2005/08/01 - 2005/09
199位(同エリア322件中)
マリリンさん
留学中、幸いな時間のある全ての週末は周辺への旅行に出ておりました。それらの観光への手段は、現地ツアー会社によるツアー、列車、または友人の車と様々な形で廻りました。後で後悔のないように、観光地では決してないような場所でさえも、色んな物を観て記憶に留めておきたかったのです。今でも、ひとつひとつ決して忘れられない光景が私の中に鮮明に残っていて、素晴しい思い出です。
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*シュノンソゥ城*まずは手始めに学校斡旋で地元ツアー会社のフランス語(全て解りません。汗)によるツアーに参加。トゥールから日帰りでシュノンソゥ、アンボワーズ城そしてレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の家となったル・クロ・リュセを訪れます。
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*シュノンソゥー城*同じくシュノンソゥー城。脇にあるフランス式庭園から。庭園にはかつての2代目の女城主、ディアーヌ(アンリ2世の愛妾)と3代目のカトリーヌ(アンリ2世の正妻)の名が。15世紀から建築が始まったお城は3つの建物からなりゴシックを母体にイタリアン装飾され、シェール川に浮かぶように建てられている為、船のようにもとらわれます。
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*使用人たちの食堂*厨房とその脇にある配膳室などです。このお城は第一次世界大戦中に病院として使用された為、ルネッサンス様式だった厨房も近年の設備に配置されました。
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*アンボワーズの街並*トゥールの隣町にあたるアンボワーズの町並みです。おもちゃの様なお家が綺麗に並んで建つ旧市街は見ていて飽きない可愛らしい小さな町。
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*アンボワーズ城*ロワール川を脇に見下ろせるように建てられた15世紀末のお城。かのレオナルド・ダ・ヴィンチが埋葬されています。実はお城はこちら側からの眺めよりも対岸からの前景を望む方のがはるかに素敵に見えます。城内部を見学しようとするとこちら側からの入場になります。古城が大好きな私ですが、やはり、お城はその中よりも、遠くから眺めている方のが、ずっと美しく幻想的で素敵に見る事が出来ます。きっと、そう同じように思われる方もいらっしゃるかな?
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*レ・クロ・リュセ*レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の家。アンポワーズからわずか数分走ると、ダヴィンチが晩年暮らし、没した家が博物館となって公開されています。イタリアからフランソワ一世に招かれ、この地へやって来た彼は、その才能を後世に残す為、教育に育みます。内部に展示されている発明した機械、飛行機、船等の設計図の再現・デッサンに心躍らされます。
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*居間の窓から・・*画家・建築家・科学者・・あらゆる才能に長け、多くの作品を残したその芸術家は、晩年、この窓からの景色を眺めながら、何を考え、何を感じていたのでしょう。明るい中庭が見える窓辺で、フトそんな事を考えてしまった私でした。
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*空飛ぶ・・*こちらはIBMがダ・ヴィンチの残した設計図を基に再現したプロペラ部分。パークになっていて子供たちが遊んでいます。そういえば、以前のANAの飛行機の尾翼に、このマークがペイントされていたのをご存知の方も多いのでは?
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*こちらもプロペラ*青々と茂る葉の間からプロペラの形をした実を持つ、ヨーロッパカエデ(メープル)。堅く丈夫で年輪の幅が狭い木材は、ギター、ヴァイオリン、ビオラ、チェロなど弦楽器の胴体の裏と側板に使われてきたようです。さて、プロペラ状の種のついた葉が2枚に別れると、風に吹かれクルクルと円を描きながら舞い降りてきます。でも、まだ夏なので、それは秋になって茶褐色になってからのお話。早速、半分に千切って、上空に投げてみました。やっぱり、ゆっくりと踊りながら降りてクルクル〜。たのしい〜♪
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*ショーモン・スール・ロワール城*この日は、友人の車で別のお城に観光です。先日行ったアンポワーズを更に東に走り、まずはショーモン城から。川沿いから眺める姿もひとしおながら、私たちは入り口を目指し、小高い丘を登り、広い緑の庭園を抜けました。すると開けた視界から見事な古城が見えてきます。16世紀、軍事目的で建てられたとは思えないほど、私には可愛いお城に写ります。
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*ブロワ城*ロワール川をまたまた東へ走ると川の対岸に綺麗に整理された街が見えてきました。丘の斜面に建つ家々や教会、まるでビックベンを思わせるような高い塔、そして高台にはブロワ城です。
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*ルイ12世のシンボルマーク*この時代歴代の王は動物や鳥等のシンボルマークを持っていました。それはありとあらゆる所で多く目にする事ができます。こちらは3つの翼から成るお城はそれぞれ、名前が付いておりこちらはその内のひとつルイ12世の棟。シンボルはハリネズミです。他アンリ3世、フランソワ1世(火トカゲ)の棟があります。
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*シャンポール城*待ってました。数あるお城の中でも最高傑作と言われているフランス・ルネッサンスの壮大なお城です。私にとって、特別な貴重な経験のある忘れられないお城。そのお話の内のひとつは、次のお写真で♪
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*シャンポール城屋上テラス*私たちは夜再びこのお城を訪れます。はるか遠くの森の中に見えるそのお城は夜の照明で建物全体が照らし出され、徐々に近づいてきます。壮大な樹海は夜は電灯が全くなくなり、辺りは満天の星で天の川がはっきりとわかる状態です。その森の暗闇は一人では恐ろしい程です。その美しい城の光景と恐ろしい程の暗闇は非現実的すぎ、紙一重の美しさと恐怖が入り交じった天国と地獄の境目のいるような感覚で、言葉に現すことが出来ません。しばし友人とたたずんでいましたが、その美しさに恐くなり自ら”帰ろう”と言い出したくらいでした。私が今までの人生で経験した事のない貴重な体験でした。
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*5500ヘクタールの森*実は、シャンポール城は狩猟から生まれました。周囲33KMの囲い池、森には猪、鹿等の野生動物が住み、現在、保護地域となっています。ルイ12世の後を継いだフランソワ1世は、長い間、伝説の神々や王の賛同により造られた狩猟の為の、豪奢で詩的な待ち合わせ場所を追い求めます。建築に熱中する王子の為にすぐさまに着工が始まります。それまでのゴシック式であった15世紀のフランス形態と古典的なイタリア形態との融合。中央に位置する、上下にある2重の螺旋階段は、昇り降りする貴族がお互いの顔を合わせる事なく、通過できるよう工夫がされており、こちらはダ・ヴィンチの計画案ではなかったかと言われています。そんな条件の良いお城ですから、数々の王様たちは夜の密会にも度々ご使用されますよね♪
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*アゼー・ル・リドーの窓から*うっすらと暗いお城内部からは、明るい光りと済んだ青空が眩しく、平和を感じます。
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*アゼー・ル・リドー城*こちらは私が最も好きな形の、華奢で繊細な美しい形を残すお城。しかし、こちらも現実は悲惨な戦いの歴史を残します。15世紀、村は、裏切りにより、パリと国王シャルル6世を捕えていたイギリス・ブルゴーニュ側にたっています。この時、シャルル王太子は悲劇的に攻められた国を軍隊を引き連れ、諸地方を制していきます。やがて一行は、このアゼーに立ち寄ります。しかし要塞と化したこの城の異変に気が付いた王太子は、一気に巡回路から攻めてきた隊列を止め、奪取しました。イギリス・ブルターニュ側に同盟した兵士全員(約350人)は縛り首にされ、村と街は焼かれました。
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*ユッセ城*シャルル・ペローの童話、有名な”眠れぬ森の美女”の舞台となったお城です。緑に囲まれアンドル川の側に建つ美しい小鐘塔の石落としで囲まれたこのお城は、現在もブラカス伯爵の子孫が所有しています。
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*ユッセ城の部屋*サロンや寝室では、当時の衣装を着た貴婦人や貴族たちの人形が、想像をリアルにさせてくれます。
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*シノン城*ジャンヌ・ダルクゆかりのお城。残念な事に他の城のように当時の華やかさを残っていない為、やや淋しさを感じるかも知れません。15世紀、百年戦争のさなか、ある一人の少女が神のお告げを聞いて立ち上がります。この時シャルル7世は彼女の力試しの為にこの城に呼び、王座に替え玉を用意し、自分は人々に紛れ待ち構えます。所が、入室してきたダルクが真っ先に歩み寄ったのは、王座にいるニセの王ではなく、変装して人々の影から様子をみていた本物のシャルル7世のもとに跪いたと言われています。
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*シノン城の砦から*ヴィエンヌ川(ロワール川の支流にあたります)を眼下に。
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この旅行記へのコメント (1)
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- パパスさん 2005/12/08 08:54:47
- 綺麗ですね!
- マリリンさん、はじめまして。
フランスの古城、天気が良くて最高に綺麗ですね!!
青空に古城が映えて何とロマンチックな事でしょう。
パパスが行った時は残念ながら天気が悪く、マリリンさんが羨ましいです。
パパスもヨーロッパの古城は大好きです。
学生時代からヨーロッパを放浪し古城を見て廻りましたが、マリリンさんの言われる通り、お城の中に入るよりは遠くから眺めている方がパパスも好きです。
ほんと、幻想的で素敵ですね!
でも中に入るとガッカリする事も...。
また素敵な旅行記、拝見させて下さい。
パパス。
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