1972/10/23 - 1972/10/23
49位(同エリア53件中)
ソフィさん
1961年10月23日(月)
先週フランス政府の窓口から話のあった、ヴァンデーのグリモーさんのところに出掛ける。
行き先は、フォントネー・ル・コント、人口7千人の小さな田舎町である。
パリ発8時09分の列車で、二オールに13時10分着。
ここで乗り換え、13時48分発、目的地に14時28分に着く。
私はこの話があったとき、二つ返事で行くと決めた。
その理由は、このような田舎に、新技術が開発されつつあることへの興味である。
そして、70歳になんなんとするグリモーおじいさんとはどんな人なのか、一度会って見たい。
フランスの田舎に泊り、そこに暮らす人を知りたい。
さらに、ヴァンデーというフランスでも有名な、保守色の強い風土も訪ねたい。
「ヴァンデーの乱」は、フランス革命のさなかに、王党派の農民たちが革命政府に反旗をひるがえして、3年ほどの間に、40万人に及ぶ死者を出し、この地方に残った生存者は僅か1万2千人だったとの記録が残されている。
はるばるやって来たフォントネー・ル・コントの駅前は、ひっそりと静まり返って、平和そのものだった。
グリモーさんが予約してくれた、ホテル・ド・フランスは駅に近く、この町ではナンバーワンらしい。
一泊6.6フラン(約500円)は安いが、夕食のメニュー10フラン(720円)は、私の財布にとって重荷である。
泊り客はほとんど見えないが、このレストランは、町一番の社交場のようだ。
着飾った町の人たちが、ささやかなシャンデリアの下で、楽しそうに話しながら、ゆっくり夜を過ごしている。
私はその中にあって、一人黙々と食べ、キャラフのワインを空ける。
デザートのプリンを褒めたら、「どうぞご自由に」と、プリンのいっぱい入った鍋のまま持ってこられた。
お陰様で、お腹がいっぱいになった。
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