さんに先立たれ1人で暮らしが豊かではないため、みんなで彼女に注文しているようです。 -
セントルイスへ
ホストファミリーの故郷のセントルイスへクリスマス休暇を過ごすために行きました。デトロイトからは車で7時間以上かかったと思います。やっぱり広い。セントルイスはアメリカのど真ん中と呼ばれるところ。アーチが有名です。この都市から西部の開拓が始まったその象徴とのことです。綺麗な曲線で美しいデザインに思いました。ミシシッピ川もながれすごく情緒ある町でした。 -
アーチのてっぺんは展望台になっています。
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展望台からみた風景です。
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反対側はこんな感じです。
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河に浮かんでいるボートはカジノです。写真はカジノの中のレストラン横です。係りのおじさんが一番笑顔ですね。今回の滞在ではあちこちのカジノに行ったなぁ。デトロイトにいるときはお隣のカナダのウィンザーへ。シカゴやラスベガスへもいきました。シカゴではなんとマイケルジョーダンを発見!あの身長では隠れようがないですが…。
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クリスマス&おばあちゃんの誕生日パーティです。近所の学校の体育館。親戚だけで50人近く集まるのでいくらアメリカの広い家といえど入りきらないんですね。なぜそんなにいるかというとママの兄弟も多いのですが前の夫の子供とかも来ているので…。ちなみにパパもママも再婚です。誰でも"My Son"とか”My brother"とか紹介するし、家も勝手に行き来して寝泊りするのでどの子がどの人の子供か最後までよくわかりませんでした。
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体育館は同じですね。
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家の前をカウボーイ(?)が通ったのでパチリ。のどかですね〜。足がないホントにどこにも行けません。おばあちゃんは一人暮らしですが、買い物などは誰かが車で拾って連れて行きます。おばあちゃんでなくても近所に住んでいるお年寄りには一言声をかけて乗せてあげたりしています。日本もお年寄りの方は運転しない方がいいですよね。
いよいよセントルイスともお別れです。これでこのビックファミリーともお別れ…とこみあげるものがありました。が、実際はこの後何度か会う機会がありました。ファミリーが多いので結婚、お葬式、成人式などイベントがひっきりなし。 -
日本文化授業の定番、新聞紙で作った兜です。
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上級生には折り紙だけだと簡単すぎるので、さらにくくってモビールにました。美術の先生も喜んで下さって、しばらく講堂に吊るしてありました。
注:ちゃんと日本語や伝統文化の授業もしましたよ〜。地味なので写真はありませんが。。。 -
このあたりは文化地区と呼ばれるところでデトロイト美術館、図書館、博物館が集まっています。政府が行っている語学教室がありそこに通いだしてから生活が一変しました。ホストファミリーも私の世話に疲れてきた頃だったので(笑)、友人ができて自由に出かけられるようになったのは大きかったです。この学校はなんと無料。やっぱりお金持ちの都市なんですかね(?)。受けれる条件は一定期間生活している外国人であること。パスポートなどをみせました。半年のクラスで基本的には途中で募集は行っていないため最後の方は少人数になり超ラッキー。成績がわるいと先生も変えられてしまうようで真剣に教えてくれました。
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かわいいですよね♪
私の行っていた学校は90%以上がアフリカ系アメリカ人ですが、先生たちは逆に90%以上がヨーロッパ系アメリカ人でした。今の子供たちはこうやって私立の学校にも通っていますが、親の世代までは明らかに教育に差があったんだな…と初日に感じました。この子が大きくなる頃にはもっと平等になっているかな。 -
アフリカ系アメリカ人の方の髪の毛は強くカールしているのでそのままだと大変なことになってしまいます。いわゆるアフロですね。男の人は短ーく刈るっているのが多かったです。女の人は編み込んだり、ドレッドヘアにしたりどれも手がかかっています。直毛の付け髪は頭の天辺から螺旋状に髪を編みこんでゆき、そこに直毛の毛を付けていきます。私の髪の毛よくうらやましがられ、だまって触っている子供もいました。大変なんですね。
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ヘンリーフォードミュージアムには遠足と日本から友達がたずねてきてくれたときと2回いきました。きっと車好きにはたまらない所だと思います。全く知識のない私でもただただ圧倒されるばかりでした。
写真は隣接しているグリーンフィールドビレッジという昔の開拓時代の町を再現したところです。蒸気機関車が走っています。 -
建物の内部も一つ一つが細かく再現されていて見ごたえがありました。デトロイトに行く機会があったらおすすめです。
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これが(たぶん)カナダ側からみたデトロイトの街です。
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再びセントルイスへ行きBebutante Ballを見に行きました。女性の社交界デビューということでしょうか。思い出に残っていいですねー。
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超ぎこちないけど楽しそうでした。
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いよいよ夏休み前最後の日。私の最終日。朝職員の控え室に行ったら机の上にメッセージとべーグルが。こういった時もべーグルなのがアメリカらしいですね。この時点ですでに涙がにじんできてしまいました。
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この教室ともお別れです。
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みんなありがとうねッ。
この後は1ヶ月半ほどシアトルで過ごしました。別途旅行記作成予定です。
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