2006/02/11 - 2006/02/17
2571位(同エリア4098件中)
早島 潮さん
2006.02.11
クスコ市の世界遺産観光地区の観光を終えて、チチカカ湖観光拠点のプーノへ向けて長駆394?のドライブである。昼食の握り飯を摂ったのはサンパブロ村の土産物屋であった。ここにはアルパカが放し飼いにされていた。
プーノまでのドライブ中、車窓よりインカ時代の関所跡のルミコルカや氷河を観察することができた。屋根瓦を造っているビニパンパ村を通過し、パンで有名なオロベサの町では直径30?はあろうかという大きなパンを買い試食した。昼食後には標高4,335mのララヤ峠を通過した。この峠は太平洋と大西洋との分水嶺になっている。
明日宿泊予定のフリアカの町も通過した。この町は創設25年の新興都市であるが、人口は25万人で今後もますます発展することが予想されている。町の印象は「針山の町」である。つまり、将来の建て増しを予定してどの建物も鉄筋を屋根の上に剥き出しのままにしているのである。中にはもうこれ以上建て増ししなくてもよかろうにと思える7〜8階建ての建物にまで鉄筋が突き出してあった。都市の美観を損なう見苦しい景観だと思った。
2006年2月12日(日)
朝からティティカカ湖に浮かぶウロス島の観光である。ウロス島は現在23あり、一つの島には5〜10家族がトトロで造った苫屋で質素な生活をしている。同じ島に住む住民は何れも血族である。ウロス島とは湖に自生するトトロと呼ぶ葦を積み重ねて造った浮き島のことである。
ウロス島に最初に住みついたインディオの人々は2,000年前からであり、当時とあまり変わらない原始的で質素な生活をしている。
チチカカ湖は塩分が1%あり、昔は外洋と繋がっていたが、アンデス山脈の地殻変動により、外洋とは切り離された状態となった。この湖は8,560平方?あり、水深の浅いところは3m〜4m、ボリビアとの国境付近では284mもある。琵琶湖の面積の約12倍もあるし、富士山よりも高い標高3,812mの高地にこのように大きな湖があることも、日本人観光客にとっては大きな驚きである。
チチカカ湖に棲息している魚は現在5種類である。アメリカよりもたらされた鱒の養殖が現在行われている。
チチカカ湖の波止場からモーターボートに乗って最初にウマウタ島を訪問した。次いでトトロ舟でスマキリ島を訪ね、再びモーターボートでウィニャイトトラ島を訪問した。
チチカカ湖の浮島の見学を終えて、標高3,900mの丘に残るシルスタニの石塔の墓群遺跡へ向かった。
シルスタニには紀元前400年頃、ティアワナコ文化とウカラ文化が栄えていた。11世紀にスペイン人がやってくると、プーノのコイヤ文化がインカ文化に征服され、インカの人々がチチカカ湖周辺に住みつくようになった。
見学した遺跡には11世紀に造られた、石を積んだだけのアイマラス王の墓、13世紀に造られたインカ様式の高さ12mの墓塔があった。墓に埋葬された財宝をスペイン人達が略奪するためだったのか、墓の正面は破壊されていた。太陽神殿の跡、月の神殿の跡も残っていた。
この遺跡には聖霊の宿る場所とされるワカの石も残っていた。
昼食をフリアカのレストランで摂った後、フリアカのマンココバック空港からリマへ飛び、最初投宿したシェラトンホテルへ夕方到着した。
2006年2月13日(月)
7時にリマのホテルを出発して、車窓より沙漠の光景を眺めながらナスカの地上絵を見学するためイカへ向かった。約303?の沙漠のドライブである。
海岸には貧しい人々の草葺の小屋やベニヤ葺きの小屋が立ち並んでいた。最初は草葺きの小屋を作り、お金が貯まるとベニヤ板になり、日干し煉瓦の家へと変わっていくという。養鶏所の鶏舎もそちこちに見かけた。また手入れのされている土地と荒蕪地の違いがはっきり判る土地の対比には人間の営為の素晴らしさを思い知らされた。
通過したカナーテの町は1899年4月3日に日本人が最初に入植した所で今は緑豊かな農地に変貌している。昔は綿の産地であったが、現在では綿の畠は見られない。また通過したチンチャの町は黒人が住む人口2万人のワイン製造の町であるという。
航空機に搭乗するには絶好の無風晴天の条件に恵まれて11時過ぎにはイカの空港に到着した。
この空港にはクスコで入院していた二人の女子大学生も体調回復して、車で送って貰い駆けつけてきた。何はともあれ元気に旅ができるようになったことは同慶の至りである。
飛行機に乗って約1時間半、遊覧飛行をしたが沢山ある地上絵を目視確認できたのは僅か5点程であった。カメラで撮影してはみたが判然と絵だと判るものは一枚もなかった。ここでは地上絵の写真は「イポカンポのガイド・・ナスカの地上絵」所載のものを借用することにする。
ナスカの地上絵は紀元100年以前に広大な大平原の沿岸沙漠地帯に幾何学図形が刻まれた。何故どのように作られたのか世界の科学者達がたてた仮説は沢山あるが未だ真相は解明されていない。多くの謎と神秘に包まれた遺跡である。
ナスカ地上絵の見学を終え、リゾート地のパラカスホテルに夕方7時半に到着した。
2006年2月14日(火)
保養地パラカスでは高地の観光を恙なく終了したので、久し振りに痛飲した。海岸へ散歩に出ようとすると丁度入り日の時間であった。運良くサンセットを撮影することができた。
翌朝8時にはホテルを出て近くの桟橋からバジエスタ島行きのモーターボートに乗り込んだ。バジエスタ島は野鳥やアザラシ等の国立保護区になっており、かもめ、ゆりかもめ、あほうどり、海鳥、ペンギン、アザラシ等の繁殖地になっている。島へ向かう途中、船上から岩の上に描かれたカンデンブロの地上図を見学した。通称「蝋燭立ての燭台」と言われている。創作者や用途は不明である。
バジエスタ島に近づくと鳥の糞の臭いが鼻をつく。島には夥しい数の鳥達が群れていた。
バジェスタ島の観光を終え、リマへ戻りリマ空港からトロント空港を経由して成田空港へ帰国した。
最後に帰路リマ市内で車窓から撮影した海岸と人家の密集した丘の写真を掲げておこう。
完
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サンパブロ村
アルパカ -
サンパブロ村
土産物屋の主人 -
サンパブロ村
玉蜀黍の実を潰している少女 -
サンパブロ村
土産物屋の売り子 -
サンパブロ村
土産物屋の主人 -
サンパブロ村
放し飼いのアルパカ -
サンパブロ村
放し飼いのアルパカ -
プーノへの途中の風景
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ララヤ峠近く
山の上には氷河も見えている -
標高4,335mのララヤ峠
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プーノの街並み
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フリアカの町
チチカカ湖へ赴く途中通過した町。チチカカ湖観光後、再びこの町へ立ち寄り昼食を摂り、この空港からリマ行きの航空機に乗った。 -
フリアカ
将来の増築を見込んだ剥き出しの鉄筋 -
プーノ
カーニバルに参加する人 -
プーノ
カーニバルに参加する人 -
プーノ市とチチカカ湖
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チチカカ湖
トトロが生えている
白い建物はホテルで昔は牢獄であった -
チチカカ湖とトトロ
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チチカカ湖の浮島にある小学校
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トトロ
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訪問した浮島の長老
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浮島で栽培している野菜
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浮島
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トトロ舟
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トトロで作った土産
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トトロ舟に乗り込む仲間
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トトロ舟の出航
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浮島の見張り台
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浮島内のお社
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浮島内の池
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トトロ。建材として利用する
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焼いた石。これで魚を焼く
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浮島で土産物を商う婦人
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食料
左は鯰科のカラチを焼いて干した物
中はキヌア
右はじゃがいも -
魚 カラチ
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浮島で栽培しているトトロ
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トトロ舟
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浮島の長老
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トトロ舟
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太陽光発電機。これの発電した電気でテレビを見る
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訪問した浮島ウィニャイトトラ島の全景
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プーノ市とチチカカ湖
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チチカカ湖の船付き場
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シルスタニ遺跡
上はインカ時代
下はプレインカ時代 -
シルスタニ遺跡
ワカ -
シルスタニ遺跡
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シルスタニ遺跡。正面はスペイン人の略奪のため破壊されている。
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シルスタニ遺跡
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シルスタニ遺跡からの展望
アルパカ -
シルスタニ遺跡の物売り
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シルスタニ遺跡近くの農家
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フリアカ。マンコ・カパック空港のマンコ・カパック像
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リマからイカへ向かう途中の光景
沙漠に建っている貧しい人々の苫屋 -
フリアカのレストランで食べたアルパカのステーキ
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昼食を摂るために立ち寄ったフリアカの町。剥き出しの鉄筋がどの建物にも見られ、「針山の町」との印象が強い
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リマからイカへ向かう途中の光景
沙漠と緑地の境界が判然と判る -
リマからイカへ向かう途中の光景
沙漠と緑地の境界が判然と判る
緑地には水の配管が施されている。 -
リマからイカへ向かう途中の光景
鶏舎を沢山見かけた -
イカの空港
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イカ空港
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イカ上空
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操縦室
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イカ空港上空
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地上絵の配置図
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目視確認できた地上絵
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ハチドリの絵
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目視確認した地上絵
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パラカス海岸の日没
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パラカス海岸全景
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パラカスの波止場
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カンテンブロの地上絵
燭台の蝋燭の形 -
バジェスタ島
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バジェスタ島の野鳥の群れ
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バジェスタ島と遊覧ボート
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海豹
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ペンギン
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バジェスタ島。
洞門の下に海豹が群れている -
バジェスタ島
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バジェスタ島
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バジェスタ島
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リマ海岸の日没
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リマの海岸
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リマの人口密集地
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