上海 3日目 (1)

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早く寝れば早く目が覚めるのは仕方ない。同行者が寝ている間に、軽くシャワーを浴びて、外をのぞくと今日も雨模様。といっても、傘もささなくても大丈夫かな？という程度。３日目にもなるとお財布の中身が気になる。お土産を買ってたら気が付いたら、今日のお昼を食べるのも微妙な状況。ホテルのカウンターで24時間換金可能とガイドブックにのってたので、一人で聞きにいってみた。英語のヒアリングはなんとかなるものの、会話となると勇気のない私（＾＾；換金の単語が頭に浮かばなくて、お財布を見せて「えくすきゅーずみー、ちぇんじ、ちぇんじ」。しかし。カウンターの中のお兄さんは、お金の整理をしていたみたいで、「No Money」とか言われてしまいました。朝早い時間だったからかなぁ。

部屋に戻ると、同行者も起きだしていたので、朝ごはんを食べに。昨日食べきれなかったものを食べるぞ、と今回もまたてんこもり。昨日は無愛想だったウエイトレスのお姉さん。私たちの顔を覚えてたのか、コーヒーのおかわりしたのが印象にでも残ってたのか、にっこり笑って話し掛けてきました。今回の朝の食事、印象的なことが２つ。一つのテーブルにどう見ても親子というよりは孫を抱いているような外人の夫婦。それも、たぶん赤ちゃんはアジア系の子供。同じようなカップルが２、３組、同じテーブルに集まっていた。私にはかなりびっくりしたものであったけど、海外では人種が異なっても養子縁組があるとか。日本でもあるのかもしれないけど、身近にないのでちょっと印象的な風景であった。もう一つは、日本人と思われるビジネスマンの集団。あきらかにスーツ姿で食事にきている姿、とってもかっこ悪い。日曜日なのに仕事にきてます、というのがまるわかり。もしかしたら食事のあと、すぐにビジネスモードにはいるのかもしれないけど、なんか見ていて恥ずかしいというか。もうちょっと気の効いたかっこうできなかったのかしらん。。。

食事も終えて、再度換金に挑戦。しかしタイミングが悪かった。チェックアウトのお客さんが立て続けにはいっていたようで、「えくすちぇんじ、ぷりーず」といって、「OK」と言われてからどれだけ待ったことか。普段、あんまりイライラしてるのを相手に表示しない私なんだけど、思わずテーブルを指でカツカツしだしたら、あっちで対応してもらえ、と言われた。ああ、もうちょっと英語できるようになっておけばよかったなぁ、と思った瞬間（苦笑）。午後にガイドさんが向かえにくるので、その前にと地下鉄に乗って魯迅公園に向かう。魯迅公園があるのは、虹口足球場のそば。球場はかなり大きいのだけれど、それよりも球場のまわりで社交ダンスをやっている人たちや、バトミントンをやっている人、太極拳をやっている人の姿が印象的。魯迅公園では、男性の歌声が聞こえてきた。声のするほうに向かって歩いていくと、かなりの人数で歌を歌っている。朝から気持ちよさそうに歌っているのを聞いていると、あちこちで散歩をしている人が同じように歌を歌っている。なんとも、いいなぁ、な風景であった。

公園内の記念館に入る。魯迅の本は読んだことはなかったものの、名前は知っていたので、館内の展示物を見て、なるほどー、と見入っていたら、日本語の話せるおじさんが話し掛けてきた。いろいろ説明をしてくれたおじさん、案の定、お土産を買うように勧め始めた（笑）。お茶を飲ませていただいたり、お酒を飲ませてくれたりと一生懸命。魯迅の孫という女性が、手書きでシルクに絵を書いていたので、上海の市の花、もくれんの描かれたハンカチを買う。日本に帰ったら魯迅の本を読んでみようと思ってたところ、日中訳のついた本があったのでそれも買った。これだけ買えばおじさんも満足かな（笑）、というところで記念館を出たのであった。