2002/12 - 2002/12
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Narveさん
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14時ティトゥアン発 20時メクネス着民営バス 59DH 荷物代 5DH
9時メクネス発 15時ティトゥアン着民営バス 60DH 荷物代 5DH
CTMバスステーション〜民営バスステーション プチタクシー 13DH
22時15分メクネス発 5時30分頃エルフード着 CTMバス 104DH
荷物代 5DH
20時30分エルフード発 4時メクネス着 CTMバス 104DH 荷物代5DH
民営バスは寒いからCTMにした方がいいと言われ、エルフードからメクネスまでCTMバスにした。
私の席は後ろのドアの前。スースー風が入って来て、足元が寒い。寒い寒いと思いながらも我慢していたら、急にクーラーが入りだした。何でやねん!?
夏でも滅多に入れへんのに、何で今クーラーなん?!
みんな手を伸ばしてあれこれスイッチをいじるけど、風を止める事ができない。
数分後、やっと止まったけれど、既にバスの中は冷え切っていた。
帰り、メクネスからエルフードに向かうCTMバス。寒さを予想してタイツも靴下も穿いて、厚着をしてバスに乗り込んだ。そしたら暖房が良く効いていて温かい。上着を脱いでも温かい。
この間は運が悪かったのだろう。
夜メクネスの民営バスステーションに着いて、とりあえずガイドブックに載っていたホテルに向かった。モロッコの夜は電気がついていても暗いし、道も全然知らなかったから余計怖い。なんだか人通りが少ない中地図を見ながら歩いていると、ひまわりの種を食べながら歩いていたおっちゃんに声をかけられた。
他に道を聞く人もいなかったから、おっちゃんに地図見せてモロッコ・ホテルの場所を聞いたら、酒臭い息を吐きながら、こっちだ、と言う。少し離れておっちゃんの後を歩いていたら、おまわりさんが立ち話をしていた。おっちゃんは何だかそこを避けて急ぎ足で通り過ぎて行く。
私はおまわりさんにモロッコ・ホテルの場所を聞いた。親切に説明してくれたけど、タクシーで行った方がいいと言う。10DH以内で行けると言うから、安全の為にタクシーで行くことに。タクシーが通ると、おまわりさんがピピー!と笛を吹く。タクシーのおっちゃんに説明してくれて、無事ホテルに到着。タクシー代7.5DH。
ホテルの部屋は1部屋しか空いていなかった。見せてもらったら、大きめの窓が中庭に面していて、洗面台もあって、ベッドも大きくてきれい。フロントのお兄さんは、他のホテル見てから決めてもいいよ、と言ってくれたけど、そんな元気もなく、ここが気に入ったから決定。何か困ったことがあったらいつでも言ってね、と親切なお兄さん。
モロッコ・ホテル 50DH
Rue Rouazine 通りから少し奥に入るけど、通りに看板が出ているのですぐ分かる。
メディナにあるホテルで、部屋が中庭に面していたから明るく、洗面台も付いていてきれいだった。洋式とアラブ式トイレとシャワーが共同。水の流れもとても良かった。屋上では洗濯物が干せる。
お腹が減ったから早速外に出た。たまたま入ったレストラン。中に入ると、小さな部屋っぽくくぎられてソファーが置いてある。きれいだけど高そう。メニューを見たらコース料理で85DHぐらいだった。私にとってのマキシムは50DH。高いから辞めようと思ったら、単品でもいいというからブロシットを注文。お店の女の子はとっても愛想が良くて、日本のお客さんもよく来るけど、みんな英語が喋れなくて困るから、今日本語を勉強中だとかで、ノートを見せてくれた。まだ始めて1ヶ月位らしいけど、ちゃんと平仮名、カタカナで書いていてびっくりした。とってもいい子だったんだけど、料理は冷えたブロシットが出てきて美味しくなかった。夜遅かったからかな?パン、野菜のスープとミントティーも付いて50DH。
写真は、雨に濡れたマンスール門
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どうしても魚が食べたくて、ガイドブックに載っていたレストランを探し歩いていた。
この日は朝から雨。CTMバスステーションでレストランの場所を聞いたら、結構遠いからタクシー使った方がいいよ、と言う。
5DHぐらいらしいけど、私はその5DHをけちった。
歩くのも好きだから、雨の中をジャケットのフードをかぶって、色々な人に道を聞いてやっと、
「その道を渡った向こう側だよ。」と言われた時、私の頭にはお皿の上に山盛りの魚フライがちらついていた。
その道を渡る時、車は来ていなかったけど、小走りで横断歩道を渡っていたら何かにぶつかって、気づいたら地面の上に転んでいた。
目の前に車が止まっていて、中から出てきたお兄ちゃんが、「大丈夫か?」と聞いている。
「大丈夫。」と言いかけたけど、そんな事を言ったらそのまま走り去りそうだったから、「ラ!(NO!)」と言いつつ首を振った。
「見えなかったんだ。」
何で横断歩道の真ん中を歩いている人が見えへんのや!?
すぐ側で交通整備をしていたおまわりさんもやって来て、私を歩道に連れて行った。
とにかく足の甲が痛くてたまらない。
「病院に行きたいか?」とおまわりさん。
「行きたいけどお金は無い。」(こういう事はちゃんと言っておかないと後が怖い)
「政府の病院だからお金はいらない。」
骨が折れて無いのは自分でも分かったけど、後で何かあったら嫌なので、「行く。」と答えた私。
救急車が呼ばれて、近くの病院へ。
そこでは、靴下の上からちょっと触っただけ。
でもレントゲンはちゃんととってくれて、骨に異常がないから大丈夫とのこと。
「薬局行ってこの薬を買って、1日1錠飲みなさい」と紙を渡されたけど、未だにその紙は手元にある。
後で自分の素足見てみたら結構腫れていて、擦り傷もあった。何でこんなところに?と思うような所にあおたんが出来ていた。
カーブして来た車だったから、スピードが落ちていてラッキーだった。車にぶつかられてこの程度で済んでんもん。
病院にはお回りさんも来ていて、私のパスポートを預かり、
「検査が終わったらタクシーの人にこれを見せて警察署に来るように。」
と住所を書いた紙を渡された。そのタクシー代が5DH。こんなことなら、初めからタクシー使ってレストランに行けば良かった。。。
警察署に着くと、おまわりさんはお食事中ということだったので、私は目的地のレストランへと向かった(警察署の近くだったのだ)。
私のガイドブックはちょっと古いんだけど、それによると50DHって書いてあったこのレストラン。
ちょっと小奇麗なレストランを想像していたら、テーブルクロスにワイングラスにフォークとナイフがセッティングしてあるようなお店に足を踏み入れてしまった。席に着いてメニューを見たら、コース料理で130DH(私には高い)。
でもこんなに苦労してやっとたどり着いたお店、痛い思いをしたご褒美に魚フライの盛り合わせコースを注文した。
ちゃんとしたウエイターさんがいるこんなお店で1人で食事なんて落ち着かない。
魚のフライも、普通のモロッコ人が行くような安い店で食べる方が量も味も良かった。でも、カフェとケーキが出てきた時はちょっと幸せだった。
ま、こういうお店もたまにはいいか。
ここでトイレ行かないと損のような気がして、トイレットペーパー付きのきれいなトイレに入った。勿論、1DHも請求されない。
ちなみにお店の名前は「Le Dauphin」。小奇麗なレストランで食事をしたい方にはお勧めかも。
食事の後警察署へ戻って事情聴取をした。
おまわりさんが道路や車の絵を書きながら当時の様子をノートに記入。
車を運転していた人は保険に入っていたので、この紙を持って裁判所に行けば裁判をしてお金を貰える、というような事を言っていた。
でも、大した怪我じゃなかったし、裁判なんてして変な恨みを買いたくなかったので何もしなかった。
モロッコ人もちゃんと保険に入ってるねんな、と変な事に関心しつつ、病院で預けたパスポートを返してもらって警察を後にした。
写真はハディーム広場。
ここには陶器のお店や、その奥にスークがあって、色々な種類のクッキーや、オリーブ等の食料が売られていた。
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