1970/08 - 1970/08
35118位(同エリア37086件中)
片瀬貴文さん
「社会のどのレベルにおさまっても、それなりに幸福がある」との考え方の背景には、すべての職種に上下はないと考える社会風土があるようだ。
お互い職業を重んじ合い、同時に各自が自分の職種に誇りを持つという、社会の気風が感じられる。
さらに、社会保障制度、すなわち税金配分の発達もある。
学校での給食費や、夏期学級への参加費は、家庭の収入や子供の数によりランク分けされ、どの子供も貧富の差なく平等にサービスを受けられるように工夫されている。
ただし所得格差は大幅で、税金面でも所得税率が低く、感覚的にも貧富の差は大きい。
だがその割に不満感が少ないのである。
所得税が低い分、20%に近い付加価値税率(消費税)は、より公平な税制として評価されている。
消費税はあらゆる取引に付いてきて、わが国のような例外の少ないところが良い。
我国給与所得者の所得税天引は納税感に乏しく、社会や政治に対する参画意識を育みにくい欠点がある。
また自家営業者の脱税などによる不正義を、忘れさせがちだ。
消費面でも、所得が少ないならば、少ない消費で満足出来る構造がある。
例えば、バカンスにかける費用は通常一か月の給与程度と言われるが、安上がりのオートキャンプから高級リゾートホテル生活に至るまで、費用面での選択の幅は大きい。
費用の多寡にかかわらず、それぞれの楽しみ方があって、いずれが良いかの価値観は固定していない。
ほかの人のやっていることを羨む気風が少ないのである。
選ぶ車の値段は月給の3倍が標準と言われる自家用車でも、実用面が重視されてステータスシンボル的な性格が薄い。
自分の所得レベルに合わせて車を買い、それで満足している。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
0