韓国鉄道紀行?　仁川駅からソウル駅へ

2006/08/05 - 2006/08/05

　８月５日〜７日まで、ＫＲパス（韓国鉄道公社乗り放題きっぷ）を使って、韓国の鉄道に乗る旅をしてきました。

７月に入って、ふと全日空のサイトを見たら、「マイル直前割引キャンペーン」というのを見つけました。それは、本来なら15000ポイントから航空券に換えられるところ、一定期間内なら12000ポイントでソウル往復の航空券に換えられるというものでした。わたしが持っているマイルが、12013ポイント。今年中に全ポイントが消滅してしまうし、この機を逃して、あと3000ポイントためるのも大変なことなので、この機会に行くことにしました。
　韓国には、11年前に初めて行きました。その時は、関釜フェリーで往復し、東海南部線、中央線、京釜線に乗りました。運賃の安さや日本では過去のものとなりつつあった寝台車や食堂車に魅力を感じ、それ以来、機会があれば、韓国の鉄道にも乗ってやろうと思っていました。しかし、なかなかその機会が無く、今回ようやく巡ってきました。

　初めての海外一人旅に挑戦しました。前回の韓国は連れがいたし、他の海外旅行には妻が同行していました。ハングルが読めるものの、言葉の意味は分からない語学力なので、不安を抱えつつ、行ってしまいました。

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA

　仁川空港からソウルを目指すに当たって、仁川市街とソウル駅を結ぶ鉄道「京仁線」に乗りました。普通の人は、ツアーのバス、リムジンバス、タクシーでソウルを目指すでしょうが。空港から市内バスでおよそ１時間、仁川駅に着きました。料金は3500Ｗ。駅周辺を散策してみようかと歩き始めたが、暑いのでやめました。

仁川（インチョン）駅舎：蒸し暑かったので、駅前は木陰で涼んでいる人だらけでした。

　駅に入り、ソウル駅までのきっぷを購入しました。京仁線はＫｏｒａｉｌなのですが、ＫＲパスでは乗ることができない路線なのです。日本のように合図があるわけでもなく、扉が閉まり、列車は動き出しました。車窓の風景や乗っている人の顔は日本とあまり変わりがないのですが、ここは日本ではないことを実感する出来事に次々出くわすことになりました。
?体が不自由ことを武器に、恵んでもらおうとする身体障害者。同じような風景を、パリの地下鉄でも見かけた。
?ドア付近に怪しげなチラシを貼りまくるおばちゃん。ハングルなので、何のことだか分からないが、黙々とチラシを貼っていた。
?誰にも相手にされない物売り。ゴザ、スライサーなど混んでいてもおかまいなくやっていた。

龍山（ヨンサン）駅：ソウルの手前でしたが、ホームに書店を見つけ、降りてしまいました。向こうのホームにムグンファ号が入線したところ。

　仁川駅からおよそ１時間でソウル駅に到着しました。地下から地上に出ると、旧ソウル駅舎が鎮座していましたが、ＫＴＸ開業後、閉められているそうです。

旧ソウル駅舎：駅前広場はがらんとしていました。

　現ソウル駅舎は、ガラス張りの近代的な建物に生まれ変わりました。旧ソウル駅舎のすぐ隣にあります。駅に隣接して商業施設があり、ここの書店で、韓国の時刻表（シガクピョ）を手に入れました。値段は3000Ｗで、11年前と変わっていませんが、３分の２程度の厚さになりました。
　その後、窓口で今後の乗車券を発行してもらいました。時刻表に書いてある目的の列車を指差し、目的地を伝えました。一般の窓口は、日本語は通じません。英語もおぼつかないようです。

この旅行記へのコメント （3）

• 義臣さん 2006/08/25 11:23:05

  はじめまして

  旧駅舎、
  趣があって良いですね、
  今後は何に使うのでしょう。
  韓国へお一人でとは凄い、
  私は怖くてとても。

  くろちゃんさん からの返信 2006/08/25 13:14:46

  RE: はじめまして

  ＞義臣さん
  　早速の書き込みありがとうございます。旧ソウル駅舎は歴史があるので、今後どのようになるのか気になるところです。
  　会話はほとんど成り立ちませんでしたが、一応、ハングルを読むことができるので、何とかなりました。韓国は意外と英語が通じないことが分かりました。

  義臣さん からの返信 2006/08/25 18:54:16

  RE: はじめまして

  今晩は、私にはハングルも英語もまるでだめなもんで。
  パスポートさえ持っていないのです。
  気持ちだけ、来年はせめてハワイへと思っています。