NZでワーホリの日々　ゴールデンベイは最高！！

2002/07 - 2003/06

ＮＺ一周旅行、まずは南島を逆時計回りに一周することにしました。

南島右上の Marlborough Sounds （マルボロサウンズ）での2週間のファームステイを終え、まずは Nelson （ネルソン）という町へ。
ここでまた新しいファームステイ先が見つかるといいんだけど...と思いつつ。

エリア ニュージーランド

ネルソンの教会。青空に映えて、きれい！
この町は明るくにぎやかで、きれいなビーチもあるし、すんごーく！いい雰囲気。

WWOOF のホストになってるファームも周辺にたくさんあるみたいだし。さっそく何軒か電話して、一度見学に行くことに。
でも結局そこは今は人手が足りているらしく、残念。

同じ教会の裏手で。結婚式の準備してました♪彼らは、新郎新婦の友人かな。

結局ここネルソンではステイできるファームを見つけられず、4−5日のんびり滞在を楽しんでからさらに南島の上端まで行ってみることにしました。

でも、ほんとそれまでの2週間は世間と切り離された生活を送っていたので、スーパーで好きな食べものが買えることや、インターネットカフェでメールが送れることが嬉しくてしょうがなかった（笑）。たまには町での生活もいいもんだ〜。

というわけで、ネルソンからバスに乗ってMotueka(モトゥエカ）に到着。

もう少し行くと、ＮＺのトレッキングルートでも有名＆大人気の「エイベルタスマン国立公園」があるところなので、この町はトレッキングやカヤッキングを楽しみに行く旅人が必ず通ってインフォメーションを集めたり買い物したりする町。

だから、町としての機能は十分果たすわりと大きめの町なんだけど。なーんか私にはしっくりこない町でした。

泊まったバックパッカーもいけてなくて、フルーツピッキングのために長期で滞在してる若者労働者がたくさん泊まってて、なんか落ち着かない。あ、そうそう果樹園のたくさんある地域なのです。

なので、ここいらもWWOOF に登録してるファームがたくさんあり、また何軒か電話攻撃。

しかしやっぱり受け入れ先決まらず...。うーむ。
思った以上にWWOOF のシステム活用作戦難航。

やっぱりもう11月になるから気候もどんどん良くなってきてるし。ファームステイを目的にＮＺに来てる若者って多いのかも。競争率かなり高し。

でも私もどこでもいいってわけではなく、一応リストに載ってるホストの情報は全部読んで、自分に合いそうなところを選んでるし、選びたいからなあ。
（ホストによっては、菜食主義者希望だったり、小さい子供の面倒を見てほしいところもある。まあ行かなきゃわからないけど、私はまず文面からピンとくるところだけに電話していた。）

とにかく、このMotueka という町の雰囲気がどうしても好きでなく、2泊してとっとと次の町に行くことに。

でも一応周辺散歩はしてみました。上の難破船？の写真はMotueka で撮ったもの。これ、いつからここに放置されてるんだろ...。

左の写真の場所、けっこうお気に入り。ぽつん、と置いてあったピクニックテーブルでおやつを食べた。

ま、この調子だとファームステイで各地を転々としていくのはけっこう難しそうなので、それならそれで純粋に旅行を楽しめばいっか！と半ば開き直って翌日はGolden Bay ゴールデンベイを目指すことにしました。

これもMotuekaで。
すんごくＮＺらしい風景！
青空＋牧草＋雲＋並木。大好きな風景。

で、Motueka を小さなバスで出発し、一路ゴールデンベイにあるバックパッカーズを目指します。

とにかく南島の一番先頭まで行って、どんなところなのか見るだけ見てみたかったので。

で、その周辺には数件のバックパッカーズがあるんだけど、最初に電話したところは出なかったので、その次にかけてたまたま予約がとれた「The Innlet」に行くことに。地図で見ると相当最果ての地。どんなとこなんだろ...。

それにしても、ゴールデンベイに通じる道はけ〜っこう厳しい。一本しかない山道を相当ぐねぐね回りながら走っていく。車酔いしやすいタチの私には辛かった...。

このバスは、一応 Collingwood（コリンウッド）という小さな小さな町まで行くのだけど、私の泊まるＢＰはさらに10km ほど先。運転手さんに追加料金を払って、ＢＰの前の道まで行ってもらいました。こういう相乗りタクシーみたいな気軽さがＮＺのいいところ（笑）。

で、辿り着いたGolden Bay。
こんなかわいいポストが並んでる先は、すぐビーチです。
行ってみたら...

ええええええーーーーっ！！！

なんじゃこりゃ！！

き・れ・い！！！！！！！！！！！！！


すんごぉぉぉぉく感動してしまいました。

ここはとても遠浅なので、潮がひくとこんな風景がずっと広がってるの。

こんなに澄んだ、静かな海の風景は初めて見たのです。
120%魅了されてしまいました。

見て！このキレイな海水。

しかもしかも。極秘ですが、この辺りでは、アサリによく似たおいしい貝がたくさんとれるのだ。

それを知った私は、もう夢中で潮干狩り（笑）。

何が素晴らしいって、こんなに素敵なところなのに誰もいないところ！なんで！！！？？？？

田舎って素敵♪♪

で、そのバックパッカーズ「The Innlet」がまためちゃめちゃ気に入ってしまった私。

オーナー夫妻はフレンドリーだし、ドミトリールームのベッドは2段だったけどしっかりした木造で寝心地良かったし（コレ重要！安いパイプの2段ベッドなんかだと、揺れるしギシギシきしむしで最悪）、とにかくなんだか落ち着ける〜！

こんな、海も山もあるところでしばらくのんびりしたい！

朝焼け。

わざわざ早起きして、朝焼けを見るためにビーチへ。
もちろんだ〜れもいない！

ずっと見ていても全然飽きない...。
毎日こんなのが見れたら幸せだろうなぁ。

よし！ここのバックパッカーズで働かせてもらえるようにお願いしてみよう！！

でも、私の英会話力では私の真剣な気持ちがうまく伝えられないかも。ってことで、早速ここに着いたその夜に、一生懸命手紙を書いた私。

この場所、このバックパッカーズがすごく気に入ったこと。
働く代わりに、しばらくここに置いてほしいこと。

それを翌日オーナーの奥さんに渡して、読んでもらいました。

そしたら、なんとＯＫが！！

ちょうど、もう一人ドイツ人の女の子が数日後からワークエクスチェンジに来るんだけど、もう一人いてもいいからって。

やったぁ〜！！

バックパカーズで働くなんて考えてもいなかったけど、ここにいられるなら嬉しい！頑張るぞ〜。

というわけで、2日間はゲストとしてここに滞在して、3日目から働くことになりました。

20人くらいしか泊まれない、ほんとにこぢんまりとしたこのバックパッカーズ。私の仕事は部屋やキッチン、バスルームの掃除やベッドメイキング。

それ以外にも、大きな畑があったので、その雑草むしりとかロッジの壁にオイルを塗ったりとか、薪を移動させたりetc...

もともと家事好きな私には、こういう仕事は思いのほか合っていたらしく、全然苦にならなかったし、毎日新鮮で楽しかった〜♪

毎日４-５時間働いて、午後は自由なのでのんびり海岸を散歩したり、潮干狩りに精を出したり（笑）、自転車を借りて近くを散策したり。

昼食と夕食は、海の見えるめちゃめちゃ素敵なオーナー夫妻の家で一緒に食べてました。畑から摘んできたばかりの野菜でサラダを作ったりして。なんてシンプルかつ贅沢な暮らし！！！

結局、半月ほどここにいた。

一日オフをもらった日には、南島最北の地にあるビーチへ行ってみた。

ビーチに辿り着くまでに２０分ほど牧草地と丘を越えて歩かなきゃいけないんだけど、砂地に足を取られながら丘を登りきると、突然目に飛び込んできた空と海の青。

またまた大感動。

大声で叫びながら走り回りたいような、それとも嬉しさのあまり砂の上を転げまわりたいような、とにかくもう体の真ん中からここに来れた感動が押し寄せてくるような、本当に素敵な場所だった！！

こんな砂浜、初めて見た！！

黒っぽい砂と白っぽい砂が、波打ち際に模様を作ってる。

多分、それぞれの砂の重さが違うから、波が打ち寄せてかえす度にこんな風になる...のかな？

とにかく神秘的。

裸足で歩くのがすごく気持ちいい。

一緒に行った、スイス人のPatricia 。

「また必ずこの場所に来たい！！もし結婚したら、絶対にこのビーチに彼を連れてきてあげたいよね！！」
って二人で話してた。

実は私は、この４ヵ月後にＮＺで今の旦那さんと出会い、さらに10ヵ月後には彼と一緒にこのビーチをまた訪れることができました。

Patriacia と話してたあの時には、まさかそんなにすぐにこのビーチに戻ってくることができるとは夢にも思わなかった〜！！

それにしても、なんで、なんでこんな素晴らしい場所を独占状態で楽しめてしまうの！？日曜日だったのに、ほんとにあと数人地元の人がいただけ。

こんなとこに永住した〜い！！！

アザラシもいます！

このビーチは、もう何十年も、何百年も昔から、今とほとんど同じ景色でここにあるんだろうなあ。

これからもずっと同じであってほしい。

ＮＺでは初夏にあたる11月、雨が降ることも多かったけど、ここで生活した半月間はほんとにほんとに幸せでした！

でもそろそろここを出ないと、ＮＺ一周はまだまだこれからだし！

とってもお世話になった「The Innlet」、私の大好きな場所になりました。しかも、オーナーの紹介で次に働く場所も決定！！

なんとＢＢＨ（Budget Backpackers Hostels = ＮＺでＢＰを探す時に絶対お薦めのシステム http://www.bbh.co.nz/）
の人気ランキングでも常にトップ３に入るほど人気のＢＰ「Beaconstone」で働けることになりました！

なんてラッキーな私！！
次の旅行記にはそこでのことをまとめていきます♪