2006/04/05 - 2006/04/10
144位(同エリア349件中)
ウサギさん
この旅のハイライトとも言うべきミルフォードサウンド観光。
前日のバスに酔ってしまった祖母に「無理しないでクイーンズタウンの市内観光でもしようか」と妥協案を出したところ、負けず嫌いの血が騒いだか、「昨日は舐めてかかって酔い止め飲まなかったから酔ったけど、今日はちゃんと飲むから大丈夫!」
長距離バスとクルーズ船への搭乗、一抹の不安はありましたが、同じツアーの方々の「お若い!」「お元気!」とのお褒めに半ば助けられ、祖母はこの日も元気に旅を楽しんでいました。
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ヒツジ・・・
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これもヒツジ・・・
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たまに、ウシ・・・
そんなのどかな景色の中、バスは走る走る
観光バスの運転手さんはガイドも兼ねており、説明がノッてくると、身振り・手振りが入ります、
「ハンドルはしっかり握ってね♪」
日本人ガイドさんによる説明もヘッドフォンを通して聞くことができます。 -
次第に周囲は山深く・・・
テ・アナウの街で休憩、小さな湖が集まるミラーレイクスなどのカメラスポットを経由しましたが、前日に引き続き今日も生憎のお天気。 -
ホリフォード谷。
ここからくねくねと曲がる道を降りてゆき、ミルフォードサウンドクルーズの船着場に向かいます。 -
雨が名もない無数の滝となって流れていました。
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15分程度のミニ・ハイキングコースに到着、でも雨脚が強くなっているような・・・
「せっかくここまで来たんだから、行ってくる!」
と、私は祖母をバスに残して、仲良くなった日本人のご夫婦と出かけていきました。
他にも何人かバスを降りているようでしたが、途中で雷が!
そしてさらに雨は強くなり、この旅のために買ったユ○クロのカーゴパンツはグッショリ。(ユ○クロでよかった!?) -
ハイキング・ロードを進んで行くと、気がつけば私を含め日本人4人以外、後ろには誰もいなくなっていました。
さっきの雷で引き返しちゃったみたい。
「ここまで来たらねぇ」と、幾度となく繰り返して奥まで進むと地響きが・・・
「おばあちゃん、大丈夫かなぁ」
ここで私も終わりか、と一瞬よぎったけれど、このハイキング・コースの目的は何であったのかが、やっと見えてきた!
この窪みの下、それが地響きの正体。 -
大きな滝、そしてその上を通る橋。
すみません、高所恐怖症気味なので、橋を渡るのがやっとで
中を覗き込んで写真を撮るなんて神業はとてもとてもできませんでした。 -
滝をつくる川。
これを見るためにこの道があったのですね。
あー、来てよかった、見てよかったとバスの中で武勇伝を・・・
「ズボン、ずいぶん濡れちゃったわねぇ」
そればかり皆様に心配されてしまいました。 -
ミルフォードサウンド・クルーズの船着場、フレッシュウォーター・ベイスンに到着。
これが私たちの乗る船。
青空がすこし、顔を覗かせてきました。 -
出航!
2時間弱のクルーズです。
船の中ではさっそく和食弁当のお昼ご飯。
私たちはツアー代金の中に含まれていましたが、船内ではビュッフェランチ、サンドイッチやスナックの販売もありました。 -
正面に見える山はマイター・ピーク。
てっぺんに少し雲がかかっています。
この山は海面からそそり立つ山としては世界一高いのだとか。
つぎつぎと見所を案内する船内アナウンスに、私は昼食もそこそこに祖母を残して甲板へ。
祖母「残さず食べなさ〜い!!」 -
振り向くと、もう船着場は小さくなっています。
船着場の向こうはアーサー谷とシアダウン山脈。 -
んんっ!?
岩場に黒い物体が! -
ニュージーランド・ファーシール、オットセイの仲間です。
この時期、こうして岩場に集まっているのは雄だそうです。
オットセイくんたち、この先も雨の中、岩場でたむろしているのを2度ほど見かけました。
その姿たるや、「ミルフォードサウンドのチーマー」とでも申しましょうか。 -
晴れている日は枯れてしまう滝もあるというミルフォードサウンドですが、この日は水量もタップリです。
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そしてここでも名もなき無数の滝。
そそり立つ断崖絶壁、雨は表面を流れ落ちていくしかないのです。 -
スターリング滝に大接近!
・・・のはずが、私たちの船が近づくころには風が強くなってしまい、これ以上は近づけませんでした。
残念。 -
おばあちゃん、雄大な景色にご満悦。
2階建ての大きな船、乗り心地もなかなかです。
風は強かったけど、船酔いしてる人は見かけませんでした。 -
そして、おじいちゃん
・・・・いやいや、彼はキャプテンです。 -
この先は海。
たまにイルカの群れが見えることもあるとのことですが、
この日は残念ながら見られませんでした。
このあたりで船はUターン。 -
風が強く、滝も煽られて霧になっていました。
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また雲が出てきたな・・・
と思っていたら、みるみるうちに激しい雨! -
滝も逆流?
ちょっと面白いから外に出てみよう、と船室のドアを開けたら、風をマトモに受けて、音を立てて勢いよく開いてしまいました。
びっくりして閉めようとしたら今度は閉まらない・・・
自然のプチ恐怖。 -
旗も風に翻弄され
だんだん明るくなってきました。
これはNZの国旗ですが、
ミルフォードサウンドを航行する船では、霧の中でもその存在がわかるように、本来なら青い旗が赤にアレンジされています。 -
光が差し、幻想的な風景に
「ミルフォードサウンドらしい景色」との船内アナウンスが。 -
ここはハリソン入江、岩盤にくくりつけられた水中観測所があり、ミルフォードサウンドに生息するさまざまな生物を見ることができるそうです。
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ミルフォードサウンド最大の滝、ボーウェン滝。
正式名称は初期のニュージーランド総督ボーウェン卿の妻、エリザベス・ボーウェンにちなんで「レディ・ボーウェン」。
祖母「はー、アイスクリームだね。」
私「それはレディ・ボーデン・・・」
祖母「同じじゃないの」 -
もうすぐクルージングも終わり。
ただいまぁ♪
ミルフォードサウンド・クルーズには、私たちが参加した短いツアーだけでなく、オーバーナイト・クルーズもあるようです。
今度はぜひそちらに参加して、夕に朝にいろいろな表情のフィヨルドランドを見てみたいです。 -
帰りのバスの中。
前の席に座ったジャック君、2歳。
エキゾチックな顔立ちの彼はお父さんがイギリス人、お母さんはベネズエラ人のハーフ。
祖母の「いないいないばあ」が大受け、私が手を出しても見向きもせず、祖母に夢中です。
どうやら彼、熟女がお好みのようね。 -
帰りでも休憩したテ・アナウのお店にあったえびせん。
韓国製だったけど、コレ、どう好意的に見てもパクリだよね・・・・
変わらず「やめられない、とまらない♪」でした。 -
車窓に流れるは、またヒツジ。
祖母の名(迷)言:「こりゃ、佃煮にできるねぇ」
・・・食べたくないけどね。
もうすぐ日が暮れるのに草を食むヒツジたち。
聞けば、ヒツジは食欲を感じて食べているのではなく、とにかくひたすら食べ、あごが疲れると休み、そしてまた食べ、を繰り返しているのだとか。
良い子は真似しないように。
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この旅行記へのコメント (2)
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- モナリザさん 2006/04/23 19:35:14
- たくさんのヒツジさん、、
- ウサギさん、ヒツジさんいっぱい見れて良かったですね。
ミルキーブルーの湖は美しいです、マウントクックは残念でしたが
プカキ湖にかかる虹が見れたのだから、、
でもこの時期は雨が多いのですか?
ボーウェン滝をレディボーデンですか?おばあちゃんの名言集?ができますね。
私も近いうちにNZに行きたいです。
では、美しい風景をありがとうございました。
モナリザ
- ウサギさん からの返信 2006/04/24 09:46:58
- RE: たくさんのヒツジさん、、
- モナリザさん
こちらこそ、コメントありがとうございます♪
マウント・クックは晴れる日が3割くらいの確率、とガイドさんが言っていました。
ミルフォードサウンドも、雨の多いところだそうです。
それに加えて、私が行ったときは前線がちょうど通過しているとかで、
あまりしっくりしないお天気が続いていました。
こればかりは仕方ないですけれど、虹や滝が見られたのは雨のおかげですので・・・
春はヒツジの出産の季節で、可愛い赤ちゃんヒツジがたくさん見られるそうです、
11月とか12月とか、違う季節にまた行ってみたいです。
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