2006/03/28 - 2006/03
206位(同エリア264件中)
ねんくすさん
世界遺産 アイト・ベン・ハドゥ。
Ait Ben Haddou
ワルザザード発の観光のハイライト。
車で一時間程で行けるので、ワルザザードを旅程にいれたというのが本音のところ。
アイト・ベン・ハドゥ以外にも小さなカスバ、朽ち果てたカスバを転々とするカスバ街道巡りも憧れている私・・・
ワルザザードから半日のカスバツアーへ出かけました。
まずは、観光局ONMTで情報収集です。
-
アイトベンハドゥーが本日の第一目的地です。
(写真はアイトベンハドゥーの猫ちゃん達)
が、私には、もう一つ、どうしても訪れてみたいカスバがあったのです。
アトラス山脈の奥深くひっそりと、知る人ぞ知る美しいカスバがあるらしい、
その名も「ティルエット Telouet のカスバ」。
その地へは、ワルザザードとマラケシュを結ぶオートアトラス越えの道の途中から、オフロード車でないとスピードを出せない山道を一時間位いくらしい、、、、、
この情報を目にしてから、「行ってみたい」と思い始めたらたまらないのです。
どうしても行ってみたいのです。
今日、午後からアイット・ベン・ハドゥのカスバを観光してしまえれば、、
明日、マラケッシュまでの車をチャーターして、幻のティルエットへ立ち寄ることができるかもしれない、、、、
黄色い表紙のガイドブックには載っていない「ティルエット」へという交渉、できるのかしら? -
観光局ONMTに立ち寄って、相談し、車をチャーターする目安となる料金を教えて貰うのが本日の第一歩です。
観光局の建物らしきところへ行き、
男性に、「観光局はここ?」と聞くと、
「こっちだよ〜」と別の部屋へ。
「ようこそ!ここが皆さまの観光局で〜す!!御用をなんなりと♪」
陽気な彼、モハマッド氏が観光局のスタッフでした。英語も大丈夫です。
観光局の壁面には、おなじみアイットベンハドゥのカスバやら、砂漠の町やらの壁画が、、、
なんと、そこに当たり前のように「ティルエットのカスバ」の絵も。
気が抜けました。
今日はアイットベンハドゥのカスバに行って、明日、ティルエット経由でマラケッシュに抜けたいという希望を伝えると、
「な〜るほどね。じゃ、グランタクシーチャーターするのが良いね。
それも2日同じ人が良いね。」
と事もなげに答えます。
「4WDは高いからね、グランタクシーでいいよ」
「道が危険だったりしないの?」
「アイットベンハドゥーから直接ティルエットに行く道は山道だから4WDでないと無理だけど、マラケッシュへの幹線からならグランタクシーで行けるよ。」 -
「僕の知ってる良い運転手さんがいるから、聞いてあげるよ、
待っててね。」
「僕の知ってる」ってのが、怪しいってば怪しいけど、、これからどこかの旅行会社とかグランタクシー乗り場で親方と交渉する事を考えていたので、天使のようなお言葉。
戻ってきたモハマッドさん、
「今日、僕の一番信頼のおける運転手さんが、砂漠の方に行ってて、ダメなんだよ。明日、アイットベンハドゥーとティルエット両方行くんじゃダメ?マラケッシュのホテルは決まってるんだよね?じゃ、急ぐことないじゃん、、僕はその方がいいと思うんだけど、、、」
ん〜〜〜〜、、なんじゃ?それ、、。
彼は、そのお友達にお仕事あげたいんだよねえ、、
日本語でしばし、相談タイム、、
明日の2個所巡りはきつそうだし、、や
っぱり、アイットベンハドゥーは今日行っちゃいたいよね。
「私達、カスバの夕陽を見たいのよね、明日2個所いったら夕陽は見られないでしょ、だから、今日はあなたのお友達でなくてよいから別の人紹介してよ。
明日はあなたのお友達で行きましょ!」
「ん〜〜〜、じゃあ、待って。もう一人すごい正直な運転手さん、知ってるから。」
いるんジャン、、、別の人。
(写真は アイトベンハドゥのコウノトリ) -
かくして、今日、明日、同じ運転手さんでの契約成立。
希望の旅程はモハマッド氏が運転手さんに伝えくれているので安心です。
お値段ですが、今日の「アイットベンハドゥーのカスバ」が400DH、明日のワルザザードからティルエットのカスバを観光してマラケッシュまでが1500DHとの事。
情報として目安に思っていた金額は、現地のエコノミーホテル、ラ・バレエの半日ツアーが車一台600DHの人数割り、同じくティルエットのカスバへの一日ツアー日帰り観光が車一台1200DH+食事代60DH(2000年調べ)、マラケシュからワルザザードへのグランタクシーチャーターは1000DH位。
今日、500DH明日が1300DHくらいかなあ?と思っていたので、値切らずそれでOKしました。
「運転手さん、向こうの通りのあそこの木のトコに車停めて待ってるからね、
じゃあ、楽しい旅行を!」
観光局のモハマッド氏に見送られ、カスバのツアーが始まります。
(写真は昼下がりのワルザザードの猫ちゃん) -
お世話になりま〜す、なドライバーさん
お名前は、やはり!!のモハマッド氏は
物静かな方でした。
当然、、、とうべきか、フランス語はペラペラでも、英語は全然通じないらしいです。
ワルザザードの町を抜けてすぐ、、のところに、
映画スタジオの「アトラスコーポレーション」があります。
「写真,撮る?」
と入り口まで行ってくれました。 -
映画スタジオを過ぎると、
すぐに先ほど飛行機で飛んできたばかりの
荒涼とした大地が続きます。
それでも、
ちょっと緑があると、
そこには集落が、保護色のようにあるのです。 -
大きな緑の側には
大きな集落があり、 -
川にはまた
寄り添うように
集落がある・・・
何もなさそうに見える大地には
しっかり根を下ろし
生活している人々がいるのです。
そんな風景は見飽きることがありません。 -
この青年達は、何かの機械屋さんでしょうか?
街道沿いには、小さな町もあります。 -
遠景に、
目的地
アイト・ベン・ハドゥ
の姿を捉えられる場所で、車を停めてくれました。
ワルザザードのグランタクシーさんは、
観光客の扱いにはとても慣れていて、
親切です。 -
観光客の動きを
熟知している人々が他にもいました。
手にイグアナをもった少年達がどこからともなく湧いてでるのです。
イグアナは売っているモノなのか、
写真をとらせてチップを稼ぐモノなのか
聞き損ねましたが、、、、
たくましい生活力、、、です。 -
そうこうしているうちに、
車は目的地に到着。
駐車場から、川の方に向かって小さな土産物街を
通って降りていきます。
ここではあまり「貧乏プライス」は定着していないようだったので、、、
わざわざ教えてきましたっ!
ん〜〜〜こういう行為が変な日本語を広めているのかも、、、。 -
アイト・ベン・ハドゥウの集落に行くには
一つの難関が・・。
川を渡っていかなければイケナイのです。
2個所程、飛び石が置いてあって、そこを川に落ちないように渡るのですが、、、
何カ所か距離のある厳しい飛び石も、、。
そこで、地元の子どもたちが、観光客を見つけると
ざぶざぶ川に入ってきて、手を引いてくれるというアルバイトをやってます。
チップ、、欲しいんだよねえ、、、。
どうしよっかなあ?と思ったのですが、、、
自力で渡ってしまいました。
イジワルだったかしら?
この川の水量が多いときは、集落へは当然行けないそうです。 -
タクシードライバーのモハマッド氏もガイドに(と、行っても言葉は全然通じないのですが)一緒に来てくれました。
どうやら、上のほうまで登れるらしいのです。
頑張りましょう!! -
狭い門をくぐり、、
-
細い路地を辿って登っていく途中には、
-
絵を売っている画家や、
染色した布を売っているお店や、
陶器屋さん、、、
観光客相手の
おみやげ物屋さん、、、
といっては失礼にあたるのでしょうね?
出店もチラホラ、、
こちらの絵画を売っているお店では、
ニャンコ達が接待してくれました。
もう、愛想がいいったら、、、(笑) -
もうすぐ頂上です。
ガイドの、、、いやいや、、タクシードライバー氏のモハマッド氏、
珍しく写真に写ってます。
彼は、控えめで、、写真を撮っていると、
すっと屈んだり、隠れたりしちゃうのですね。 -
頂上付近から下を見下ろすと、、、
このクサル(集落)の大きさがあらためて判ります。
映画シェルタリングスカイのロケに使ったと思われる建物も見えましたよ。
この大きなクサルに今も住み続けている家族が10家族、、という話を聞くと、、
寂しいことのようでもあり、
素晴らしい事のようでもあり、、、
複雑な思いがします。
住み続けている家族は、
観光業をしながら、この街の修復作業を続けている総です。 -
頂上、、というべきか、
最高点には、
イギリス人の学生さん達が一杯でした。
一番のお調子モンが、モロッコ風の衣裳を着て高いところに登っていました。
学生さん達の修学旅行は、、
どこの国でも一緒です。
この日は、とても風が強くて、、
サングラスがないと、目に砂が入る程。
この強風の中で、あらためて、カサブランカからの飛行機が無事に飛んでくれたこと、感謝しました。 -
集落には、順路のようなものがあるらしく、
下りは上りと違う道を辿ります。
残念、、、さっきの猫ちゃん達にはもう会えないのね〜。
しかし、この狭い道、、
タクシードライバー氏が一緒に来てくれなければ、何時間かかるかわからなかったですね。 -
見上げると、、
気が遠くなりそうな蒼い空。
この集落はいつでも
空中に浮いた城のように、蒼い空に映えている。
私がモロッコで見たかった風景の内の一つ、、
満足でした。
「オジサンが日本にいるんだよ。」
とかいう片言の日本語を話す、青年を
かわし、、
川を渡るのを
手を引いてくれようと走ってきた少年を
かわし、
これ見よがしに
「写真を撮ってくれ!」
みたいなラクダも横目で見ながら、、
駐車場のある対岸へと戻ります。
モロッコには、何故かこの川のように、
いつぞやのドアのように、
夢と現実をしっかりへだてるようなモノが
あるような気がします。 -
さて、
こちらの現実、
土産物屋の並ぶ路地では、
さっきの店番の少年達が
私の顔を見るなり、
「ゴンボウプライス?」
ち、、、違うよ!!
ゴンボウプライス
ではなくて
ビンホウプライス
だってっば、、、。
子供に外国語教えるのって、難しいわ、、
いえいえ、、、
生活がかかっていると、、
ハングリーに必死に吸収しようとするものなのですよね。
やはり、川のこちらは、現実。 -
車は、ワルザザード一歩手前で何故か違う道へ向かいました。
あれ〜?
もう帰るのではないの???
と不思議に思う私達ですが、
ここではドライバーのモハマッド氏に任せるしかありません。
川を渡り、小さな丘の景色を臨みます。
あ〜〜これも、クサルなのですね?
アイト・ベン・ハドゥもクサル(カスバ化した村)ですが、ここもそうなんですね〜。
手前に、「写真を撮ってね」と言わんばかりのラクダくんが繋がれていたのですが、
わざわざラクダくんが写らない位置から記念撮影です。 -
道を戻って、車がやってきたのが、ここ
ティフルトゥトのカスバ
Kasbah de Tifoultoutte
です。
タクシーチャーターでアイト・ベン・ハッドゥへの往復だけかと思っていたのですが、
こういうカスバ巡りもコースに入っていたのですね♪ -
このカスバは、
映画、「アラビアのロレンス」
のロケにも使われたところ。
思いがけず連れてきてもらえて、
ちょっと興奮気味な私。 -
屋上テラスから望める景色は、
思い描いていた、
モロッコのカスバの街そのもの。
ミナレットがちゃんとあるということは、
お隣はモスクなのですね。 -
クサル、は集落ですので、、
人が生活するところです。
ここのクサルでは、普通に生活が営まれている様子です。 -
村とは反対方向、川の向こう側は、
先ほど、このカスバの全景を記念撮影した辺です。
あ〜〜さっきのラクダくんと、、、
イマシタ、イマシタ、、、
ラクダくんの飼い主。
道路から見えにくいあの丘の上で見張っていて
観光客がラクダをいれて写真を撮ったら
「撮影料」を徴収に行く、、というシステムですね。
さっき、向こう側では、どこに彼らがいるのかな??と疑問だったのですが、、、、
あ〜んなところにいらっしゃったのですね。
撮影料幾らだったのか知りませんが、、
ラクダいれて写真撮るってやっぱり魅力的だったかなあ?と思ったのは、
日本に帰国してからな、へそまがりな私です。 -
カスバの中では、
ミントティーが振る舞われます。
丁度、ドイツ人の団体さんが入っていたので
内部の写真が余りないのですが、、
建物の中で、一息お茶タイム、、
カサブランカからのたった一時間のフライトで、
「思えば遠くへきたもんだ」
と、、
妙な異国情緒に浸ってしまいました。
ドライバーモハマッド氏が
「ここで夕陽を見ていくか?」
と聞いてくれたのですが、、、
・・・ああ、そうだ、、私がカスバの夕陽を見たいって言っていたこと、観光局のモハマッド氏が伝えてくれてたんだなあ、、、、と感動したのですが、、
すこ〜しお疲れ気味な自分に気がついた瞬間でした。
夕陽は、きっとここからだと綺麗なのでしょう。
でも、
まちがいなく、
どこから見ても、
今日の夕陽は綺麗な筈です。 -
車はまた、行きがけとは違った道を走ります。
いかにもモロッコの普通の地元の人が生活している町、、、
夕方になって、昼間はし〜んと静まりかえっていた町に、
どこから現れたのか、、と思うような人が湧いて出てきます。
そして、車が停まった先には、
あ〜ここは見たことがあるっ!
確か、映画で、、
そう、
シェルタリングスカイだったわ。
タウリルトのカスバ
Kasbah de Taourirt
です。 -
中を見学できる時間には残念ながら遅く、
外から見学しただけでしたが、、
同じカスバと言っても、
当たり前の事ですが、
趣が違います。
夕景の中、
すこしずつシルエットになっていくカスバの姿。 -
本日は、
ここで落日を迎え、
空が茜色に染まります。
ドライバー、モハマッド氏に、
「ホテルに戻る前に、水を買いたい。」
とお願いして、
村の小さなタバコ屋さんによって貰い水を買ってからホテルに送ってもらいました。
明日の朝、ホテルのでピックアップの時間を8時に約束し、、今日の分、400DHを支払います。
モハマッド氏がマラケシュのホテルの場所を気にしていたので、
「メディナの中らしいんだけど、、、よくわかんないのよね。」
と、ホテルの住所を、一応書いて渡しました。
ま、、、彼は英語判らないし、私達はフランス語もアラビア語も出来ないのですが、
人間その気になれば、その程度の意志の疎通は図れるもの、、、か、、、しら?(笑) -
夕御飯を食べに町へ出かけます。
羊のタジンにまだお目にかかっていないので、今日は羊のタジンを食べよう、、、とメニューを見てまわります。
お昼に食べたお店が良かったよねえ、あそこ夜においとけばよかったなあ、、と思いつつ、、、
名前を忘れてしまったけど、モロッコ航空の斜め向かいくらい、小さいワルザザードのメインストリートが終わろうかという頃の小さなお店、
テラスでは地元民が一組お茶?してました。
お兄ちゃんが「美味しいよ」と客引きしていたので、
ビールは?
と聞くと、
「スーパーマルシェに行けばあるよ。」
と、、、。
な〜るほど、店では出せないけど、買ってきて飲むのは勝手、黙認って事ね。
お言葉に従ってスーパーマルシェに行きました。
ワルザザードのスーパーマルシェは日本のコンビニ風、「隠し酒屋」ではなく、普通にビール並べてました。
何故か、日本のテレビ局の取材を受けたことがあるらしく「砂漠の町の加藤茶」とかの写真がありました。
さて、買ってきたビール、、グラスも栓抜きも用意してくれましたが、
「一応外から見えないようにね。」
と、、、紙ナプキンで包むお兄ちゃん。
敬虔な?モスリムってのも大変なようです。
写真がありませんが、ここのオリーブはチリペーストがまぶしてあってピリ辛でした。 -
本日のモロカンサラダは、オレンジ風味。
モロカンサラダはどこで食べても美味しいです。 -
カバブ盛り合わせを頼んだら、
付け合わせのフライドポテトがスゴイ量でした。
特筆すべきは付け合わせの御飯。
白い御飯に何故か、マヨネーズとケチャップがかかっていたのが、不思議です。
この組合せのみ、味は微妙、、。 -
羊のタジンにはオリーブとプラムが一緒に煮込まれていました。
タジンも毎日食べているけど、本当に色んな味があって、飽きません。
今日も普通なモロッコ食で、満足でした。
さすがに、ここにはデザートのプリンなぞという
コジャレたものはありませんでしたけど、
もう、食べられない!!状態です。 -
この夜、メインストリートはあまり人出もなく、
どちらかというと静かな夜、、。
外のテラスの地元民はともかく、
中のお客は私達だけ、、、でした。
お店のお兄ちゃんがアンケートを持ってきて、
経営努力には一生懸命のよう。
本日のお会計は、2人で80DH位だったかな?
CHEF (シェ)のつく名前のお店です。
味はよかったですよ、
スーパーマルシェでアルコール買って行けるお店ってことで、チェックしておくとよいかも。
ホテルまで、涼しいというより、寒い位の夜道をフラフラ歩いて帰りました。
星がきれいな夜空も楽しめました。
☆今日も良い日でした。おやすみなさい☆
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