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「湖国」―――というのはなんとも詩情のある呼び名ですが、滋賀県の旧国名は近江。<br />湖国や湖都というのは通称なんですが、今では一般的に使用されています。<br /><br />近江&大津周辺の札所巡りを一泊二日で行ってきました。<br /><br />始発のひかりに乗ったのに大雨のため、静岡で止まってしまい京都に着いたのは40分遅れ。<br />バスの本数が限られているし、山道を歩かなくちゃならないし、一時はどうなることかと思いましたが、見知らぬ人に親切にしてもらったり、ホテルでは部屋をアップグレードしてもらったりして、なにかとラッキーなことが多かった日でした。<br />これってご利益?<br /><br />※編集中です

西国三十一長命寺、三十二観音正寺~湖国札所巡り?

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2006/06/16 - 2006/06/17

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あさひ

あさひさん

「湖国」―――というのはなんとも詩情のある呼び名ですが、滋賀県の旧国名は近江。
湖国や湖都というのは通称なんですが、今では一般的に使用されています。

近江&大津周辺の札所巡りを一泊二日で行ってきました。

始発のひかりに乗ったのに大雨のため、静岡で止まってしまい京都に着いたのは40分遅れ。
バスの本数が限られているし、山道を歩かなくちゃならないし、一時はどうなることかと思いましたが、見知らぬ人に親切にしてもらったり、ホテルでは部屋をアップグレードしてもらったりして、なにかとラッキーなことが多かった日でした。
これってご利益?

※編集中です

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  • 西国札所三十一番の長命寺は近江八幡から長命寺行きバスに乗ります。<br />途中、水郷めぐりの船乗り場もあります。小船で葦が茂る水路をめぐるのも楽しそうです。<br />車窓から琵琶湖が見えるともうすぐ到着。<br />「湖国バス」に乗るんですが、デザインは埼玉近辺を走っている西武バスと同じライオンズカラー&ライオンズマークのバスでした。<br />近江鉄道&湖国バスは西武鉄道系だったんですね。

    西国札所三十一番の長命寺は近江八幡から長命寺行きバスに乗ります。
    途中、水郷めぐりの船乗り場もあります。小船で葦が茂る水路をめぐるのも楽しそうです。
    車窓から琵琶湖が見えるともうすぐ到着。
    「湖国バス」に乗るんですが、デザインは埼玉近辺を走っている西武バスと同じライオンズカラー&ライオンズマークのバスでした。
    近江鉄道&湖国バスは西武鉄道系だったんですね。

  • バスに揺られることおよそ25分で終点の長命寺前に到着。<br />バス停前はすぐ湖畔で、長命寺港という、港と呼ぶにはあまりにもこじんまりとした船着場があります。<br />東屋もあって、ここで湖からの風に当たりながら帰りのバスを待つのは気持ち良いかもしれない。<br />道路を挟んだバス停の向かい側には長命寺の参道へ続く道がありました。

    バスに揺られることおよそ25分で終点の長命寺前に到着。
    バス停前はすぐ湖畔で、長命寺港という、港と呼ぶにはあまりにもこじんまりとした船着場があります。
    東屋もあって、ここで湖からの風に当たりながら帰りのバスを待つのは気持ち良いかもしれない。
    道路を挟んだバス停の向かい側には長命寺の参道へ続く道がありました。

  • 西国三十一番長命寺参道入口。<br />道の両側に立つお店を抜けると、すぐに長命寺の参道へ。<br />この石段は八百八段。<br />車で来ると、100段あたりに駐車場があってそこから歩くことになります。<br />長い石段はつらいけど、整備されており歩きづらくはないので、ゆっくり登って20分くらいで山門に到着。

    西国三十一番長命寺参道入口。
    道の両側に立つお店を抜けると、すぐに長命寺の参道へ。
    この石段は八百八段。
    車で来ると、100段あたりに駐車場があってそこから歩くことになります。
    長い石段はつらいけど、整備されており歩きづらくはないので、ゆっくり登って20分くらいで山門に到着。

  • 長命寺参道の石段。<br /><br />整備されていて歩きやすい石段だけど、やはり808段はツライ。<br />日陰になっているのであまり暑さは感じませんでしたが、さすがに汗だくになりました。

    長命寺参道の石段。

    整備されていて歩きやすい石段だけど、やはり808段はツライ。
    日陰になっているのであまり暑さは感じませんでしたが、さすがに汗だくになりました。

  • 長命寺参道の石仏。

    長命寺参道の石仏。

  • 長命寺参道の途中にあるシンプルな門。<br />これは山門じゃなくって、結界と思われます。

    長命寺参道の途中にあるシンプルな門。
    これは山門じゃなくって、結界と思われます。

  • 長命寺の参道。<br /><br />結界を越えると周囲の木々は鬱蒼としてますます山寺の風情を醸し出します。<br />石段もところどころに雑草が生えて入口近辺のものとは雰囲気が違ってきました。

    長命寺の参道。

    結界を越えると周囲の木々は鬱蒼としてますます山寺の風情を醸し出します。
    石段もところどころに雑草が生えて入口近辺のものとは雰囲気が違ってきました。

  • 長命寺の山門。<br /><br />長かった参道も20分ほど登ってやっと山門が見えてきました。

    長命寺の山門。

    長かった参道も20分ほど登ってやっと山門が見えてきました。

  • 長命寺山門。<br /><br />西国のほかの札所に比べると随分とさっぱりとした簡素な山門です。<br />やっと山門まで到着しましたが、本堂まではまだあと少し階段を登ります。

    長命寺山門。

    西国のほかの札所に比べると随分とさっぱりとした簡素な山門です。
    やっと山門まで到着しましたが、本堂まではまだあと少し階段を登ります。

  • 西国三十一番姨綺耶山長命寺。<br />開創年が景行天皇二十年(西暦91年)というすごい古くからの歴史を持つ寺。<br />武内宿彌(たけのうちすくね)という大臣がこの山に登って柳に「寿命長遠緒願成就」と彫って祈ったら、なんと300年も生きたという伝説があります。<br />その後、聖徳太子が訪れて観音像を刻み伽藍を立てたとされています。長命寺という寺名は武内宿彌の伝説にちなんで付けられました。

    西国三十一番姨綺耶山長命寺。
    開創年が景行天皇二十年(西暦91年)というすごい古くからの歴史を持つ寺。
    武内宿彌(たけのうちすくね)という大臣がこの山に登って柳に「寿命長遠緒願成就」と彫って祈ったら、なんと300年も生きたという伝説があります。
    その後、聖徳太子が訪れて観音像を刻み伽藍を立てたとされています。長命寺という寺名は武内宿彌の伝説にちなんで付けられました。

  • 長命寺境内より琵琶湖を望んで。<br /><br />最後の階段を登って本堂の前に到着。ここで初めて背後を振り返ったのですが、琵琶湖が見えて―――ここまで来たんだ! っと感動しました。<br />

    長命寺境内より琵琶湖を望んで。

    最後の階段を登って本堂の前に到着。ここで初めて背後を振り返ったのですが、琵琶湖が見えて―――ここまで来たんだ! っと感動しました。

  • 長命寺本堂と三重の塔。<br />伽藍の多くは室町時代に再建されたもの。本堂は単層入母屋造りで屋根のラインが綺麗です。

    長命寺本堂と三重の塔。
    伽藍の多くは室町時代に再建されたもの。本堂は単層入母屋造りで屋根のラインが綺麗です。

  • 長命寺本堂。<br />長命寺は琵琶湖に面して横並びに伽藍が立ち並んでおり、本堂からも横から入ります。<br />納経所で御朱印を頂くとき、御詠歌が印刷された四角い綺麗な紙をいただきました。<br />そのときはわからなかったのですが、これは本当は先達さんだけが貰えるものみたい。

    長命寺本堂。
    長命寺は琵琶湖に面して横並びに伽藍が立ち並んでおり、本堂からも横から入ります。
    納経所で御朱印を頂くとき、御詠歌が印刷された四角い綺麗な紙をいただきました。
    そのときはわからなかったのですが、これは本当は先達さんだけが貰えるものみたい。

  • 長命寺本堂外陣。<br />長命寺の本尊は「千手十一面聖観音菩薩」といって、ひとつの厨子の中に千手観音、十一面観音、聖観音の三体が納められた「三尊一体」という珍しいもの。<br />残念ながら、本尊は秘仏なので拝観はできません。次回開帳は未定。

    長命寺本堂外陣。
    長命寺の本尊は「千手十一面聖観音菩薩」といって、ひとつの厨子の中に千手観音、十一面観音、聖観音の三体が納められた「三尊一体」という珍しいもの。
    残念ながら、本尊は秘仏なので拝観はできません。次回開帳は未定。

  • 長命寺本堂外陣から。<br /><br />なんと、本堂の中から琵琶湖が見えます。素晴らしい。<br />「湖国の札所だなぁ〜」と感じ入りました。

    長命寺本堂外陣から。

    なんと、本堂の中から琵琶湖が見えます。素晴らしい。
    「湖国の札所だなぁ〜」と感じ入りました。

  • 長命寺の三仏堂。

    長命寺の三仏堂。

  • 修多羅岩。<br />修多羅とは仏教用語で天地開闢天下太平子孫繁栄を言う。<br />長命寺開山の武内宿彌(たけのうちすくね)のご神体としています。

    修多羅岩。
    修多羅とは仏教用語で天地開闢天下太平子孫繁栄を言う。
    長命寺開山の武内宿彌(たけのうちすくね)のご神体としています。

  • 長命寺境内を鐘楼より望んで。<br /><br />右が琵琶湖側で、お寺としてはちょっと変わった配置で伽藍が並んでいます。<br /><br />最後に山門前で記念写真を撮っていると、西国を回っているという初老のご夫婦に、車で来ているので、もしよければ次の観音正寺まで乗っていかないかとお誘いされちゃいました。<br />西国に限らず、札所巡りというのは次に行く場所がだいたいわかっているせいか、ときどき声をかけられます。<br />これも観音さまのはからいってやつだと思って、有難くご好意に甘えて同行させていただきました。

    長命寺境内を鐘楼より望んで。

    右が琵琶湖側で、お寺としてはちょっと変わった配置で伽藍が並んでいます。

    最後に山門前で記念写真を撮っていると、西国を回っているという初老のご夫婦に、車で来ているので、もしよければ次の観音正寺まで乗っていかないかとお誘いされちゃいました。
    西国に限らず、札所巡りというのは次に行く場所がだいたいわかっているせいか、ときどき声をかけられます。
    これも観音さまのはからいってやつだと思って、有難くご好意に甘えて同行させていただきました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 倉敷のおじさん 2006/07/09 21:15:27
    お待ちしていました。           
    旭さん へ

    こんばんは、旭さん旅行記を楽しみにお待ちしていました。
    とても綺麗な夕日で、感動致しました。
    旭さんの人柄で、見知らぬ人との観音正寺迄同行され良かったですね!

    今回の「寿命長遠諸願成就」の多分御誓でありますから、参詣信心して無病息災で健康長寿お祈り致しましたか…(?_?)
    とても綺麗に旅行記をまとめていましたね!
    参考になりました。

     お気に入りにして頂き、いち早く旅行記が拝見出来 とても満足致して居ります。(^Q^)/^
     ありがとう御座いました。

    あさひ

    あさひさん からの返信 2006/07/10 23:40:42
    ありがとうございます。         
    倉敷のおじさん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    階段を登って頭が真っ白になったせいで、特に具体的な願い事をするのを忘れていました。
    とりあえず、旅行中楽しく過ごせて無事に帰れれば有り難いと思っています。

    巡礼していると声をかけられることって多いんですよ。特に僻地の札所だと。
    同じ場所をひとり旅しても、そんなところが普通の観光と違うかもしれません。他の巡礼者や、地元の方、お寺の方などに、よく親切にしていただいています。

    観音正寺も同じ旅行記に載せる予定なので、まだ写真もコメントも半分くらいなのですが、少しずつ書き進めていきますので、よろしければまた見てやって下さいませ。

    ありがとうございました。

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