2003/07/11 - 2003/07/11
76位(同エリア88件中)
まみさん
7/11(金)リンツへ移動(鉄道で約2時間)&午後リンツ半日観光
【旅程抜粋】
市内観光:中央広場、都市聖堂区教会、リンツ・シティエクスプレス号で市内観光、旧大聖堂、アルス・エレクトロニカ・センター、LENTOS近現代美術館、新大聖堂
15日間のオーストリア周遊の旅程を立てるとき、ウィーンとザルツブルグを結ぶ都市として、当初、リンツを入れました。しかし、調べれば調べるほどザルツブルグに見どころが多くて、リンツに一日割くかどうか、ずいぶん迷ってしまいました。とはいえ、博物館好きなのでいくらウィーンやザルツブルグにじっくり滞在するにしても、自分の中では、今回の旅行は、一応、オーストリア周遊のつもりでしたし、新しい都市を一つでも多く知ることも楽しみですので、訪問する都市の数をこれ以上減らすのも躊躇しました。それに、ウィーンとザルツブルグの間にリンツを入れ、そこで一泊することで、移動日の移動時間が半分ずつになります。そうすれば、到着日も観光する時間が十分割けるでしょう。結局、リンツはそのまま旅程に残しました。
もちろん、「地球の歩き方」で、リンツは「見どころが多い」とあったのもポイントです。でなければ、いくらウィーンとザルツブルグを結ぶ線上にあって好都合だとか、訪問都市を増やしたいといっても、最初から考慮に入れたりしません。それに、「歩き方」を読んで、アルス・エレクトロニカ・センターに惹かれました。リンツ城の方は、到着日の半日しか観光に時間を割かない予定なので、おそらく行く時間はないでしょう。最初から対象外にしました。
リンツのホテルは、日本から予約はしていきませんでした(ウィーンとザルツブルグは予約していきました)。観光案内所にホテル・リストをもらって自分で探したり、紹介してもらうことも考えましたが、どうやらリンツの駅前にibisホテルがあるようです。このチェーン・ホテルは、2001年度と2002年度のドイツ旅行でも何度か利用しました。サービスもよく快適で、部屋もきれいで機能的でした。値段も、それなりの快適さ・便利さを求めるのであれば妥当と思われるレベルです。チェーン・ホテルらしく部屋ごとの当たり外れもなさそうですし、なによりも駅前にあるというのが助かります。観光案内所のある旧市街まではトラム(路面電車)利用になりそうなので、観光案内所を頼りにするのであれば、スーツケースを駅のコインロッカーに預けて、ホテルにチェックインした後に取りに戻るということをしなければなりません。たった1泊なのですから、翌日の出発のためにもホテルが駅の近くの方が便利ですし、リンツの観光は本日の半日しか当てられないので、ホテル探しに時間をかけたくありませんでした。また、ドイツでの経験から、ibisホテルの宿泊客は、ホテルカードで市内公共交通機関の乗り放題のはずです。それもなかなか美味しいサービスです。というわけで、ibisホテルで飛び入りで部屋を取ることにしました。
(写真は、リンツの教区教会(Pharrkirche)です。ドナウ川に架かる橋の上から撮影しました。玉ネギ型屋根にパステルカラー。いかにもオーストリアらしいバロック教会だなぁと思いました。もっとも、同種の教会は、以前の旅行で、ドイツ・バイエルン州の田舎でも見かけました。)
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もっとも、ibisホテルに決めたとはいえ、飛び入りで部屋が取れるか、という心配は、若干なくはありませんでした。7月といえばハイ・シーズンです。しかし、ヨーロッパは日本などと違って、観光都市は、飛び入りで部屋を取る旅行者を見込んだ収容力があると聞きます(なにかイベントがあったりしない限り)。ホテルは別にibisしかないわけではありません。それに、「地球の歩き方」の地図には載っていませんでしたが、駅前にはibisの他にもBahnhof Hotelというのがありました。どちらでもよかったのですが、当初決めたとおりibisにしました。
ibisホテルのスタッフは、レセプションの人を含めて、赤っぽいTシャツのような制服です。なんだかマクドナルドの店員みたいだなぁ、と思ってしまいました。部屋は拍子抜けるほどあっさり取れました。1泊シングル56ユーロです。その昔、12年前にヨーロッパを回ったときは、まだ社会人なりたてということもあって、駅前のホテルというのは私には高すぎて、はじめから考慮外にしていました。ペンションやゲストルームにしか宿を取りませんでした。今は、平気になってしまいました。というより、一度、お金を引き替えに得られる快適さを知り、それに慣れてしまったので、なかなか手放せなくなった、と言うべきかもしれません。
余談ですが、結果的に、今回の2003年度夏のオーストリア旅行のうち、事前にホテルを予約していなかったリンツとグラーツでは、両方ともibisホテルに飛び込みで部屋をとって宿泊しました。
(写真は、リンツのibisホテルの中から撮ったものです。正確には、部屋のあるフロアのエレベーターホールから撮りました。ホテルはガラス張りの建物で、正面玄関付近が透けて見下ろせました。レセプションと、ホテルの正面の外が見えています。実は、結果的にはあんまり目立っていませんが、真ん中に写る黄色く色づいた木が透けたガラスの向こうに見える様子に惹かれて、カメラを構えました。近くで見たら、黄色いのは葉ではなく、実のような花のようなものの色でした。) -
★Hauptplatz(中央広場)
ホテルにチェックインした後、すぐさまトラム(路面電車)で、まずは中央広場へ向かいました。広場付近は、たくさんの花でとても美しく飾られていました。広場の中央には、ウィーンのグラーベン通りやウィーンの森のハイリゲンクロイツ教会でも見かけたような、雲がモコモコのバロック様式のペスト柱がありました。
中央広場には観光案内所があります(2003年当時)。ホテルはもう決めてしまったし、行きたいところはだいたい決まっているので特に用はなかったのですが、もしかしたら私が知らない有益な情報や、興味をひかれるパンフレット・ちらしの類があるかもしれないと思い、念のために寄ってみました。
しかし、それで正解でした。おかげで、日本の観光局やホテルのレセプションでもらっておいた地図の一部が古いことを知りました。リンツで二番目当てのノイエ・ギャラリー(近現代美術館)が、新しくできたLENTOS美術館として、場所も移動していたのです。おそらくどちらか一方しか行けないだろうから、どちらに行くべきか迷っていたので、ちょうどよかったです。それに、今はないノイエ・ギャラリーの方へ足を運んでいたら、時間の無駄になるところでした。
また、今晩、なにか楽しめるナイトライフがないか聞いてみたところ、ミュージックパビリオン(Musikpavilion)でTanzorchesterがあるとの情報も得られました。どういう公演か尋ねてみたところ、スタッフの方は英語でうまく説明できませんでしたが、字面から、Tanz(ダンス)+Orchester(オーケストラ)でなんとなく想像はつき、興味が沸きました。
もっとも、結果的には、ゆっくりとレストランで夕食を楽しむか、コンサートに行くかを天秤にかけ、花より団子をとりました。ウィーンではナイトライフを堪能した代わりに夜更かしの連続もあり、少し観光疲れがたまっていたので、夜はホテルでゆっくりしたくなったせいもあります。
(写真は、リンツの中央広場です。後述のリンツ・シティエキスプレス号と路上チェスを楽しむおじさんたちをファインダーに収めました。) -
写真は、リンツの中央広場のペスト柱です。バロック様式のモチーフに使われる天上に浮かぶ雲のモコモコ感が、なんともいえません。ウィーンでこの手のデザインの柱を初めて見かけたときには気持ち悪いと思ったくらいですが、さすがに3度目ともなれば、慣れました
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★Linz City Express(リンツ・シティエクスプレス号)でStadtrundfahrt(市内観光)
いわゆる定期市内観光バスです。走行中にオーディオ・ガイドが流れます。リンツの旧市街はそれほど広くないので、ある程度絞れば、市内観光は半日でも自力で十分回れると思いました。しかし、このバスの所要時間は30分程度ですし、てっとり早く街を知るにはちょうどよいと思いました。なにしろ、このカンカン照りの暑さのもとでは、あまり精力的に歩き回れそうにありませんでした。それに、黄色い蒸気機関車もどきの、遊園地の乗り物のような可愛い外観も気に入りました。
英語専用車の出発は13時でしたので、それまでの待ち時間30分ほどは、中央広場近辺の教会を見て回りました。13時に、数名を乗せてバスは走り出しました。ゴトゴトゆれながら、スピードは自転車並みです。オーディオ・ガイドはヒアリングしづらかったですが、それでも一人で回るよりは、リンツの歴史と見どころをてっとり早く知ることができました。旧市街にはあちこちに教会が散在していますし、一人だったら外したろうと思われる古い家々が残っている区画も覗くことができました。パステルカラーのバロック様式の昔の貴族の館のような洒落た建物が並ぶ区画でした。ああ、なんとなくオーストリアらしい街並みだなぁ、と満足できました。
ただし、車内はクーラーがありません。密室ではないのですが、ガラス窓は開かないので風はあまり吹き込まず、日差しだけが容赦なく差し込んできて、うだるような暑さでした。照り焼きにされている気分でした。30分はちょうど良い長さでしたが、反対に真夏は30分が限度ともいえましょう。
(写真のリンツ・エキスプレス号は、中央広場で撮りました。奥の車が英語専用車でした。) -
リンツで一番の目当てのアルス・エレクトロニカに行く前に、いくつか教会を回りました。また、その後にLENTOS美術館を鑑賞後も、教会を結ぶようにして街歩きをし、中に入れる教会は中に入って見学しました。訪れた主な教会は、Stadtpharrkirche(都市聖堂区教会)、Alter Dom(旧大聖堂)、Karmeltienkirche(カルメル派教会)、Neuer Dom(新大聖堂)です。外見は、パステルカラーの可愛いらしい教会ばかりで、同じくパステルカラーのオーストリアン・バロックらしい街並みと、とても似合ってよくとけ込んでいました。
リンツには大聖堂が2つあります。旧大聖堂の方が歴史は古いので「旧」なのですが、20世紀に建て直されたので、旧大聖堂の方が新大聖堂に見えました。どちらもリンツ・シティエキスプレス号で前を通り、簡単な案内を聞きました。だからこそ、興味が惹かれて足を運んだといえます。
これらの教会では、南ドイツ・バイエルンにあるフュッセン(この町を起点にノインシュヴァンシュタイン城を訪れることができます)の教会を思い起こさせる、ロココ様式まじりのドイツ・バロック様式を堪能することができました。ロココ様式では、とりわけ、ストゥッコ(化粧漆喰)装飾が注目の的です。そしてその、天国を思わせる、というよりは、宮殿のような乙女チックな内装は、私のお気に入りです。
(写真は、LENTOS美術館(近現代美術館)に向かう前に撮った、ドナウ川対岸の景色です。あいにく、リンツで廻った教会の写真はほとんど撮っていないため、この写真を代わりとしました。観光した順としては、LENTOS美術館の前に、次のアルス・エレクトロニカ・センターが先です。アルス・エレクトロニカ・センターは、ファインダーの中心にとらえた教会の向こう側にあります。) -
★Ars Electronica Center(アルス・エレクトロニカ・センター)
「地球の歩き方」に、「最新のハイテク技術を駆使した体験型ミュージーアムで、この分野では世界の注目を浴びている」と紹介されているところです。リンツ観光の中で一番期待していましたが、それだけに、一番期待を裏切られてしまいました。ただし、私の方に、この手のセンターを楽しむ下地がなかったのが原因です。見学者に子供が多かったのですが、子供と一緒になって童心に返ることはできませんでしたし、ドイツ語の展示の説明はわからないので興味が半減してしまいました。セクションごとにいる係員はとても丁寧に説明してくれましたが、最先端テクノロジーを日本語で説明されても難しいのに、英語ではますます無理でした。
インターネット体験コーナーもありました。そこのパソコンは、日本語は入力できませんが、日本語表示はできるので、日本にいる友人・知人に英語で近況メールを書きまくるのに、つい夢中になってしまいました。しかし、日本にいて自分の家でもインターネットもメールもできるのに、わざわざ観光の最中に夢中になってやることでもないなぁ、と我に返ると、なんだか急にむなしくなってしまい、次のLENTOS美術館にいくために見切りをつけ、全部見学し終わる前に出てきてしまいました。
後から「歩き方」をもう一度読んだら、お薦めポイントを全て外していたことがわかりました。そのうち2つばかりは、並んでいて時間がかかりそうだったので納得づくで見過ごしたのですが、海外に行ったからといって、私は私、ふだん興味を惹かれないこの手のセンターに、海外旅行中という非日常の最中だからといって、いきなり興味を惹かれるようになるものではない、ということを改めて思い知りました。
(写真は、アルス・エレクトロニカ・センターの最上階のインターネット・カフェのようなコーナーです。いまとなってはなかなかなつかしい機種のパソコンが並んでいます。このフロアはこのようにほぼガラス張りで外の様子がよく見えたので、窓の外のドナウ川とリンツ城をカメラに収めてみました。真ん中に写るシンプルな箱形の建物が、リンツ城です。城内はオーバーエスタライヒ州立博物館となっています。先史時代からの遺物、絵画など諸部門に分かれますが、民族部門、鉄道博物館などが注目だそうです。アルス・エレクトロニカ・センターに惹かれなければ、おそらくこちらの博物館の方に目をつけていただろうと思うと残念ですが、旅はそのようにみんな選択の結果ですから、言っても仕方がないことですね。ただ、リンツに再訪することがあるとしたら、今度こそ第一目的はリンツ城になると思います。) -
★LENTOS Kunstmuseum(近現代美術館)
美術館にいると落ち着きます。海外旅行といえば、美術館巡りをメインとする観光を重ねてきた私ですので、ちゃんと観光をしているな、と思えるのです。その観光スタイルも行き先によってもちろん変わりますが、この日は、一番楽しみにしていたアルス・エレクトロニカ・センターでは充実した時間を過ごせたとは言えなかったので、余計にそう感じたのでしょう。
LENTOS美術館は、現代美術館らしく、空間はゆったりととられており、それに負けないようなサイズの大きな絵が多かったです。なので、建物が巨大なわりには、早く見終わりました。展示作品の画家は半分以上知らない人ばかりでしたが、好みの絵とたくさん出会うことができました。ただ、リンツ観光のための下調べをしたときに、この美術館の前身のノイエ・ギャラリーでアルフレート・クビーンというオーストリア幻想画家の絵が見られると楽しみにしていたのですが、彼の作品は見あたりませんでした。鑑賞時間は約1時間でした。
ギフトショップで、美術館オリジナルのTシャツを買いました。胸元に格子模様が入っていて、一見、美術館のオリジナルTシャツには見えないですが、なかなかお洒落なデザインで気に入っています。
(LENTOS美術館の中からドナウ川を望む写真を撮りました。斜めに射し込む夕陽がドナウ川の水面と美術館のガラス張りの天井に反射するのをうまく写真に収められたら面白いだろうと思いました。真ん中に写っているのは、ドナウ川下りの遊覧船発着の桟橋です。夕方なので、遊覧船の姿はありません。)
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