2006/05 - 2006/05
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Giraudさん
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パリから1時間ちょっとの街、ボーヴェにあるサン・ピエール聖堂に、半日観光で行きました。フランス最大の聖堂を目指して着工したのですが、設計に無理があったため建築中に崩壊事故があり、資金も不足し、結局未完成のまま現在に至っている異色のゴシック聖堂です。
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パリ北駅7:43発(あやうく乗り過ごしかけた)で、終着駅のボーヴェには8:52着。
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徒歩15分ほどで、大聖堂に到着。
第一印象ではそれほど大きく感じなかったのですが、未完成のため建物本体部分しかなく、鐘楼や尖塔がないからか。
(本体のみならケルンの大聖堂より高い) -
フライング・バットレス(飛梁。建物の外に立てる添え柱)。
強度不足が心配なのか、上の方は鉄パイプで補強されています。 -
本当は平面で「十」字型になるはずが、工事中断で「T」字型になってしまい、未着工の西側は黒い板で覆われています。
普通、西正面は双塔が立ったり、彫刻が並んだりして、こういう聖堂建築の“顔”になるところなのに、残念。 -
西側にも一応、建物はありますが、おそらく当初の計画とはかけ離れた小ささ。
(現在は社務所のように使われていた。)
完全に日陰になっていて哀愁を誘う。 -
南の扉口。
なんかシンプルな装飾だなと思ったら、普通は聖人や天使の像が並べられるところが、枠だけ作られて終わっている。
彫刻師を雇うお金もなくなったのか・・・? -
大聖堂の内部。
フライング・バットレスのおかげで、これだけ高い建物にもかかわらず、壁面がほとんどステンド・グラスになっていて、神々しい雰囲気。 -
しかしこの突っかい棒はどうかと・・・
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西面の内側は、あくまで仮の壁という感じにふさがれています。
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内陣(東側)は完成されています。
天井の高さ48mは、パリのノートルダム聖堂の1.5倍。 -
内陣の奥の周歩廊。
午前中に訪れたので、ちょうど東からの陽がステンドグラスに当たって、白い石造りの堂内がカラフルに彩られていました。
聖堂建築でいちばん大切なのは、東側(=聖地エルサレムの方角)の祭壇部分なので、玄関にあたる西側がなくても信仰上は問題ないのかも。 -
聖堂内にある天文時計。
毎年異なるキリスト教の祭日が、ひと目でわかるようになっているらしい。 -
ボーヴェ駅前の公園。
せせらぎがあるところが、なんとなく和風庭園のようでなごみました。 -
1時過ぎにはパリ北駅に戻って来ました。
これからルーヴル美術館に向かいます。
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