2006/03/26 - 2006/03
92位(同エリア98件中)
ねんくすさん
メクネスは、モロッコの王朝の都が半世紀ほどおかれていた古都で、やはりユネスコの世界遺産に指定されている町です。
曰く、フェズの人はメクネスよりもフェズの方が素晴らしいと言い、メクネスの人はフェズよりもメクネスの方が素晴らしいと言うと。
丁度、京都と奈良と同じくらいの距離である二つの古都。
モスリムでなくても入場できるモロッコで一番美しい霊廟「ムーレイ・イスマイル廟」は圧感でした。
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王都のメインゲート「マンスール門」、エディム広場に面したこの大きな門は、北アフリカで最も美しく有名な門なのだそうです。
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馬蹄形のアーチには細かい緑と青のモザイク模様。
正統派イスラム建築らしい細かい彫刻も見事です。 -
タイルの一枚一枚、手書きなのですよね。
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王都の見所はかなり離れているので、夏の炎天下には馬車に乗ろう!というガイドブックの教えに従い、馬車(クチ)に乗ることにしました。
「○球の歩き方」には「一人60DH」と書かれていましたが、馬車の親方が持っている共通料金表によると、馬車代は一台240DHでした。
4人で乗ったら一人60DHですね。
馬車には日除もあり、走っていると風もここちよく、この選択は快適でした。 -
「クミス門」 Bab el Khemis
馬車は、写真をとるのによいポイントで停まってくれます。。
これもムーレイ・イスマイルの建造物で美しい門です。 -
モザイク模様に
アラビア文字、
彫刻も、
見事です。 -
馬車は車と同じく車道を
パッカラ パッカラ
軽快に走ります。
見えてきたのは「カリ門」 Bab el Qari です。 -
カリ門をくぐると、、
アグダルの貯水池 Bassin de lユ Aguedal
池の中には、金魚が、、、。
散策道とあるので歩いてみましたが、、
ふうっ・・・暑い。 -
ぐるりと歩いて行くと、
馬車の馭者の少年、
ちゃ〜んと見ていて、
貯水池の向こうの端へ
馬車を回して待っていてくれました。 -
水の館には入れないのかな??と貯水池を巡り、
移動してくれた馬車に再び戻ります。
馬車で、
坂道をほんの少し登ると、
穀物倉と水の館の入り口がありました。 -
ヘリ (ムーレイ・イスマイルの穀物倉)
Heri ( Greniers de Moulay Ismail )
中は、、、
わああ〜〜〜広い。
ここにギッシリ穀物が貯蔵されていたのでしょうか。
外の暑さもここでは別世界
ヒンヤリ気持ちが良いです。
地下に流れる水路と、この分厚い壁で中の温度が一定に保たれる仕組みで、穀物の劣化を防いでいたのだそうです。
粉ひき水車のある部屋もありました -
建物から続く中庭、
丁度さっき歩いてきた貯水池の裏手にあたるところは、
アーチの橋脚。
厩舎趾です。 -
斜めにみても、ずらり。
幾何学模様に並んでおりました。 -
大きな、分厚い扉を隔てて、
あちらが現実、
こちらは過去。
白い陽射しの中に戻るのがもったいないような、
タイムスリップな時でした。 -
馬車は 王宮脇の真っ直ぐに長い道
「風の道」
を走ります。
風が通り抜けるまっすぐな道。
向こうからきた馬車の観光客と手を振りあったり、
気持のよいモロッコの風を感じます。 -
モロッコで一番美しい霊廟「ムーレイイスマイル廟」。
メクネスの王都観光のハイライトでしょう。
大きな扉の向こうに、
隠されている
美しい秘密とのご対面です。 -
玄関をはいってすぐのホールも
神秘的で美しい
と思ったのです。 -
いくつかの中庭の
アーチをくぐって
最奥へ・・・ -
ミラハーブの間です。
イスラム建築の最高傑作といわれるのはごもっとも。
祈りの場に流れる静謐な調べ。
脇の部屋で祈り続けるモスリムの人たちとは別に、
まるで眠っているかのように、
部屋の隅で目を閉じている女性は、、
どんな思いを巡らせているのでしょうか。 -
ミラハーブの間の中央で
水を絶やさない水盤から水を汲む
モスリムの男性。
モザイクの美しさや、彫刻の美しさに
とけ込むような
所作でした。 -
それにしても、
壁一面の漆喰彫刻の細かさと、
タイルのモザイク模様 -
見上げた
天井の装飾の一つ一つに
時間を忘れて
見入ってしまいました。 -
扉をくぐり、
馬車の待つ現実へ帰ります。
馬車の旅も、これでほぼお仕舞い。
名残惜しいですね。 -
出発点、エディム広場に帰ってきました。
ここで馬車の親方にお支払いします。
モロッコの乗り物のシステムって電車バス以外は降りたとき払いなのですね。
大人の馭者を想定してタバコでチップ、、と思っていたのですが、
う〜ん、この少年幾つなんでしょ?
タバコいる??
いらな〜い。
タバコ貰って、大人に売りつけたら、お小遣いになる、、なんてセコイ事は考えないんだよね。
じゃ、キャンディーは?
少年の顔が嬉しそうに輝きました。
袋毎だしてみせると、
鷲掴みで、つかめるだけ、キャンディーをつかみ取り、
「メルシー」
と、走って行きました。
ふふ〜ん、一生懸命はたらいてるけど、やっぱりまだ子供なんだよね。
日本で彼と同年代の子供、、中学生くらいかな?
違う社会で違う現実を生きている、、にしても、
この時の彼の笑顔に、
モロッコの素顔をまた一つ見せてもらった思いでした。 -
メクネスのメディナ、少し自分の足でも歩いてみましょう。
スークには生活のにおいが一杯、
洗濯屋さん、仕立屋さん、雑貨屋さんと、
フェズに比べて
庶民的。 -
スークの奥の狭い道、、
そろそろ引き返そうか、と歩いていると、
「昔の学校だよ。見学できるよ。」
と、呼び込みのおじさん。
観光の呼び込みって珍しいかも?だけど、
呼び込みでのしてもらわないとわからない場所にありました。
「ブー・イナニア・マドラサ」
Medersa Bou Inania
マリーン朝、14世紀の神学校です。
壁のひび割れにお香がさしてあったり、、あまりメンテは行き届いてないかな? -
中庭には、お祈り前に学生達が身を清めるのにつかったという
大理石の大きな水盤。
ここの、モザイク模様も綺麗です。
「フェズ、メクネスって大したことないよなあ。」
と、声をかけてきたのはイギリス人のオジサマ。
そうなの?
ここの彫刻も古いけど、きれいじゃない?
「い〜や!こんなもんは大したことない!!
そうか、マラケッシュにまだ行ってないんだな。
マラケシュの神学校は、こんなもんじゃない、
もっと綺麗なんだぞ。」
とデジカメの写真を一生懸命戻して見せてくださいました。
おお。。ナルホド、これは期待出来そう。
後に、マラケシュに行って、オジサマの不満は良くわかりましたケド。
でもね、とりあえず、目の前にあるのですから、
充分綺麗でしたよ。 -
二階の学生の部屋から
中庭の水盤を見下ろすの、図。
等、比較的小規模なこの神学校でしたが、 -
個人的に、ここでの一押しは、
3階の屋上テラスから見渡せた
メクネスのメディナの家根、一望。
あのコチョコチョしたスークの日も差さない狭い路地の上に、
こんなに広い世界が広がっている。
すご〜い!!
思わず声を上げてしまいました。 -
折しも、丁度、お祈りが始まる時間で、
突然
目の前の
グランモスクから
家根の上に響き渡る
コーランの調べ。
イスラム国にいるのだ、と、
遺跡めぐりとは別の感動が。
是非、メクネスに行かれる方、
お見落としなく、ここのテラスへは登って見て下さいね。 -
そろそろ、フェズのホテルに帰りましょうか、、、
と、時間を見ると、
次の電車まで、2時間以上ある?
う〜ん、、どうするかな。
「グランタクシーで帰ろう」
と、くますけ宣う。
「早く帰れるし、楽だし」
この時点では、くますけの頭の中に
午前中、ヴォルビリスに行くのにチャーターしたグランタクシーの快適さが浮かんでいたのですね。
ここで問題が一つ。
モロッコのグランタクシーは普通、グランタクシー乗り場に行かなければ乗れない。
グランタクシー乗り場は、行き先(走る方面)によって違うらしい。
さて、フェズ方面に走るグランタクシー乗り場って一体何処にあるの??
行き当たりばったりに行っても乗れるもんではないんですよね。
な〜んせ、ここは英語の通じない国です。
でも、片言のフランス語できいてみましょっか?
と、、、街角でひまそ〜にお茶してるおじちゃん達に声かけてみました。
ナントカ意志は通じたみたいで、、、
しきりに、あっちのバスを指さしている??
ん??バス??
わかんないよお!!
と、一人のお兄ちゃんが親切にも道を渡ってやってきて、
バスの車掌さんに何か話してくれました。
こいつらを、フェズ行きのグランタクシー乗り場までのせていってやってくれって。
車掌さんも親切です。
ま、降りるところで教えてやるよ。
ここに座ってな。
って事でしょうか?
トコロデ、初地元バスですが、
7DH位でした。
タクシーが安いので、バス高く感じますね。
バスは新市街に向かいます。見覚えのある駅前の通りを超え、、しばし、、
車掌さんが手招き、
指さして、教えてくれた、
「フェズ行き、グランタクシー乗り場だよ」
おお!!すごい!!
次の停留所で降りて、
さっき教えて貰ったグランタクシー乗り場に無事たどりついた私達なのでした。
モロッコの人たちって本当にみな親切です。 -
「グラン・タクシーで快適にフェズに帰りました。」
ん??微妙、、、、。
グランタクシーの親方に「フェズ、2人」と告げると、
「こっちの車に乗れ」
と、指さされました。
既に後部座席には2人先客が。
モロッコでは、町をつなぐグランタクシーは庶民の足でもあります。
乗合が一応前提ですね。
前に乗る?後に乗る?
前にねんくす、うしろにくますけが乗ったところ、
「違う、違う」
って?
前に乗るなら2人とも前。
車は大きめのベンツですが、日本で言えば運転手あわせて5人乗りの車です。
が、乗合なので、一気に大人数乗ったほうが効率がよいのです。
前座席、、というか、前座席と、クラッチ手前の物入れをあわせて、、2人分の座席。
後部座席も5人乗った??
ぎゅ〜ぎゅ〜詰めなんて甘いもんじゃありません。
これが、ぶっ飛ばす訳です。
ひえ〜〜
事故だけは起こさないでよお・・・
冷や汗びっしょり、
フェズの駅前についたときは、腰が抜けそうでした。
それでもドライブは無事に終わり、
電車を待っているよりずっと早く帰れたんですけどね。
チャーターではない、庶民の足、グランタクシー、恐るべし。
ま、これも経験という事で。
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