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メコンの旅

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2005/04/13 - 2005/04/22

1669位(同エリア1787件中)

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gowest_lookeast

gowest_lookeastさん

4月13日

モーハン(中国側のラオス国境の街)行きのバスターミナルまで歩いて行く。

昨日も思ったんだけど、マイクロバスとかライトバンみたいなバスでも、バスターミナルではチケット売り場があって、プリンタで打ち出したチケットが出てくるねんね。

効率的なのか、非効率的なのか、よくわからんけど。



1時間くらいでモーハンのイミグレ着。中国イミグレでの手続きはアッサリ終わって、白タクでラオス側へ。ただ、歩いて10分くらいに見えたんで、歩けばよかった。国境線の表示は素通り。

ラオス側で$30払って、ビザ取得。時差があって1時間戻って、10:30になる。

ターミナル(とはいってもただの野原)にトラックバスが止まってて、どうやらルアンナムター行らしかったのだけど、ドライバーがいなくて、まつこと1時間半。結局別のトラックバスが来て、これに乗っていくことに。

野を越え、山を越え、14:00にルアンナムター着。

バスが街に入ると、いきなりピーマイラオ(水掛祭)の洗礼。

リュックはほぼ無傷ながら、身体は半分くらいぬれる。身体はいいんだけど、リュックに直撃食らったら、シャレにならんがな。

久々のビアラオ。むちゃくちゃうまい!


4月16日

7:30にターミナルに行ったら、フエサイ行のバスは半分くらい埋まってた。

食料を買い込んで、通路側に陣取るも、ありがちながら通路にも板を通してそこにも人が座る。

8:50に出発。たったの200kmなのに、道が悪いせいもあってか、チンタラ走って全然進まん。8時間かかって、フエサイ着。

砂埃で車内はモウモウとするし、いい加減疲れた。今まで色んな所でバスに乗ったけど、ちょっと凄いバスだった。

フエサイのターミナルについて、ここから乗り合いのトゥクトゥクで市街地に向かうが、危惧していた通り、ここでも水鉄砲&粉攻撃。被弾のため、上半身のシャツは大破。

ホテルに入って、砂埃を落とすシャワーのついでに洗濯までやって、屋上に干しとく。


4月18日

1泊2日のスローボートでルアンプラバン着。

前回、スローボートで来た時は、ボートの故障で遅れに遅れてかなり夜遅く着いたんだけど、今回は陽があるうちに着いた。



メインストリートはそんなに変わってないけど、横にそれた所が大発展してて、ゲストハウスも山ほどある。昔みたいに小汚い木造じゃなくて、キレイな建物。その上、値段が安いという素晴らしい状況。

NHKが見れるTV、エアコンにホットシャワーで、コンドームはつかないけど500Bなら文句なしでしょう!!!



メインストリートには夜になるとマーケットも出て、賑やかじゃないか。



4月21日
大変な一日だった。まさにWhat a day!!!



バンビエンへの移動の途中、事故に遭遇。

ミニバスが谷の底に落ちてて、俺らのバスが事故現場に着いた2台目のミニバス。

俺らのバスもそうだけど、先着してたミニバスもファランバス。

バスは深さ50mくらいの谷に落ちてて、人間の引き上げは終わってたんで、多分事故の後1時間は経ってたと思われ。

俺が見たのは3人の遺体と、4人のけが人。そのうち1人は、辛うじて歩ける状態だが、残りは横たわってうめいてる。被害者はぜんぶ中国人。

先着してたファランのグループは、「大丈夫か? しっかりしろ!」モードで対応中。

とにかく、こいつら病院に運ばんとヤバイやろ、ってことで歩ける一人はともかく、残りの生存者をどうにか持ち上げて車に乗せることに。

ファランが持ってたシーツを担架代わりにして載せるんだが、腰とか背中を痛めてるんで、載せるだけでも大変。

どうにか3人を車に載せて、病院に行かせる。



ここで、俺に事件ボッパツ。俺のカバン、ないがな。



ずっと肩からかけてたんだけど、生存者を運ぶときに邪魔になったんで、道路脇に置いといたんだが、これが、ない。。。。 あー、誰かに持っとくように頼めばよかった。

周りのファランに聞いたら、「そういえば、カバンあったけど、ないな」

可能性としては、さっき載せていった車にドサクサにまぎれて載せられたか、あるいは野次馬ラオス人(20人くらいいた)にパクられたかのどっちかだが、後者だとシャレにならんぞ。

パスポートとクレジットカードと現金ほとんど入ってたやん。

そもそも後者だとすると、もう打つ手ナシなんで、車に積まれて行ったと思うしかない。

つーことで、俺らの車も出発。

先着してたファランバスは、搬送に使ったんで、あぶれたファランが10人くらい。俺らのバスに乗れるだけ乗って先に進む。

1時間くらいでカーシーの街に着く。ただ、ここには病院ないんで、搬送先はバンビエンとのこと。(ドライバーも大して英語通じないんで、これだけでも大変)



一応、ポケットには$100近くはあったんで、最悪でも2〜3日は大丈夫だよなあ。とか思いつつ、バンビエン着。ソッコーで病院へ。

で、女医さんがいたんだけど、案の定、ここでも英語が通じずに一苦労。

最初はどうやら生存者の友人と思われたらしいんだが、そうじゃなくて事故現場で運ぶのを手伝っただけで、その時カバン無くしたんで、生存者を運んだバスでカバンも運ばれてないか、探しに来たんだ、ということを伝える。(今、考えると、よく伝わったな。コレ。)

すると、どうやらその車、そのまま首都のヴィエンチャンまで行っちゃったらしい。マジかよ〜。もう、崩れ落ちそうになる。

ただ、バンビエンのこの病院には生存者一人だけいて、彼女もヴィエンチャンに運ばないといけないんで、救急車が来るのを待ってると。その車にスペースがあれば、一緒にヴィエンチャンまで行っていいよ。ってことで、女医さん、話がわかるじゃないか!

ただ、救急車が来るまでまだ1時間以上かかるということなんで、ヴィエンチャンに着くのはどう考えても夜遅い時間。まあ、そんな事も言ってられないよな。なんつってもパスポートだぜ。

で、しばらく待ってたたら、ちょっと状況に変化。

ヴィエンチャンまで行った車には、どうやら一人ファランが付き添いで乗ってたらしく、彼からのメモが届いた。厳密にはファランじゃなくて、マレーシア人なんだけど、華僑で中国語が話せるんで、通訳代わりに乗っていったらしい。

メモには現場に残った友人宛てのメッセージでメールアドレスがあったんで、とりあえず、そこに俺のカバンがあったかどうか、メール打っとく。



そんでさらに待つことしばらく。救急車が来た。

ここでもう一つ新展開。救急車と一緒に、中国大使館員が一人、ラオス保健省の役人が一人。

ラオス保健省の役人は、おばちゃんで、女医さんといろいろ話した後、俺の所にやってきた。

そこで事故現場にいたのは俺だけだったんで、事故後のことしか知らないながら、状況を説明して、ついでに俺の荷物の事を説明。英語バリバリに通じて助かった。そんで、このおばちゃんイイ人で、俺が困ってると言うと、「そんじゃ探してみよう」っつって、ヴィエンチャンに何本か電話を入れたら、あら不思議。

しばらくしてどうやって連絡取ったのか、例の搬送に使ったミニバスに繋がって、どうやらそれらしいカバンがあると。しかもそれは今バンビエンに戻る途中で、21:00くらいにはバンビエンに着くだろうと。



本当に俺のカバンかどうかは確定できなかったんだけど、とりあえず俺はバンビエンに残って待つことにした。救急車はヴィエンチャンに向かうんで、おばちゃんにお礼を言って別れる。



ともあれ、バンビエン1泊は確定なんで、宿を確保してバスをひたすら待つ。

21:30くらいにバスが戻ってきた。やっぱりあのマレーシア人の男の子だ。

そんで、おれのカバン!!!

ぐはー。一時はヴィエンチャンの大使館で再発行かと思ったが、よかっただよ。

ゆっくりメシ食って、ねる。

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  • パクベン行のバス。まだ半分くらいしか来てない。

    パクベン行のバス。まだ半分くらいしか来てない。

  • ラオスの旗。

    ラオスの旗。

  • ルアンプラバンへのメコン下りの途中、山焼きをやってた。

    ルアンプラバンへのメコン下りの途中、山焼きをやってた。

  • ルアンプラバン

    ルアンプラバン

  • 谷底に落ちたバス

    谷底に落ちたバス

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