ミュンヘンのびっくりな初夜

2006/05/03 - 2006/05/07

2006年05月にドイツ・バイエルン州とチェコに夫婦で行ってきました。
ロンドン経由のBA便で03日の夜（23時過ぎ）にミュンヘン空港に到着。初めての街に夜到着するのはとっても不安。でも空港から街まで鉄道が通っている街は何となく安心。空港駅からSﾊﾞｰﾝ8番でミュンヘン中央駅に移動しました。その間、約40分。国際都市らしく深夜でも列車内はそこそこ乗客がいてよかった。日本人の男性一人旅の方を発見、よく見たらBA便にも乗っていた。駅で聞くと「美術館を回ろうと思って」とポツリ。シャイな方のようでした。
中央駅に無事到着。しかしホテルまで街路をトランク引き擦りながらの移動。欧州の街灯は暗いので、再び不安。“ちゃんとホテル見つかるかな？”Sﾊﾞｰﾝの地下ホームから地上駅コンコースに上がり、駅を横切って南側から街へ。半そでポロシャツでは少し冷んやり？でもトランクゴロゴロ運動でちょうどいいかも。石畳でトランク引くのはちと疲れますなぁ。
夜のミュンヘンからいよいよ、4泊5日が始まりました。

エリア ミュンヘン(ドイツ)

中央駅を出てまっすぐ進み、三つ目の角を曲がったら、「あ、あった」とすぐにホテルA１（心房とか空間という意味）がすぐそこに。“これは幸先イイぞ”と喜んでフロントへ。しかしフロントはびっくり顔？？？じゃらじゃらキーを捜してる。そしてフロントおじさんいわく「確かに予約は入っているが、あなた方の部屋がない。きっと入力ミスだろう」・・・なんと部屋がない！Oh!深夜のミュンヘン！そりゃぁないぞ。
フロント氏はすまなそうに「大丈夫、心配するな、まぁここで休んで」と席に誘導して水を持ってくる。う〜ん、ダブルブッキングかい？ドイツよ、大丈夫か？ここにはもう部屋がないらしく、何軒か電話している。そして「部屋は手配するから安心しろ。タクシーで送迎するし、ミニバーは無料にする」などと言っている・・・そして待たされること30分。とあるホテル（有名な宇宙計画の名称、ここではA２）にタクシーで送迎されたボクたち。深夜の初めての街で突然タクシーに・・・う〜ん田舎の親にはいえないなぁ。
しかしすぐ着いたホテルA２（写真のホテル）は中央駅にも近く、新しくないけどこざっぱりしてて悪くない。ま、予約していたA１よりはランクが落ちるかも？もちろんミニバーは使わせていただきました。ビール、ジュース、ミネラル水で乾杯“無事でよかった”。湯船もあってなんとか今夜はベットで眠られた。もうびっくりさせてくれるよ、まったく〜なドイツ初夜でありました。

予定と違うホテルでお目覚め（苦笑）。夜中に着いたらホテルを替えられて、朝起きてドイツ最初の朝食です。
失礼ながらゲルマンびとの食事にそんなに期待はしていませんでしたが、意外や意外、けっこう美味しいぞ。何がうれしいかって、ハムの種類がいっぱいあるある。日本では肉屋さんでいろいろあっても何種類も買わないけど、ホテルでは自由に取っていいから全部食べる（チーズも何種類もあるけど、大好物じゃないので3種類くらい食べる）。
ハムの種類は6種類？くらい。みんな日本より美味しいと思う。さすがハムの国（勝手に決める）パンはやっぱりチト固いけど、まぁこれはこれでＯＫ。満足な朝飯でした。

今日から３泊するホテルに行く前に中央駅に行ってみる。
市内の交通図をもらったり、できれば両替もしてみたい。でも、さすがは旧バイエルン国の首都の中央駅。ぐるっと見渡せるってのがなんともゼイタクな突堤型の雄大な駅。欧州の大都市にはこんな行き止まり型の駅が多いけど、日本では上野や門司港くらいかな？この地下に昨日乗ったＳﾊﾞｰﾝの駅もある。
DBの赤い列車や機関車、白地のICEも留ってる。ヒトは多いけど、東京駅や新宿駅みたいにギュウギュウじゃない。東京や大阪みたいに500万も1000万人も固まって住んでないところがいいんでしょうね。
あぁ、うらやましいなぁ。

ミュンヘン中央駅コンコースの真正面にある売店。
サンドイッチやら果物やら飲み物やら、にぎやかに並んでる。確かこの店は昨夜、駅を横断したときもやっていたような。夜遅く駅に着いても売店が営業してると助かりますなぁ。駅全体が広々清潔でいい感じ♬

中央駅前を囲むようにトラム（路面電車）が数系統走っている。駅を出てすぐ電停があって便利。ボーっとしてたら何とポッチャリ顔の旧型車が走ってきた！思わずカメラを出したけど、デジタルでシャッター速度を通常にしていたので、お茶目な正面が取れなかったの図。側面だけで残念。この後ミュンヘンで3泊してほとんどの路線に乗ったけど、旧型車くんには会えずじまい。
二輌連結が二本つながって、四両編成のトラム。う〜ん、長い。基本的には座席にはみんな座りましょうねって考え方なんですね。ミュンヘンは偉い！
朝からこんなにトラムが元気に走っているのが見られて、大満足でありました。