スペイン〜モロッコ上陸の旅?　2003.09

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首都マドリードを後にし、
アトーチャ駅から乗ってみたかったＡＶＥで一路コルドバへ。
コルドバへは泊まらず日帰り観光の予定だったので、新しく近代的なコルドバ駅のコインロッカーにザックを預け、バスでメスキータ観光に向かう。メスキータでは誰かえらい人が来るのかマスコミがずらりと並び、警備の人たちがたくさん、自由に行き来もできない状況。スペイン語がもっとわかれば状況もわかって楽しめただろうに、自分の語学力が残念。
　メスキータ自体もよかったが、その周辺のかわいらしい街並みは最高です。白壁に色鮮やかなお皿や花が飾られていて絵本のよう。まさにThis is Spain。ここぞとばかり写真撮る。時間の制約もあって最低限のものだけ見たという感じでグラナダへ移動。
　
ＡＶＥで着いたグラナダはまた違った雰囲気、さらに南にやってきたなという感じ。市内へと向かうバスステーションの向かいは、どう見てもキューピーマヨネーズのＣＭに出てきたようなアパルトマン。白壁に黄色のラインのストライプ。日本では絶対に似つかわしくない大胆な色遣いだが、これがここでは青空にベストマッチなんですね。グラナダは水と緑あふれる美しい町です。なぜか私はとっても惹かれるものがありました。石畳。緑。水。ワイン。タパス。すべてが最高。

翌日は朝から終日アルハンブラ観光に充てる。ここの詳細は他の方に譲るとしても、ただただすばらしい遺跡です。まさにイベリアの歴史の粋。月並みですが素人目に見てもイスラム的なもの、ヨーロッパ的なものが見事に調和していて素晴らしい。あなたもスペインへ行くなら、アルハンブラをゆっくり歩いてみてください。シエスタなんて無視して歩き回っていました。

夜はホテルのフロントにあったチラシを見て、タブラオでフラメンコを見るツアーに参加することに。参加者はほとんどがフランス人客だった。だがフラメンコは明らかに観光客向けでちょっとがっかり。一見さんが現地のホンマものを見るのは難しいか。東京・新宿の伊勢丹会館にある「エルフラメンコ」の方がずっとレベルが高い。後で日本在住のスペイン人に聞いたら、エルフラメンコのレベルは相当高い、と言っていました。

アルハンブラから町へ下る坂（京都の清水坂みたい）の途中で雑貨屋を発見、アンダルシアっぽい絵皿をおみやげに。

■変なトラブル■
さて、さらに南下してコスタデルソルの白い村へ移動しようかとホテルを出ると、グラナダの町はお祭り。例によって何の祭りかはわからないが、ラッキーとばかり見物客に混じって祭見物。町全体がお祭りってすごいなー、と、ふと考えると町中ではタクシーもバスも乗れない！しかも時間もない！！と気づき、怪しげなスペイン語で人に聞きながら、バスが通る大通りを目指して走る。回りを見ると我々と同じような観光客が何組か走って通りを目指している。バス停で止まるバス一台一台に長距離バスターミナル行きかどうか確かめ、３台目くらいで目的地行きバスを発見、飛び乗る。するとバスには同じような境遇のツーリストがたくさんいた。時間も押しているので、ターミナルに着くなり南行きのバスを探してダッシュ！そしてアルヘシラス行きのバスが途中サロブレーニャという村に止まるということで、今夜の宿はサロブレーニャに決定。ふう。

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