2006/03 - 2006/03
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hoshimeguriさん
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カダフィー大佐、
アフリカ、
地中海、
砂漠…
リビアといわれても
何も分からなかった。
イメージが
湧かなかった。
だから、行きたくなった。
観光鎖国の国、リビア。
でも、実は開かれた
国際的な国だった。
そんなリビアを一人で旅し、
ホームステイした記録。
?サハラ砂漠・ジェルマ・オバリ・セブハ
?ベンガジ
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-
☆リビア第二の都市・ベンガジ☆
アフリカのアラブ、リビア。
イスラム教の国リビア。
でも、
地中海側は真っ青な海と空が広がり、
人々の服装も開放的だった。
町並みもイタリア植民地時代の名残が多く、
白壁コロニア様式が並んでいたりする。
…イタリアか、はたまたギリシャかマルタか?
アラビア語を見て初めて気づく「アラブ」だった。 -
☆ベンガジ☆
金曜日(休日)ということもあり、
町は閑散…店もしまっていた。
ゴーストタウンのような町並みは、
逆にイタリア植民地時代を彷彿させた。 -
ベンガジの沿岸部を散歩するおじちゃん。
体格がよくヨーロッパ的な顔立ち、
日に焼けたような肌の色、
そしてなんといっても、
背筋を伸ばし寡黙に歩く姿…。
典型的なリビアのおじさまだ。
金曜日の昼前、
これからモスクへ礼拝に行くのだろうか。 -
リビアの海岸地帯には、
イタリア植民地時代の建物が多く残っている。
真っ青な空と海との
コントラストが爽やかな白い建物群。
さらに緑一色に彩られたドアが
リビアを感じさせてくれる。 -
人気のない金曜の午前、
旧市街をひとりふらふらしていると、
頭上から「ハロー」と声が降ってきた。
見上げると、
ぴょこぴょこ
まるでもぐらたたきのように頭が3つ。
リビアを、
ましてや観光名所でもないただの街中を
一人で歩く観光客は珍しい。
カメラを向けると、
はにかみながらも嬉しそうに手を振ってくれた。 -
人っこ一人いない金曜の午前。
誰もいない街に
ようやく一人通りかかった。
足早に通り過ぎていく。 -
-
道端でサッカーする子供たち。
リビアでもやっぱりサッカーは大人気。
カメラ向けると、おおお!と大注目され、
試合が中断しちゃったりする。
ゴメン…。
ところで、子供たちの服やボールを見てみると
一瞬イタリアかギリシャにいるような
錯覚を覚える。
隣のエジプトや他のアラブと比べても、
リビア地中海沿岸はやっぱりヨーロッパ的だ。 -
出ました、カダフィー大佐。
独裁政権にはよくありがちな
啓蒙看板・啓蒙標語。
リビアの例外ではなく、
街のいたるところにカダフィー大佐の描かれた
啓蒙看板が立てられている。
ただ、庶民からの支持が
本当に篤いかというと…ムムム。
いたるところに監視の目があり、
批判したくてもできないのが、
やはり独裁政権だった。 -
やっと出会えたリビア人。
リビアは鎖国?と思われがちだけど、
実はとてつもなく国際的な国だ。
というのもありとあらゆる労働者を
外国から受け入れているから。
なんとトリポリは、
住人の60%近くがエジプト人。
30%程度がリビア人で、
残りがナイジェリア・マリ・フィリピン人など。
一種の愚民化政策の結果でもあり、
医者や技術者等の高度なプロフェッショナルは
自国民で育てないのだ。
多くのリビア人はレストランや商店を経営し、
実際には外国人労働者が店員で働いている。
だから、
リビアなのに、リビア人に出会うのは結構困難。
…で、
やっと出会えた貴重なリビア人は
タクシーのおっちゃんでした。 -
☆肉屋さん☆
リビアでは独裁政権だけあって、
何かと政府のお達しが多い。
一般商店の扉は緑、
肉屋の扉の内側は赤、ということまで決まっている。
そして、
一般的でちょっと高級で、でも人気のある肉は…
ラクダ。
写真の看板にも注目してみよう。
ラクダの絵がしっかと描かれているから。 -
典型的な
地中海沿岸部のリビア人のおばちゃん。
なにもこんなに布を巻かなくても…
と思うのは私だけ?
別にイスラム教を云々言いたいんじゃなくて、
強い日差しを避けるためもあるんだけど、
ちょっとテキトーに巻きすぎ感があり。
でも、中のスカート姿は
砂漠地方よりも明るい色使い。 -
ベンガジのスークの
お菓子屋(ヘルワ)さん。
多分エジプト人で、
とても気さく。
果敢にもパイを買ってみたが、
やっぱりシロップ漬けすぎて
ちょっと甘すぎた・・・。
残念。 -
カメラを持ってると
「スーラ、スーラ!」(写真)と声がかかる。
観光客を見ると
珍しがって声をかけてくるのだ。
喧騒のスークのなか、
私が歩くと鳩が逃げて道が出来るように
道ができていた。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- keithforestさん 2010/01/14 05:23:52
- 懐かしく見せて戴きました
- hoshimeguriさん、こんにちわ。
まさかと思って検索してみたら、ベンガジの旅行記を書いておいでの方がおられてびっくりしました。
というのも私が30年前に仕事でしばらく滞在していたのがこの街だったからです。当時と殆ど変わっていない街並みのようですが、人の数がめっきり減っているなぁと思います。尤も金曜日の街だからかも知れませんね。
しかも、街の通りでカメラを構えてもなんの問題も起きない、という事実に驚いています。当時はカメラを構えたのを見とがめて、普通の人たちから取り囲まれてカメラを奪われそうにまでなったのです。
この30年の間に様々なことがこの国に起こりました。とても感慨深く見せて戴きました。どうもありがとうございました。
- keithforestさん からの返信 2010/01/14 05:27:53
- RE: 懐かしく見せて戴きました
- > hoshimeguriさん、こんにちわ。
>
> まさかと思って検索してみたら、ベンガジの旅行記を書いておいでの方がおられてびっくりしました。
>
> というのも私が30年前に仕事でしばらく滞在していたのがこの街だったからです。当時と殆ど変わっていない街並みのようですが、人の数がめっきり減っているなぁと思います。尤も金曜日の街だからかも知れませんね。
>
> しかも、街の通りでカメラを構えてもなんの問題も起きない、という事実に驚いています。当時はカメラを構えたのを見とがめて、普通の人たちから取り囲まれてカメラを奪われそうにまでなったのです。
>
> この30年の間に様々なことがこの国に起こりました。とても感慨深く見せて戴きました。どうもありがとうございました。
あれ? 二回も書き込んでしまいました。ごめんなさいね。
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