横浜散歩…その１

2006/05/06 - 2006/05/06

　横浜にもいろいろありまして…。
私の好きな横浜は、あんまりガイドブックに乗っていない、近未来的ではない、タイムスリップしたような横浜です。

　ウォーキングにもよいような、ちょっと奥まった横浜へ。

エリア 神奈川

　かつて横浜と川崎の臨海部を走るローカル線「鶴見線」に乗っていたときに、車窓から眺めて気になった横浜市鶴見区の「総持寺」へ行ってきました。

　「総持寺」は…なんでもその宗派の総本山だそうです。歯科大学なんかももっている大きなお寺です。
今日は、そこの参道で会った寺猫に誘われて、横浜散歩の始まりです。

　「こっちだにゃー」と先導してくれる彼は…見事な日本猫。
尻尾の短さが、またとても日本男児な感じ。

　そうそう、寺猫はこうでなくっちゃね。

　お寺には猫が多い…という話を聞きましたが、もう一匹の猫にも、ご挨拶。

　愛想が悪いわけでもなく、よいわけでもなく…。
なかなか、お行儀をわきまえている猫達です。

　お寺の門構も立派です。
でも、ゴールデンウィーク中だからか…みんなどこかへいってしまい、人はまばらです。

　新緑の季節で綺麗なのに、なんだかもったいない！

　私は、あんまりお寺には詳しくないので、どこをどう見ればいいのかわからず、ただウロウロ。

　でも、この渡り廊下はちょっと素敵だったな。

　…素敵だったな…と思いつつも、ウロウロしているうちに…お寺の敷地を抜け出てしまいました。

　お寺から歩いて歩いて…谷を越え山を越え、そしてまた谷を越え…山を登った所に…今日の目的地、「横浜市民の森…獅子ヶ谷」があります。（名前は定かじゃないけど、確かそんな感じ。）

　山の上から、東の方に遠くに見えるのは、「鶴見配水池」にある塔。
けっこう年季が入っています。

　山の上から、西の方を見ると、森の向こうに田園風景が広がっています。

　こういう風景が好きな私です。
こういう横浜もまだまだ残っています。

　さて、獅子ヶ谷一帯は細く「森」が残っていて、ちょっとしたハイキングができそうな感じです。

　ウォーキングコースには、ちょっと交通の便も悪いからか…、私の他には誰もいませんでした。

　迷子になったら遭難しそう…。

　先ほどの階段を下りたところには、噴水のある広場がありました。ここにもまた、誰もいない…。

　この噴水、地下水をくみ上げているのですが…。
説明書によると、「近くの綱島温泉ほどの成分の濃度はない地下水だけど、色は薄い茶色」との事。
そして、なんとなく温泉のような独特の臭いがします。（お世辞にもいいにおいとは言えない。）

　先ほどの「近くの綱島温泉」のような色をした地下水は…源泉かけ流し状態で…、池から水が流れ出し、その先に整備された「せせらぎの小道」に流れています。

　これがそのせせらぎの小道なのですが…。
なーんか、歩きにくい。
健脚な私や、身軽な子どもは歩けるけど…かなり無理がある…気もします。

　でも、まあ、なんとなく田園風景を満喫できる小道ではあります。

　ちなみに…やっぱりなんだか臭い。
汚水の臭いではなくて、やっぱり地下水の臭いなのでしょうか？

　小道の周りには、畑が広がっていたりします。

　小道を進んでいくと、屋敷が出てきます。

　市民の憩いの場となっているこの屋敷の敷地内では、「児童館のように子どもが竹馬をして」遊んでいました。

　ちょっとタイムスリップした感じの場所で、当たり前に遊べるなんて、かなり贅沢なことだなぁ…。

　建物の中は、展示室などになっています。
自由に見学可だったりします。

　ここでまったりと一休みをしたかったのですが…。
閉館時刻の16時30分になってしまい…すごすごと退散。
もうちょっと早めに散歩をスタートさせればよかったなぁ。

　すごすごとした帰り道、本日のびっくり猫に遭遇。
私を見て、「ふん。アンタなんか相手にしてやんないわ」と余裕を見せ付けてフェンスを歩いていた猫が足を滑らせ「股さき」状態になってしまった…笑…。
しかもあわててしまって、軽くパニック。なかなか体制を戻せず。

　ごめんね〜。お取り込み中でしたが、かわいいから写真を取らせてもらっちゃいました。

　どこの街にも猫がいて、散歩の楽しみの一つだったりします。