チェコ東部ロジュノフの民俗博物館

2006/06/14 - 2006/06/14

チェコ南西部スロバキアに近いロジュノフ：
いまのルーマニア地方からバラヒア族がロジュノフに移住した。それほど昔のことではなくて１５世紀の頃だった。

チェコはまだ銀の採掘で豊かではあったが，絢爛豪華なプラハ文化を花開かせた神聖ローマ皇帝カレル４世はすでにこの世にはいない。初めてのペストの流行で都市はどこも大混乱に陥っていた。その上、カトリック教の専横にたいして宗教的な反抗・戦争勃発の兆しが見え隠れしていた。

しかし森林に覆われた山系の麓には羊飼いが牧歌的な地をえらんで移住、定住した。

エリア その他の都市(チェコ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー

ロジュノフ
ロジュノフは社会主義時代に野外の博物館として開発された観光の地。むかしの木造建築の家屋・村役場・教会を再現し展示したり，この地方の花模様で飾り付けしたワインセラーをつくり展示している。

写真：羊飼いの男女

素朴な羊飼いの衣装を着て踊っている。

右手に斧をもって警備している男

大きな蜂の巣箱

養蜂はケルトの時代から盛んだった。

蜂蜜ワインも美味しい。

この地方の昔の生活を見学する野外民俗館ロジュノフは
憩いの場として年中観光客が絶えないところ。

むかしの生活をおおらかに見学させるためのスカンゼン。スカンゼンとは野外博物館と訳されるが日本的には民俗博物館に相当する。

近くの山懐にラデガスト神の像がある。
羊飼いを守る神様だった，という。