2002/09/16 - 2002/09/19
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toukennさん
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ちょっと旅
いにしえの鉄のふるさと
旅と鉄が好きな私が、頭の隅にうごめいていることがある。それは中国・山陰地方のこと。日本海沿いに国道9号線を利用し、山口県を訪れたことはあったが、今回「鉄のふふさと」と私が思い込んでいる島根県の山間部を訪れた。
山陰道の安来ICを降り県道45号線を南下し、国道432号に入り、仁多郡仁多町へ向かった。国越えの久比須峠を越えるとそこは亀嵩。松本清張の小説で有名だ。道が村中に近づくと、斐伊川の支流にあたる。この川の支流でも砂鉄を取った跡があったはずだ。秋、きれいな黄色に色づいたカエデの小山が黒い砂鉄を抱いて今もここに眠っていると思うと、心がときめき、宝の山に迷い込んだ戸惑いと喜びに似たこころもちだ。
道を吉田村へとった。ここ吉田村は昭和に「たたら製鉄」を復活させた村だ。砂鉄の産地へきて初めて知ったことが2つある。1つは砂鉄には黒と赤があること。もう1つはたたら製鉄にも水蒸気爆発が起こるということ。
歴史の中で、長い石器時代、青銅器の時代が過ぎ、鉄器の時代が始まる。ここ山陽、山陰地方が時代の先端を行くハイテクタウンとなったことが想像される。そして鉄は今に至るまで産業の中核にあると私は確信する。鉄の偉大さは時に硬く、延性に富み、他の元素と混じり性質を変え、その変幻自在さにある。それでいて土中、水中では不安定になりサビ(酸化鉄)となって、ついには消えてしまう。また見た目は変化していないようでも、鉄自体が部分電池を作り、自ら微細な穴を開けてしまう。いわゆるピンホールだ。鉄と自分を比べ、自虐的なところがそっくりに思え滑稽(こっけい)だ。
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