2005/09/01 - 2005/09/06
34位(同エリア52件中)
たびっとさん
アルバカーキは初めての街。
何度か行った街は落ち着いたりもできていいけれど、初めての街はワクワクするような、そんな楽しみもある。ボストンを昼前に出て1,974マイルのフライトでアルバカーキに3時半頃に到着。
ボストンの空と違って高く青く、そして静か。
空港からホテルまでタクシーで20分くらいだったか「エンバシー スィート アルバカーキ」に着いた。
このホテルのレセプションはちょっと変わっていてチェックイン・カウンターのようなものがない。ん? と思っていると係が声をかけてくれて、高いコーヒーテーブルのようなものがちょっとランダムに並び所々にリーフレットが置かれたりしているところでチェックイン。向かいあってじゃなく肩を並べてのチェックインは初めてだったけれど悪くはない。
フィットネスやプールはあっちで、朝食はそこのパティオのようなところでと説明を聞きアサインされた部屋に今日(9月1日)から6日まで過ごすことになる。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ユナイテッド航空
-
アサインされた部屋は小高い丘からアルバカーキのダウンタウンを見下ろす部屋。
遠くに地平線とも山の稜線とも見分けがつかないものが見え、その手前にダウンタウンであることがちょっと高い建物があることでわかる。 -
持ってきた服をクロゼットやタンスに放り込み、ホテルを出る。
なだらかな坂道を下っていくと、ニューメキシコ風(?)の民家が並んでいる。塊となった民家を過ぎるとちょっとした倉庫なんかの小さな塊、それを過ぎるとダウンタウンになっている。 -
大きな通りを左に曲がると「ダブルツリー・ホテル」があり、さらに進むと水が涼しげな広場があった。
でも、あまり人はいない。
広場を超えた角っこにスターバックスがあったので、ここで冷たいモカを飲みながらぼんやり過ごす。
ホテルへの帰り道でバスがやってきた。そっか、ダウンタウンまでのバスがあるんだ! -
次の日からバスでダウンタウンに。この日もダウンタウンというには街であまり人をみかけなかった。
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ここは昔シカゴとロサンゼルスを結ぶ「ルート66」が通っていたということでも知られた街らしいことを、ここで知った。ツーリスト・インフォメーションと書かれたところに行くと引っ越して近くのビルだと。。。
教えてもらったビルへ行き、簡単な地図やリーフレットをもらう。 -
この街のバスはわかりやすい。通る道の名前を表示しているから、行きたいところがどの通りにあるかがわかればいい。それに、ここでは確か乗換えは3時間以内ならOKだった。
旧ルート66はダウンタウンから少し離れて今では「セントレ通」となっているらしいので行ってみた。
アルバカーキ大学のキャンパスを見る辺りからそんな雰囲気になり、そこでバスを降りた。 -
モーテルの看板がルート66という雰囲気を醸し出しているけれど、道路は片側3車線で道だけをみているとルート66とは思えない。
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その旧ルート66から入った辺りは住宅地となっていて、これもアドービ建築の面影を残している。
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日干しレンガ色の家と緑や青い名前の知らない花が素敵な空気をつくっていた。 -
ダウンタウンからバスで20-30分ほどのところに「オールドタウン」がある。
今ではネイティブアメリカンの工芸品やアクセサリーを売っている観光用のショッピング・タウンになっている。 -
ここに来ると観光客も多い。
いつか行ったここから車で1時間ちょっとの街=サンタフェにも似ているが、こちらの方がずっと商業的。 -
昔の井戸を再現(?)しているオールドタウンの一角で。
全体的にアルバカーキやサンタフェは標高が高いため、水は貴重だったんだろうか? それとも標高とは関係なく水は貴重だからか、お守り・魔除けである唐辛子の束がここにも下げられていた。 -
決して悪くはないが、サンタフェに比べるとギャラリーの数は少なく僕からみてその質もちょっと負けているようだったけれど、気さくさはサンタフェにも負けていなかった。
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サンタフェには1998年に行った。呼名は忘れたけれど街の中心に芝生と樹の広場があって、それを中心にできているような感じで、風に飛ばされた紙を数人の警官が追っかけているような「平和」な街だった。
物価は高いが治安も良いようで、この時代で屋外での自動販売機をアメリカで見て治安がいいんだなぁと思った記憶がある。
(1998年・サンタフェ) -
サンタフェの中心部から20分ばかり歩いた所にギャラリーが集まっている地区がある。民家を改造してそこに住みながら絵を描きギャラリーとして売っているところも少なくなかった。
ここではありもしない絵心をえらく刺激され、水彩鉛筆と画用紙を買って絵を数枚描いたことがある。
(1998年・サンタフェ) -
何軒もギャラリーをハシゴしてちょっと話したりしていて冷たい飲物までもらった記憶もあるし、入ると大きな犬(レトリバー)が先ず出てきて、つかず離れずでこちらに興味津々というギャラリーもあった。その犬は飼い主によると恥ずかしがりだけれど好奇心が旺盛とかで、そこを出ても最後まで見送ってくれた。
(1998年・サンタフェ) -
アドービ建築という先人の知恵から生まれた建て方だけでなく、細部に施された装飾も素晴しい。
(1998年・サンタフェ) -
日干しレンガで作られたアドービ建築は、断熱性・保温性が高いのだろう。そして、窓が壁面に比べて小さいことも一つの特徴かも知れないし、外見的な特徴は外に出た丸太の梁だろうけれど、木に施された装飾は色・大きさのバランスともに大好きになった。
(1998年・サンタフェ) -
サンタフェの人たちと僕の感覚が近いのだろうか? 街のどこかを切り取っても僕には素晴しいアートと見えた。
(1998年・サンタフェ) -
ミュージアムのテラスにあったオブジェ。
形といい色といい、置かれている場所・背景...全てが気にいった。
(1998年・サンタフェ) -
夕暮れ時のサンタフェ。
空気が澄んでいるから? 色温度の関係? 何かわからないけれど、素晴しい色を見せてくれた。
(1998年・サンタフェ) -
アルバカーキから離れてしまったけれど、アルバカーキへ行ったのなら是非サンタフェにも行ってほしい。
アルバカーキより標高が高く空気が薄いし気圧が低くなるから、ポテトチップスの袋を開けずに持って行って、
向こうでそれを食べるというだけでもおもしろいかも。
でも、静かでいい街だから間違ってもポテトチップスの袋をパンッ! と開けないように(笑) -
そのオールドタウンに古い教会がある。
もちろん自由に入れるから明るい屋外から、ちょっとひんやりした教会に入ってみるのもいい。 -
その教会のシンボルとも言える十字架の下、妻壁のところにあるのは幼な子イエスを抱いたマリアだろうか?
そして、夜にもなればほのかな灯りに照らされるのだろうか? -
アルバカーキに来てサンタフェには行っていないが、いつかはもう一度行きたい街だ。
そう思いながらホテルの部屋から外を見るとちょうど陽が沈んでいくところだった。
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