2003/12/27 - 2003/12/29
68位(同エリア110件中)
koiさん
ますチベットについて述べてみたいと思います。私は、富士山にも登りネパールにも行った事があるのでチベットの海抜3,000mを越す高地があるが多分大丈夫と思っていました。しかし、チベットのラサは、一年中で一番厳しい時期だと案内してくれたツアーの現地ガイドが話されていた。また、この時期にチベットに旅行される日本人はいないと話されました。しかし空港からホテルに行く途中に車中で打合せして希望の訪問先が多すぎたのか、到着した私の様子から大丈夫と感じたのか判りませんが、早速ダライ・ラマの離宮世界遺産の「ノルブリンカ」などの見学に出発しました。これが間違いだったのです。必ず半日は体がなれもまで休憩が必要なのです?
ところがしばらくすると高度障害(高山病)のせいか足がゆっくりしか動かないのです。心臓病や高血圧病は無かったのですがゆっくりしか歩けずカメラを向けて撮影しようとするのですが動作がゆっくりしかできないのです。もう酒酔い以上の状態です。
世界遺産であるダライ・ラマの離宮「ノルブリンカ」は、ダライ・ラマ7世の時代に夏の宮殿として建てられた豪奢な宮殿です。広い公園の敷地内には、ダライ・ラマ14世の建てたタクテン・ポタンがあり、2階建てで多くの窓をもつ伝統的な建築様式で軒は明朝様式になっています。2階には仏間や瞑想室のほかリビングとバスルーム、謁見室があります。謁見室の中央にある黄金の玉座は、トルコ石や翡翠などで飾りたてられていて豪華でした。
わたしは、現地ガイドの指示に従い充分に休憩をとり無理な行動はさけていたのですがホテルに帰ってから頭痛、吐き気があり鼻血が出てきました。そして、寒くて凍りそうで眠られず毛布とストーブを持ってくるようにお願いしましたが、頭がガンガンしてきてしんどくて、ここで死んでしまうのではないかと一晩中寝られなかったのです。
ラサの2日目は、前夜寒くて一睡も出来なかったので朝からボヤーッとした状態でしたが、念願のチベットに来てこのまま横たえるのは残念と頑張ってダライ・ラマの黄金の宮殿「ポタラ宮」やチベット人の聖地と仲見世の巡礼の街「大昭寺とパルコル」それにチベット仏教発祥地、ラサ三大寺院のひとつ「セラ寺」などに行きました。
チベット自治区の都・ラサの「ポタラ宮」は、チベット文化の象徴でありラサ市街を見下ろす丘にそびえ立っています。ポタラとは、サンスクリット語で「聖地」という意味。内部は迷路のような通路と階段で入り組んでおり、部屋数は1000以上もあるようです。また、紅宮には8つの歴代ラマ霊塔が金粉で包まれた形で安置されていました。
14世ダライ・ラマがインドダラムサラに亡命するまで、宮殿として重大な宗教、政治式典を行なってきたポタラ宮ですが、現在では博物館として、またチベット仏教の総本山として、全国各地から熱心な信者が続々と訪れていまいました。
午後からは、河□慧海が学んだ仏教大学でゲルグ派四大寺のひとつでありチベット人が生涯に一度は巡礼を夢みるチベット仏教の総本山「セラ寺」と大昭寺を見学し、バザールハ角街を散策しました。
ラサ三大寺院のひとつでチベット仏教発祥地「セラ寺」は、チベット仏教ゲルク派の教祖ツォン・カパが作ったものでチベット第2の寺院でかつて仏教大学でもありました。
2人の日本人僧も明治から大正にかけてここに滞在して修行と研究に励んでいたということです。ここには守護神のひとつで悪鬼を払う善人の馬頭神やチベット語「大蔵経」の一部、金剛仏像などが納められいます。またシルクで作られた大慈法王画像は貴重であるようです。
チベット人の聖地と巡礼の街「大昭寺」は、7世紀の吐蕃の時代に建立されチベット人なら一度は巡礼したいお寺である。金色に輝く屋根と4層の主殿の優美な建物です。さすがここは、チベットの各地からやってきた巡礼者に人気のある寺とあって入り口には、順番を待つ人達でぎっしりでした。私は、入場制限していてチベット人がいっぱい集まっている所をガイドと共に必死でかきわけて入口までたどり着き特別に入れて頂きました。寺内には12歳の釈迦像やツォンカパの像がある歓喜堂、ダライ・ラマの玉座、阿弥陀仏がある無量光堂、弥勒法林堂など、多くのお堂と大きな仏像がありました。薄暗い廊下や殿堂には、神話や故事などを描いた壁画が内部に多くありガイドが詳しく説明してくれましたが、前知識が無いのと高山病でボーとしていて何を説明していたのかほとんど記憶がありません。
この大昭寺のまわりには、チベット各地からやってきた多くの巡礼者がマニ車を回しながら読経したり五体投地しながら巡っているのを見ることが出来ます。日本で言えばお正月の初詣のような雰囲気でした。寺院の入り口付近では、五体投地をしている多くの巡礼者に出くわしました。五体投地は、チベット仏教が盛んな地域の信者達の儀式の一種で、その方法は
1.先ずは直立姿勢をとり「オンマニペメフム」の六文字真言を唱える。
2.両手を上げ、頭の上で合掌、一歩前へ進む。
3.両手を合掌したまま顔の前へ、更に一歩前へ進む。
4.両手を合掌したまま胸の前へ、三歩目を踏み出すと同時に両手を胸の前で開く。
5.地面と平行になるように腰をかがめ、両手のひらを地につける。
6.先ず膝を地につけ、全身を地に前へ投げ出し叩頭する。
7.起き上がり、再び(1)へ。繰り返し行う。
独特の方法です。五体投地をする間は、六文字真言を繰り返し唱え続けたり、歩きながら五体投地をしています。また、移動しながらではなく、その場で何回も五体投地をしている人達を見ることが出来ます。
パルコルは、仲見世である日用品、お土産(曼荼羅)、仏具などチベット中の品物がここで沢山売られていてラサの繁華街として一日中にぎわっています。時折突風がやってきて周囲が砂埃になりマスクをしている人達が多くいました。この周辺にはチベット料理のレストランや宿泊施設などが多くあります。私は此所で沢山のチベット佛教のタンカなどの絵を描いた掛け軸などを買い求めました。ホテルでも売られていますが、此所の方が安くて品が豊富なのでお奨めです。片言の日本語を話すレストランにも入りましたが肉が固く味も独特のバター味でのどに入りませんでした。
チベットへの交通
最近チベットへ行く中国ヶ西蔵鉄道が全線開通したようです。
北京からラサまでの1142キロを48時間で行けるようになりました。途中で鉄道線による5072メートルという世界最高点を通ると言われています。資料によると高山病対策のために外気を圧縮して社内に導入することの出来る空気吸入器が設置されていると報告されています。ただ心配なのは、そのような高地での雪などがあっても大丈夫なのでしょうか心配ですが・・・。
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- 観光バス
- 航空会社
- 中国国際航空
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ラサの「ポタラ宮」【世界遺産】
チベット自治区の都・ラサの「ポタラ宮」は、チベット文化の象徴でありラサ市街を見下ろす丘にそびえ立っています。ソンツェン・ガンポ王が文成公主を唐から迎えるために建てたのがポタラ宮です。ここはダライ・ラマ政権の政治機能があった白宮と、歴代ダライ・ラマの霊廟がある紅宮を中心に構成されています。紅宮は宗教色が濃く、ダライ・ラマ5世のミイラが納められた霊塔や、吐蕃王国を建てたソンツェン・ガムポ王とその王妃の像など、数多くの仏像や神の像がまつられています。また彫刻や壁画、金製品などもあり多数展示されていて「世界の屋根の美しい真珠」とも言われています。
私の今朝の様子を見てガイドは、少しでも楽に見学出来るようにという事でポタラ宮の横から車で上え登って内部を見学するコースをとってくれることになりました。現地の気温は零下20度位でしょうか、道路は凍てつきツルツルすべり歩く事も出来ないくらいだったので「道路を整備している」と言うことで入口のゲートが開かなかったので、まず正面から全体を撮影してから上がることになりました。
1時間ほどたったでしょうか、太陽も上がってきてやっと上に登れる道路が開通しました。もし私が下から徒歩で上がっていて見学していたら高山病で多分途中でダウンしていただろうと思います。上までと行っても6合目ぐらいまでしか車が行かずそこから急坂を歩けと言う指示でした。僧侶が凍てつき雪が積もった急坂をホーキで掃いている横を滑りながらハーハーと息をして必死で登りました。ちょうど富士山の頂上付近にたどり着いた時の状態です。そしてそこからさらに迷路のように入り組ん中を見学しながら建物の屋上へと登っていきました。何故こんなに苦しい目をしてまで見学しなければならないのか疑問に思いましたが、あこがれのチベットへ来たのですからもう必死です。 -
ラサの「ポタラ宮」世界遺産】
ポタラとは、サンスクリット語で「聖地」という意味だそうですが、歴代のダライ・マラの居城であった宮殿内部は精巧な彩色が施され、チベット文化の最盛期の面影を色濃く残しています。ラサの澄んだ青空にそびえ立つポタラ宮は、ラサ市内の離れた所からでも見ることが出来ます。
内部は迷路のような通路と階段で入り組んでおり、政治活動や生活の場である白宮と、宗教活動の場の紅宮に分けられ、部屋数は1000以上もあるようです。また、紅宮には8つの歴代ラマ霊塔が金粉で包まれた形で安置されていました。
14世ダライ・ラマがインドダラムサラに亡命するまで、宮殿として重大な宗教、政治式典を行なってきたポタラ宮ですが、現在では博物館として、またチベット仏教の総本山として、全国各地から熱心な信者が続々と訪れていました。
展示物は、仏像や金属製品されに衣装など様々の物が陳列されています。 -
ラサの「ポタラ宮」の内部 世界遺産】
内部は、政治活動や生活の場である白宮と、宗教活動の場の紅宮に分けられ、部屋数は1000以上にも及ぶようです。また、紅宮には8つの歴代ラマ霊塔が金粉で包まれた形で安置されています。14世ダライ・ラマがインドダラムサラに亡命するまで宮殿として重大な宗教や政治式典を行なってきたポタラ宮ですが、現在では博物館として色々な展示物が各部屋毎に展示され、またチベット仏教の総本山として各地から熱心な信者が沢山訪れています。私が行った時期は、大変寒い時期だったのでさすがに外国人を見つけることが出来ませんでした。
謁見室は赤や金で装飾された豪華なもので、紅宮は宗教色が濃くて、ダライ・ラマ5世のミイラが納められた霊塔や、吐蕃王国を建てたソンツェン・ガムポ王とその王妃の像など、数多くの仏像や神の像が祀られていました。私は、予備知識を殆ど持たずにやってきましたので何故ここにこのような物が多数存在するのかわかりませんでした。この他にも彫刻やタンカなどの壁画、金製品など貴重な物も多数展示されていました。展示物は、日本の山岳仏教で見られる物のようなきがしました。
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