2003/12/04 - 2003/12/11
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ハートネッツさん
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第2弾のワインツアーは前回のツアー中にガイドさんからクリスマス時期のアルザスは本当に素敵ですよ、と言われその場で「次はアルザスだ〜」と場所が決まりました。今回はなるべく直行便をという党首のご要望で、帰りがドイツのハイデルベルグからでしたので、ルフトハンザ航空で出かけることになりました。旅は前回の最終地パリから始まりました。
終えたところから次の旅を始めるなんておしゃれでしょ。それもフォーブルサントノーレにあるホテルでの宿泊、クリスマスイルミネーションに輝くパリを堪能・・・、ところがナントその一等地があだとなり、次の日のシャンパーニュ地方への出発がパリの渋滞に巻き込まれパリの脱出に1時間以上掛かり、予定のワイナリーの予約が大混乱、そこへもってきて、今回は現地担当のKさんが仕事の関係で参加できず、さ〜どう乗り切るのか・・・
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やっとのことでパリを脱出、最初に向ったのは
シャンパーニュ地方です。予定が大幅に狂いまずは
腹ごしらえとなりました。レストランの隣が
カルフールで時間がないと言うのにスパー大好きメンバーはチェックしないではいられません。
最初のワイナリーはモエ・エ・シャンドンです。
すっきりしたおしゃれなワイナリーを宝塚タイプのワイナリーのイメージにぴったりなすっきり素敵な日本人の従業員の方に説明をしてもらいながら回りました。ここはナポレオンに関係が深くて
ナポレオンの贈った樽や、ナポレオンの絵でよく見る
帽子がありました。時間がないというのに皆はショップに入り込み、私は携帯で次のワイナリーに連絡と綱渡りです。 -
次に向ったのが、ポメリーです。最初に頼んだ日本人ガイドの時間には間に合わず、何とか頼みこみ、最終のフランス語ガイドの回に飛び込みました。一緒に周る方が待っていてくださったようです。ランスにあるポメリーは早くにご主人をなくしたポメリー婦人によって大きくされたドメーンです。彼女はただ発展させただけではなく、芸術家の庇護もした人で、その伝統は今も続いています。ガリアローマ時代の石切り場跡がカーブとなっており地下20〜30mという深さで広さも何キロにも及びます。写真の長い長い階段を何処までも降りて行きました。カーブの壁には巨大レリーフが彫られ、シャンパンボトルの並ぶ横に現代彫刻が置かれていて、一風変わったミュージアムを歩く雰囲気でした。所々に東京とか、サンフランシスコとか世界の街の名前のプレートが掛かっています。あまり広いのでカーブの中で迷う人があるので、迷った時に自分が何処にいるかを伝えるためのプレートだとのことでした。
ワインのツアーというと飲めないからと敬遠する方がありますが、いえいえ、普段では目に出来ないような
芸術や建物に出会うことが多くて、なかなか侮れません。ここでも万博に出品されたガレの素晴らしい彫刻が施された大樽を見ることが出来ました。 -
アルザスへ向う途中に昼食のためにアールヌーボーの町ナンシーに立ち寄りました。街の至るところにアールヌーボーの時代の建物が見られます。写真はその一つナンシー商工会議所玄関です。ここでは
代表的な建物の一つ、エクセシオールフロでドームのランプの下、グリューベルのステンドグラスを眺めながら最高の気分で食事を楽しみました。その上、池上正太郎さんの旅行記を読まれたIさんが行きたいと言われていたお菓子屋さんが直ぐそばにあり、本に出ていた言うマカロンを買いました。もちろん有名なスタニスラス広場も訪ねました。いつかもう一度ナンシー派美術館を訪ねたいねと後ろ髪を引かれながら街を後にしました。 -
ところで、ツアープランをたてていると、コースの途中でトイレ休憩の関係などで、何処へ立ち寄ろうかと言うことがあります。そんなことで、見つけたのがバカラ村です。あの有名なバカラはバカラという場所で作られているのですね。大きなショールームがあり、遠くからでもキラキラ輝いていました。裏にはガラス工場と今でも使われている職人さんの住宅があります。この住宅が長屋のように続き、玄関や窓の色がとても可愛かったです。記念に皆何か一つを買いましたが、指輪を見せてもらったときには、店員さんに直ぐにしまわれて、「どうせ買わないだろう」いや、「どうせ買えないだろう」態度にはがっくりきました。実際買えないからくやし〜い、「あんな割れるような物いらないよ」は負け惜しみ、割れようがどうしようが全然平気なのが金持ちなんでしょうね。
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そうこうしながら、ついにアルザスワイン街道の中心地、美しい木組みの町コルマールに到着しました。いつものように観光に便利な町の中心にあるホテルです。場所を聞きながらどんどん進んでいくとホテルの前からはクリスマスマーケットです。この時期バスの乗り入れは禁止だったのですね。でも入って来てしまったのだから、おまわりさんが何人もやって来て、とにかく後ろに続いている車のクラクションのなか、大渋滞を引き起こしながら荷物をバスから街角にほっぽり出しました。帰る日には延々と町中をカバンを引いてバスのところまで歩かなければいけなかったので、知らないと言うことはいいことだったと改めて思いました。ところでこのホテルの従業員のおじさんは話し好きです。夜寝る前にお客様とお湯をもらいに行ったら電話中です。隣が台所なので湯を沸かして、しゃべっているうちにお湯がなくなってしまいました。やり直して、又、しゃべっているので注意したら電話で話しながら台所へ飛び込み、湯の入った鍋ごと渡されました。こちらは怒る前に、エレベーターに乗りながら
鍋を見て、笑いが止まりませんでした。 -
このアルザスはクリスマスツリーが始まったと言われるクリスマスのメッカです。行って見てびっくりなのは、ドイツのクリスマスマーケットと違って、小さな村々が点在して、その村全体がクリスマスマーケットとなるんです。ワイン畑に囲まれた村々へは一本しか道がなくて、当然駐車場もそんなにありません、ましてバスです。大渋滞も大渋滞、ワイン畑の細い道にも車がところ狭しと駐車してあります。アルザスの真珠といわれるリクヴィルも日本の初詣状態で人波につられて歩いて気づいたら村の外だった状態です。そんな中シュバイツアー博士の故郷、カイゼルスベルグは朝に行ったこともあり、比較的ゆっくり村を楽しむことが出来ました。写真のように屋根の上にはコウノトリが巣を作っていました。
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コルマールに2連泊の後、ストラスブールへ向け出発しました。途中、オー・クニグスブール城に立ち寄りました。このお城は丘の上にあるので、アルザスの村々を望むことが出来天気も晴れ渡り気分は上場でした。ところが途中で狭い道を進んで行くと、なんと工事中です。車の向きをかえる場所をもなく延々とバックで戻ることになりました。ヨーロッパの運転手さんは日本のようにバスガイドさんもなく一人だけで、それでいて、田舎は結構狭い道が多く、都会は路上駐車で道幅が狭くなっているのにすれすれですり抜けていくのですから、そのテクニックには脱帽です。どうやら向きは変わったのですが、さっきの分岐点に戻るのかなと思ったら脱力してしまいました。何しろそれって30分くらい先なんですから。
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そんなこんなで、ストラスブールに到着、EUの本部があるくらいですからここは大きな街です。ドイツに近い街なので、街の人の顔もドイツ人ぽいです。アルザス事態がフランスよりもドイツ的な雰囲気でした。ノートルダム大聖堂の中にある仕掛け時計は15分置きに仕掛けが見られますが、よっぽど暇がある人意外は待つ必要がないと思います。この仕掛けを待ったせいで、プティット・フランスを見る時間がなくなり、いまだにストラスブールの話になるとこの時のガイドさんの時間配分の悪さにブーイングが出ます。ストラスブールのクリスマスツリーは高さが高いことで有名ですが、昼間でしたのでただ高いだけでした。
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ワイン党のツアーの時には大きな街よりも出来るだけ小さな町で宿泊するようにしています。ですから今回もストラスブールに泊まるのを止めて、近くの小さな町オベルネに滞在しました。ホテルも雰囲気があって素敵です。食事までに時間があったので、ホテルに頼んでワイナリーを紹介してもらいました。ワイン畑の中を歩いて小さな家族経営のワイナリーに着きました。家族で瓶詰めをしている最中です。フランス語しか話せないおばあさんが私たちを案内してくれましたが、ホンワカとしたムードでいい交流が出来、夕闇の中、ホテルへ帰りながら、皆とても幸せな気持ちでした。オベルネはこじんまりとした美しい温かい雰囲気の町で、近かったらいつでも来れるのにね〜と皆の「又訪ねたい町」の一つになりました。町の雰囲気はパンフレットの写真から感じてください。
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最後の滞在地はハイデルベルグです。ここもフランクフルトの空港から帰るのに、フランクフルトに滞在するのでは味気ないからと、この街にしました。丁度クリスマスマーケットも始まり、サンタさんと記念写真を撮ったり、ハイデルベルグ城へ上るケーブルが止まっていたので、エッチらこっちらと本当に急な坂を上って行きました。帰る時など転がり落ちた方が早いような急さです。とのんびりハイデルベルグを楽しむことが出来ました。ただお客さんの一人が仕事の関係で一日先に帰国されました。ハイデルベルグを見れないお客様のために、運転手さんがくるっとハイデルベルグの外周を周ってくれました。アルテ橋のたもとで車を止めてもらえたので川の対岸からハイデルベルグを写すことが出来ました。こうして第2回のワイン党のツアーは無事に終わり、いつの間にやら、次回は「スペイン」と決まっていました。と毎回素敵な旅なのに
この時も私を入れて7名の旅でした。次回はどうなりますことやら・・・
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