2003/09/26 - 2003/10/04
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カバリアチーさん
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ジブラルタルからバスでアルヘシラスへ移動、そしてタンジェへと渡る港へは徒歩で数分の距離。港は我々と同じようなことを考えている多国籍ツーリストと、明らかにアフリカへ帰ると思われる人たちの姿も。
アルヘ-タンジェ間フェリーの便数は結構なもので、イメージ的には新潟の佐渡汽船乗船所みたい。高速ジェット船と普通船がそこそこの間隔で走っていて、時刻表を見て時間が合う船のチケットを買うという感じ。ポンと飛び込みで行って、二十分くらいしか待たずにスンナリ高速船に乗船、快適な船の旅だ。向かう先にはアフリカ大陸が既に見えている。横には特徴的なジブラルタルロックも。ジブラルタルでちょっとハズしてしまった昨夜のことなど忘れ、初のアフリカ上陸にテンションも上がります。
(この時の出入国審査がどうだったか失念しましたスミマセン。ただ、ビザもいらないし日本人の我々にはチェックも適当だったという記憶のみ)
いよいよタンジェへ到着し、行くあても決まっていない私たちはとりあえずバス停を目指す。フェリーから歩き出すと、来ました来ました両替屋、自称ガイドのご歴々。かなりしつこい系の勧誘だが、無視を決め込む。タンジェは町というほどの町でもないが、店には英語の看板があふれていてアフリカへ来たという気がしない。ツーリスト達はすでにカフェに腰を落ち着け始めているが、やはりここは玄関口でしかない町だということで我々は早々に移動することに。そこで、タンジェから数時間で行ける世界遺産メディナのある町、ティトゥアンへ行こうと思いつく。が、バス停がわからない。我々の英語も怪しいが現地の方々の英語はもっと怪しく、なかなか話が通じない。やはりフランス語でないとダメか?時間がもったいないのでタクシーをつかまえ、ティトゥアン、バスとか何とか言ってバスターミナルに連れて行ってもらう。運転手さんはバスチケット売り場や乗るバスまで親切に教えてくれ、払いも雀の涙ドルで「Von Voyage!」、先ほどのしつこい勧誘で引きかけた我々のモロッコ人への心はあっさりと修正された。
乗ったオンボロ(失礼)バスにツーリストの姿は皆無、一気にアフリカ感が高まる。予定を立ててこないのは不安だが、この急展開するハプニング感は行き当たりばったり旅ならでは、やめられません。荒涼とした大地を油圧が抜けきったギシギシサスペンションで激走、ちょっとした段差でもすごい衝撃。車内で飛び跳ねて頭をぶつけそうになること数度あり。道ばたに花笠音頭のような笠をかぶったベルベル人の姿(ばれるのでスズスズのひとと呼んでいた)も見られ、アフリカに来ていることを思い知る。
1時間半ほど揺られに揺られてティトゥアンに到着、バスから降りた町は人であふれかえっていた。いきなりローカル色満点の町中に放り出されたリュック姿の我々、アジア人が珍しいのか地元の皆さんが我々を見る、見る、見る。すれ違う人、立ち話している人たちほぼ全員が我々を視線で追う!意味もなくにっこりすると、また全員もれなく微笑み返し。とても不思議な感じだが、これはティトゥアンの町を出るまでずっとこの状態だった。
(つづく)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
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