猫探し【チリ（中部パタゴニア）編】

2002/12/15 - 2002/12/23

猫探し【中部パタゴニア編】です（もっとも，この時の旅行では，猫はおろか，動物の写真も全く撮れませんでしたけど・・・）．中部パタゴニアは，北のアタカマ高地や南のトーレス・デル・パイネに比べると，まだまだ観光地としては知られていませんが，自然のすごさは，これらに勝るとも劣りません．難点はやっぱり「旅行しにくい」こと．道路もロクに整備されてないし，バスの本数も少ないので，どうしても時間がかかってしまいます．中部以南のパタゴニアは実質的に「夏場」しか旅行できないのも，行きにくい理由の一つだと思います．

エリア その他の観光地(チリ)

【海鮮料理】
パタゴニアの名物は何と言っても魚介類と羊．私の場合，羊はともかく，新鮮な魚介類には目がないので，チリのように，お刺身を食べられる国では，常にマイ醤油とマイ山葵を持ち歩いています．この旅行記の表紙に使った南極蟹もそうですが，とれたての魚介類に冷えたワイン・・・絶品です．

【プエルト・アイセン1】

パタゴニアツアーの船も立ち寄るプエルト・チャカブコ港．少しは何かあるだろうと期待して行ってみたのですが，見事なほど何もなし．港の雑貨屋さんでコーヒーを飲んで，そのまま帰ってきてしまいました．

【プエルト・アイセン2】
船で着いた人は，プエルト・アイセンがパタゴニア旅行の出発点になります．どうってことのない田舎町ですが，プエルト・ナターレスなどと違って，観光客がゴロゴロしている所ではないので，それなりに素朴さがありました．

【プエルト・アイセン3】
こんな滝があちこちにありました．

【プエルト・アイセン4】
中部パタゴニアは，山と川に囲まれ，所々にこうした農家が点在しています．

【バルマセダ】
中部パタゴニアの入り口，バルマセダ空港．アルゼンチン国境すぐ近くにある空港のため，飛行機が飛び立つと，眼下に広大なパンパを見ることができます．チリ側の湖沼地帯とは全く異なる風景に，ちょっと感動しました．一口でパタゴニアと言っても，色々あるんですね．

【エル・サルト滝】
中部パタゴニアで一番大きな街がコジャイケです．山肌に張り付くようにできた街で，プエルト・アイセンから来ると，途中でコジャイケの街が一望できる場所がありますが，残念ながらローカルバスを利用したために，ノンストップで通り過ぎてしまいました．エル・サルト滝は，コジャイケから南下し，アルゼンチンと共有するヘネラル・カレイラ湖（チリでは一番大きな湖とか？）に行く途中で見ることができます．

【牧場とアンデス】
チリの風景を結構見慣れている私でも，思わずうっとりしてしまうほど，きれいな景色でした．

【４WD】
コジャイケの街を外れると，すぐに道路事情が悪くなるので，こんな4WDでないと，なかなか旅行は困難です．

【アンデス】
氷河を戴くアンデスの山々が眼前に迫ってきます．

【山と川】
アンデスと氷河から流れ出る大河．正に「自然」という言葉が相応しい，中部パタゴニアの風景です．それでも，南部パタゴニアほど荒涼とした風景にはならず，何となく安らぎを感じることができるのが，中部パタゴニアの良いところでしょうか？時間があれば，こんな所で，思いっきりフィッシング三昧と行きたいところです．

【遺跡】
落書きではありません．先住民が残した立派な遺跡だそうです．こんな場所で，どんな暮らしをしていたのかな〜と，想像を逞しくしてしまいます．少なくとも，学歴や通勤地獄とは無縁だったはずです．ウラヤマシイ・・・

【川】
バルマセダから南下するにつれ，徐々にパタゴニアらしい荒涼感が出てきます．観光客はおろか，住んでいる人もろくにいないので，無言でいると，ちょっと怖くなるような感じになります．

【ヘネラル・カレラ湖1】
ついに，来ちゃいました．ヘネラル・カレラ湖です．湖畔のレストハウスでちょっと一休みしながら，ひたすら湖を眺めていました．

【ヘネラル・カレラ湖2】
どこまでも青い湖面，それでいて不気味なほど静まりかえっています．空を見上げると，パタゴニア特有のどんよりした雲．それが湖に更なる荘厳さを与えているようです．この景色を眺めていると，日常のちっちゃなことなんて，「どうでもいいや」と思えてきてしまうのは私だけ？？（だから，未だに日本の生活に適応できないのかも知れないけど）